レリエル (Leliel) は、『エノク書』に登場する[1]夜の天使の1人で、[1][2][3]その名は、「神の夜」を意味する[4]。懐妊を司る天使ライラ (Lailah)(ライリエル、ライラヘル)ともされる[2]。『ゾーハル』では出産を見守り、守護する女性的な天使であり、子供が生まれるとその子の運命を予言するという。しかし、ユダヤの伝承では男性的な天使とされることもあり、預言者アブラハムを助けて王たちと戦ったといわれる[4]。また、夜を司ることからしばしば悪魔的な存在とみなされることもある[4]。