ルノー・11

ルノー・11
概要
別名 ルノー・アンコール(アメリカ)
販売期間 1983年 - 1989年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 3ドア/5ドアハッチバック
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン 1,108cc 水冷直列4気筒OHV
1,237cc 水冷直列4気筒OHV
1,397cc 水冷直列4気筒OHV
1,397cc 水冷直列4気筒OHVターボ
1,721cc 水冷直列4気筒SOHC
1,595cc 水冷直列4気筒SOHCディーゼル
変速機 4速MT/5速MT/3速AT
前:マクファーソン・ストラット
後:トレーリングアーム
前:マクファーソン・ストラット
後:トレーリングアーム
車両寸法
ホイールベース 2,485 mm
全長 3,985 mm
全幅 1,660 mm
全高 1,410 mm
車両重量 895 - 900 kg
その他
姉妹車 ルノー・9
系譜
先代 ルノー・14
後継 ルノー・19
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ルノー・11(Renault 11,R11)は、フランスの自動車メーカーであるルノー1983年から1989年まで生産した自動車フランス語では「11」を「オンズ」(: onze)と読む。

概要[編集]

1983年に登場。3ボックス4ドアセダンであるルノー・9のハッチバック版で、9同様ルノー・14の後継車である。

外観デザインはルノー・アライアンスアメリカン・モーターズによる9の北米生産車)と同様の角型4灯ヘッドランプのフロントマスクで登場。1985年に9も同じマスクにフェイスリフトしている。リアはガラスハッチを採用。1986年に9とともにマイナーチェンジ(フェイズ2)して横長ヘッドランプに変わった。

メカニズム面は、9と共有する。エンジン横置きのジアコーサ方式前輪駆動で、サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアがトレーリングアーム+横置きトーションバー。当初のエンジンはOHV1.1/1.4 Lの2種で、1984年にはSOHC1.7 L、1.6 Lディーゼル、そして3ドアには1.4 Lターボ (105 PS) を追加した。1985年には5ドアにもターボを追加。1986年に1.1 Lを1.2 Lに換装したほか、ターボの出力が115 PSにアップしている。

1989年、9とともに生産を終え、ルノー・19が後を継いだ。

なお、1,400ccターボエンジン搭載モデルは、WRCに参戦していた。

アメリカでは1983年(1984年モデルイヤー)からルノー傘下のアメリカン・モーターズ(AMC)にて「ルノー・アンコール(Encore)」の名で、前年にデビューした9ベースの「アライアンス(Alliance)」とともに生産された[1]。1987年はモデルが統合されてアンコールの名が消え「アライアンス・ハッチバック」となったが、AMCがクライスラーに売却された同年限りで生産を終えた。

脚注[編集]

  1. ^ 自動車アーカイヴ Vol.12 80年代のアメリカ車篇. 二玄社. (2005-04-24). p. 185 

参考文献[編集]

関連項目[編集]

ルノー ロードカータイムライン 1980年代-
タイプ 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
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コンパクト トゥインゴ トゥインゴII トゥインゴIII
5/7 シュペール5 クリオI クリオII クリオIII クリオIV クリオV
シンボルI シンボルII
モデュス
カングー カングーII カングーIII
14 9/11 19 メガーヌI メガーヌII メガーヌIII メガーヌIV
フルエンス メガーヌIVセダン
パルス
スカラI スカラII
ミドル 18 21 ラグナI ラグナII ラグナIII
20/30 25 サフラン ヴェルサティス ラティテュード/サフラン
アッパー タリスマン(中国向け)
タリスマン
ミニバン セニックI セニックII セニックIII セニックIV
エスパスI エスパスII エスパスIII エスパスIV エスパスV エスパスVI
クーペ フエゴ アヴァンタイム ラグナクーペ
オープン ウインド
SUV キャプチャー キャプチャーII
カジャー
オーストラル
コレオス コレオスII
アルカナ
ピックアップトラック アラスカン
貨物自動車 マスターI マスターII マスターIII
トラフィックI トラフィックII トラフィックIII
エクスプレス
アルピーヌ/ルノースポール A310 V6 A610 スパイダー A110(2017)