ローレンスリアライゼーションハンデキャップ

ローレンスリアライゼーションハンデキャップ
Lawrence Realization Handicap
主催者 ニューヨーク競馬協会
競馬場 ベルモントパーク競馬場
創設 1889年
距離 芝12ハロン
格付け G3(廃止時)
出走条件 サラブレッド3歳
負担重量 ハンデキャップ
テンプレートを表示

ローレンスリアライゼーションハンデキャップLawrence Realization Handicap)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ベルモントパーク競馬場で開催されていた競馬競走である。

概要[編集]

1889年イギリスセントレジャーステークスをモデルとして、ローレンスリアライゼーションステークスLawrence Realization Stakes)の名称でシープスヘッドベイ競馬場に創設された競走である。競走名は考案者のジェイムズ・ローレンスの名に因んでいる。

創設当初はベルモントステークスよりも長いダート13ハロン(約2,615メートル)に制定されており、ウィザーズステークス・ベルモントステークスに続く3歳路線の最終戦にあたるため、多くの強豪が揃う3歳最強馬決定戦の位置付けにあった。なお、1911年1912年1914年1915年は開催が休止されている。

一方で、強い馬が登場した年などには2頭立てのレースになることもあり、マンノウォーが2着馬フードウィンクに100馬身差をつけての圧勝劇を繰り広げたことで知られる1920年の同競走も、2頭立てで行われたものである。マンノウォーと同競走には不思議と縁があり、マンノウォーの父フェアプレイと、マンノウォー産駒のフェアリーマンハースト(Fairy Manhurst)も同競走を優勝しており、親子3代に亘っての制覇を成し遂げている。

施行条件は当初ダート13ハロンであったが、1970年12ハロンに変更された。1994年には斤量もハンデキャップに変更され、競走名もローレンスリアライゼーションハンデキャップに変更された。開催地も度々替わった競走で、1913年ベルモントパーク競馬場に移設されており、時折アケダクト競馬場に移設開催されていた時期も存在した。

長らくアメリカ三冠に次ぐ競走として位置付けられていたが、次第に価値が薄らいでいくことになる。1973年グレード制導入時にはG2に設定されていたが、1989年にはG3に降格している。

2005年、同競走は施行団体のニューヨーク競馬協会が取り組んでいる重賞賞金額の減額案に基づき、競馬番組改正に際して廃止された。

歴代優勝馬[編集]

  • 2005 Taming The Tiger
  • 2004 Gunning For
  • 2003 Kicken Kris
  • 2002 Fisher Pond
  • 2001 Sharp Performance
  • 2000 Ciro
  • 1999 Gritty Sandie
  • 1998 Parade Ground
  • 1997 Renewed
  • 1996 Da Dean
  • 1995 Flitch
  • 1994 Personal Merit