七尾和晃

七尾 和晃(ななお かずあき)は、日本ジャーナリストノンフィクション作家ルポライター覆面作家[1]

人物[編集]

1974年昭和49年)[2]12月27日ニューヨーク市クィーンズ区生まれ[3]英字新聞記者や業界紙記者、週刊新潮記者などを経て、2004年に独立してフリーとなる[3][4]。記者時代には産業政策担当として経済産業省をはじめ、国土交通省厚生労働省総務省外務省環境省内閣府などを取材する[3]。特に、第二次臨時行政調査会橋本行革での中央省庁再編に伴う、政策決定過程における官僚の心理的動態の変化に着目[5]。忘れられゆく近代史の現場に赴き、「訊くのではなく聞こえる瞬間を待つ」姿勢で踏査ノンフィクションにまとめる手法で、海外と日本を往来しながら学際的なフィールドワークを行った[5]

公式ホームページ[編集]

著書[編集]

  • 『堤義明闇の帝国 : 西武グループの総帥はいかにして失墜したか』光文社 2005 ISBN 4334974740 
  • 『銀座の怪人』講談社 2006 (講談社biz) ISBN 4062820145
  • 『闇市の帝王 : 王長徳と封印された「戦後」』草思社 2007 ISBN 9784794215567
  • 『総理の乳母 : 安倍晋三の隠された原風景』創言社 2007 ISBN 9784881465714
  • 『炭鉱太郎がきた道 : 地下に眠る近代日本の記憶』草思社 2009 ISBN 978-4-7942-1699-1
  • 『沖縄戦と民間人収容所 : 失われる記憶のルポルタージュ』原書房 2010 ISBN 978-4-562-04661-4
  • 『原発官僚 : 漂流する亡国行政』草思社 2011 ISBN 9784794218384
  • 『闇市の帝王』草思社 2011 (草思社文庫) ISBN 9784794218445
  • 『「幻の街道」をゆく』東海教育研究所 2012 ISBN 9784486037446
  • 『琉球検事 : 封印された証言』東洋経済新報社 2012 ISBN 978-4-492-22326-0
  • 『堤義明闇の帝国』草思社 2014 (草思社文庫) ISBN 978-4-7942-2056-1
  • 『世紀の贋作画商:「銀座の怪人」と三越事件、松本清張、そしてFBI』草思社 2014 (草思社文庫) ISBN 978-4-7942-2031-8
  • 『虚業 : 小池隆一が語る企業の闇と政治の呪縛』七つ森書館 2014 ISBN 978-4-8228-1416-8
  • 『安倍晋三の乳母はなぜ消えたのか : 彼女が私に語った安倍家のすべて』徳間書店 2015 ISBN 978-4-19-864064-4
  • 『天皇を救った男 笠井重治』東洋経済新報社 2018 ISBN 978-4492062104

他、記事多数。

脚注[編集]

  1. ^ 『『安倍晋三の乳母はなぜ消えたのか : 彼女が私に語った安倍家のすべて』徳間書店 2015 ISBN 978-4-19-864064-4
  2. ^ 『琉球検事 : 封印された証言』東洋経済新報社 2012 ISBN 978-4-492-22326-0
  3. ^ a b c 著者プロフィール(『堤義明闇の帝国』草思社 2014 (草思社文庫 ; な2-3) ISBN 978-4-7942-2056-1
  4. ^ 著者プロフィール(『堤義明闇の帝国 : 西武グループの総帥はいかにして失墜したか』光文社 2005 ISBN 4334974740
  5. ^ a b 著者プロフィール(『虚業 : 小池隆一が語る企業の闇と政治の呪縛』七つ森書館 2014 ISBN 978-4-8228-1416-8

関連項目[編集]