ロイヤル劇場

ロイヤル劇場
Royal Theater
ロイヤル劇場入り口
地図
情報
正式名称 ロイヤル劇場
完成 1977年
開館 1977年12月17日
開館公演007/私を愛したスパイ
ルイス・ギルバート監督)[1]
収容人員 298人
設備 ドルビーサラウンド
35mm映写機
用途 映画上映
運営 岐阜土地興業株式会社
所在地 500-8876
岐阜県岐阜市日ノ出町1-20
柳ヶ瀬ロイヤルビル4F
位置 北緯35度25分6.8秒 東経136度45分33.4秒 / 北緯35.418556度 東経136.759278度 / 35.418556; 136.759278 (ロイヤル劇場)座標: 北緯35度25分6.8秒 東経136度45分33.4秒 / 北緯35.418556度 東経136.759278度 / 35.418556; 136.759278 (ロイヤル劇場)
最寄駅 名鉄岐阜駅
外部リンク http://www.tochiko.co.jp/royal.html
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ロイヤル劇場(ろいやるげきじょう)は、岐阜県岐阜市柳ヶ瀬にある映画館昭和名作シネマのみを600円均一料金で上映する名画座である。

歴史・概要[編集]

1977年昭和52年)、岐阜土地興業が地上4階建ての商業施設ビル「ロイヤルビル」を建設。その最上階に同年12月17日、洋画ロードショー館としてロイヤル劇場が開館した[1]。こけら落としは『007/私を愛したスパイ[1]

元々は大正最後の年となった1926年(大正15年)に設立された「演技座」が最初で、1948年(昭和23年)5月に青雲館と改称[注 1]1955年(昭和30年)11月23日に岐阜東映劇場としてリニューアル[注 1]し、700席(後に477席に減少[注 1])を有する映画館となった。その後ロイヤルビルの建設に伴い、柳ヶ瀬通1丁目の豊富館が「岐阜豊富東映」として1976年(昭和51年)6月19日にリニューアル再開業[3]したが、2002年平成14年)9月13日に閉館している[注 2]

開業当初から洋画を中心としたロードショー館として、同じ岐阜土地興業の「衆楽館」(2006年閉館)「CINEX」(1995年、岐阜東宝・岐阜松竹から改築、再開業)と共に数々のヒット作を上映してきたが、市内及び近郊に相次いで開業したシネマコンプレックスとの競争が激化した結果、2009年(平成21年)秋より「昭和名作シネマ上映会」と銘打ったイベントを開始。以降このイベントを継続して開催しており、岐阜市内の一般向け映画館としては現時点で唯一、DLPによる上映方式を導入していない[4]

「昭和名作シネマ上映会」は、基本的には回毎にテーマを決めての、1本立もしくは2本立による上映を行っている。

ビル1階の入口には昔懐かしい手書き看板がずらっと掲げられている。4階の映画館に行くには、エレベーターは4階まで通じているが、エスカレーターは3階までしかなくその先は反対側の階段となる。

2013年平成25年)7月、石原裕次郎三船敏郎などが出演する『黒部の太陽』を上映した際に最多観客数を記録し、経営母体を同じくするCINEXに会場を移して上映を継続した[5][注 3]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b c 岐阜県の映画館「消えた映画館の記憶」を参照した[1][2]
  2. ^ その後跡地は大衆演劇場「豊富座」を経て、2011年(平成23年)に「ぎふ葵劇場」となったが、2021年令和3年)にCINEXビル7階に移転している。
  3. ^ この時は特別料金(800円)でイベントを開催。

出典[編集]

  1. ^ a b c d 「【全面広告】ヤナガセにニューシアター誕生!! 洋画ロードショウ『ロイヤル劇場』本17日(土)午前10時40分、華麗にオープン!!」『岐阜日日新聞岐阜新聞社、1977年12月17日、5面。2022年5月30日閲覧。
  2. ^ 「岐阜『東映劇場』竣工開館」『キネマ旬報』1956年1月15日号、第137号
  3. ^ 「岐阜豊富東映の開館記念しサイン会」『岐阜日日新聞』岐阜新聞社、1976年6月20日、10面。2022年5月30日閲覧。
  4. ^ “未来をひらく:コロナの先/1 潰すなミニシアター 新たな可能性再認識(その2止)/岐阜”. 中日新聞 (中日新聞社). (2021年1月1日). https://mainichi.jp/articles/20210101/ddl/k21/040/047000c 2022年5月30日閲覧。 
  5. ^ 「黒部の太陽」好評、1週間続映 岐阜 中日新聞 2013年7月6日

外部リンク[編集]