三菱総研DCS

三菱総研DCS株式会社
Mitsubishi Research Institute DCS Co.,Ltd.
品川シーサイドウエストタワー
種類 株式会社
市場情報
東証1部 9645
2001年 - 2004年12月
略称 DCS
本社所在地 140-8506
東京都品川区東品川4-12-2
品川シーサイドウエストタワー
設立 1970年7月10日
業種 情報・通信業
法人番号 1010701016549 ウィキデータを編集
事業内容 ソフトウェア開発とコンサルティング
各種事務計算等情報処理サービス
アウトソーシングサービス
情報通信サービス・データサービス
コンピュータシステムの販売
コンピュータ要員の教育・研修業務
代表者 亀田 浩樹(代表取締役社長)
資本金 60億5935万円
売上高 連結:731億円
単体:666億円
(2023年9月期)
従業員数 連結:2,996名
単体:2,297名
(2023年9月現在)
決算期 9月30日
主要株主 三菱総合研究所 80%
三菱UFJフィナンシャル・グループ 20%
主要子会社 (株)MDビジネスパートナー
東北ディーシーエス(株)
MRIバリューコンサルティング・アンド・ソリューションズ(株)
(株)ユービーエス
(株)アイ・ティー・ワン
迪希思信息技術(上海)有限公司
MRIDCS Americas, Inc.
外部リンク https://www.dcs.co.jp/
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三菱総研DCS株式会社(みつびしそうけんディーシーエス、Mitsubishi Research Institute DCS Co.,Ltd.)は、三菱総合研究所及び三菱UFJフィナンシャル・グループを株主とするシステムインテグレーターユーザー系)。通称DCS

概要[編集]

三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)のコンピュータ受託計算部門を母体に分離独立したユーザー系システムインテグレーターである。 2007年にダイヤモンドコンピューターサービスから社名変更した。

三菱UFJフィナンシャル・グループの関連企業への事業展開のほか、2000社40万人の実績を持つ給与計算アウトソーシングサービスや、子会社のMRIバリューコンサルティング・アンド・ソリューションズによるERP導入支援サービスなど、一般企業向けに経理財務(F&A)業務を中心としたソリューションを提供している。 また、日本初のSWIFTサービスビューロ(国際銀行間通信協会接続サービス)を設立するなど、地方銀行を始めとする金融機関向けサービスを強みとしている。

1993年に東京証券取引所市場第二部へ上場(2001年に第一部へ市場変更)していたが、2004年に三菱東京フィナンシャル・グループ(現・三菱UFJフィナンシャル・グループ)による完全子会社化、三菱総合研究所の資本参加を受け上場廃止、現在は三菱総合研究所の連結子会社である。主要株主2社に三菱UFJリサーチ&コンサルティングを加えた4社提携により、コンサルティング力の強化を図るとともに事業を拡大している。

三菱総合研究所グループに入ってからは関連子会社の合併やコーポレート業務の共通化[1]などの業務効率化を進めている。

成立の経緯や資本構成の関係から、役員や役職者に三菱UFJ銀行出身者が少なくない。

沿革[編集]

  • 1970年 - 三菱銀行のコンピュータ受託計算部門からダイヤモンドコンピューターサービス株式会社として分離独立
  • 1984年 - VAN事業者として郵政省に届出
    • 日本システムクリエート株式会社(現・株式会社Minoriソリューションズ)に資本参加
  • 1988年 - システムインテグレータ(システムサービス企業)として通商産業省に登録
  • 1991年 - システムインテグレータ(システムサービス企業)として通商産業省より認定
  • 1993年 - 東京証券取引所市場第二部上場(証券コード:9645)
  • 1997年 - 株式会社コムネスと合併
  • 1999年 - 富士ソフトABC(現・富士ソフト)と合弁でダイヤモンド富士ソフト株式会社(現・MRIバリューコンサルティング・アンド・ソリューションズ株式会社)を設立
  • 2001年 - NTTデータ、米国ファーストデータ[2]ディーシーカード(現・三菱UFJニコス)と合弁で日本カードプロセシング株式会社を設立
    • 東京証券取引所市場第一部上場
  • 2003年 - 日本初のSWIFTサービスビューロ(国際銀行間通信協会接続サービス)設立
  • 2004年 - 三菱東京フィナンシャル・グループ(現・三菱UFJフィナンシャル・グループ)により完全子会社化(上場廃止)
  • 2005年 - 資本構成変更により三菱総合研究所の連結対象会社化
  • 2006年 - エム・アール・アイ システムズ株式会社(現・エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ)の一部事業を吸収
  • 2007年 - 三菱総研DCS株式会社に社名変更
    • 三菱総合研究所、NTTデータと共同でエムアールシー情報システム株式会社(三菱レイヨンの連結子会社)に資本参加
  • 2009年 - 三菱総合研究所、三菱電機インフォメーションシステムズと合弁でMRIバリューコンサルティング株式会社(三菱総合研究所の連結子会社)を設立
  • 2010年 - 株式会社ユービーエス(ユニ・チャームの関連会社)に資本参加し、連結子会社化[3]
    • ダイヤモンド富士ソフトを会社分割し、一部事業をMRVソリューションズ株式会社として完全子会社化(富士ソフトとの合弁事業を解消)[4]
    • MRVソリューションズがMRIバリューコンサルティングを吸収合併しMRIバリューコンサルティング・アンド・ソリューションズに社名変更[5]
    • 株式会社オプト・ジャパンに資本参加し、連結子会社化[6]
  • 2011年 - 株式会社アイ・ティー・ワンに資本参加し子会社化[7]
    • 子会社のディー・シー・オペレーションズをMDビジネスパートナーに社名変更[8]
    • 江東区木場に東京ビジネスセンターを設置[9]
    • 子会社整理として休眠状態であったディーシーエスビジネスパートナーを吸収合併[8]
  • 2012年 - MDビジネスパートナーが三菱総合研究所子会社のMRIスタッフサービスを吸収合併[8]
    • 迪希思信息技術(上海)有限公司を設立
  • 2014年 - MRIDCS Americas, Inc.を設立
  • 2016年 - HRソリューションDCS株式会社を設立
  • 2018年 - 株式会社オプト・ジャパンを吸収合併
  • 2021年 - HRソリューションDCS株式会社を吸収合併

提携会社[編集]

子会社・関連会社[編集]

  • MDビジネスパートナー
  • 東北ディーシーエス
  • MRIバリューコンサルティング・アンド・ソリューションズ
  • ユービーエス
  • アイ・ティー・ワン
  • 迪希思信息技術(上海)有限公司
  • MRIDCS Americas, Inc.

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 平成24年4月1日付 役員・部長人事異動と機構改革および子会社役員人事異動を実施
  2. ^ 同社は毎年、クレジットカードなどの数兆ドルの決済処理を手掛けている。JPモルガン・チェース元上級幹部のフランク・ビシグナノ氏が2013年に最高経営責任者に就任していた。
    ウォールストリート・ジャーナル 米電子決済処理大手ファーストデータ、IPOを申請 2015年7月21日 16:41 JST
  3. ^ 三菱総研DCS ビジネスプロセスアウトソーシング事業を拡大 ~ユニ・チャームグループのシェアードサービス会社への出資について~
  4. ^ 合弁事業の組織再編に関するお知らせ
  5. ^ ERP連結子会社の合併について
  6. ^ 三菱総研DCS、オプト・ジャパン 学校法人向けビジネス拡大に向けた資本提携について
  7. ^ 三菱総研DCS、アイ・ティー・ワン システム基盤構築技術強化に向けた資本提携について
  8. ^ a b c 事務関連ビジネスの強化に向けたグループ会社再編について
  9. ^ BPO事業の拠点「東京ビジネスセンター」の新設について