リー・チョンウェイ

リー・チョンウェイ
2013年フランスオープン
基本情報
生年月日 (1982-10-21) 1982年10月21日(41歳)
性別 男性
国籍 マレーシアの旗 マレーシア
身長 174cm
体重 60kg
選手情報
利き腕
種目 男子シングルス
主な戦績
世界ランク(最高) 1位
国際大会オリンピック 3連続準優勝(2008-2016)
BWFスーパーシリーズファイナルズ 優勝(3連覇+1回)(2008年-2010年、2013年)
インドネシア・オープン 6回優勝(3連覇含む)(2007年、2009年-2011年、2013年、2016年)
マレーシア・オープン 12回優勝(7連覇含む)(2004年-2006年、2008年-2014年、2016年、2018年)
獲得メダル
男子 バドミントン
マレーシアの旗 マレーシア
オリンピック
2008 北京 男子シングルス
2012 ロンドン 男子シングルス
2016 リオ 男子シングルス
世界選手権
2005 アナハイム 男子シングルス
2011 ロンドン 男子シングルス
2013 広州 男子シングルス
剥奪 2014 コペンハーゲン 男子シングルス
2015 ジャカルタ 男子シングルス
アジア大会
2006 ドーハ 男子シングルス
2006 ドーハ 男子団体
2010 広州 男子シングルス
2014 仁川 男子シングルス
2014 仁川 男子団体

リー・チョンウェイ李宗偉Lee Chong Wei, 1982年10月21日 - )は、マレーシアの元男子バドミントン選手。身長174cm。北京ロンドンおよびリオオリンピックの銀メダリスト。

経歴[編集]

  • ペラ州バガン・スライ出身。11歳のとき、父親の影響でバドミントンを始め、17歳の時にマレーシアナショナルチームメンバーに選ばれる[1]2003年マレーシア・オープンでメジャーなトーナメントの決勝に初めて進出して準優勝。翌2004年はマレーシア・オープンで初優勝、チャイニーズタイペイ・オープンも制し、アテネオリンピックに出場したが、2回戦(ベスト16)で敗れた。
  • 翌2005年以降もタイトル獲得を重ね、2008年に入ってもBWFスーパーシリーズのマレーシア・オープンとシンガポール・オープンを制し、北京オリンピックでは金メダルの有力候補として出場するが、決勝で林丹にストレートで敗退して銀メダル。この2008年途中から2012年6月途中まで世界ランキング1位(男子シングルス)を維持した。12月にはBWFスーパーシリーズファイナルで優勝。以後2010年まで3連覇を達成。
  • 2010年8月の世界選手権の準々決勝で敗退してから、2011年11月の香港オープンの準決勝で敗退するまで出場した大会ではすべて決勝に進出した。
  • 2012年のロンドンオリンピック決勝では林丹に対し第1ゲームを先取したが、その後逆転を許して2大会連続の銀メダル。
  • 2014年世界選手権では準優勝を決めながら薬物検査で陽性反応が出たため、2015年4月27日に銀メダル剥奪及び遡って8か月の出場停止が課された[2]
  • その後、各タイトルを重ね2016年6月9日に再び、世界ランキング1位となる。
  • 2016年のリオオリンピック決勝でも諶龍にストレート負けを喫し、3大会連続の銀メダル。
  • しかし2018年、がんが発覚。2019年6月13日、引退。

主な成績(シングルス)[編集]

  • 2001年
    • タイ・オープン ベスト4
    • マレーシア・サテライト国際 ベスト4
  • 2002年
    • インド・アジア・サテライト国際 ベスト4
  • 2003年
    • マレーシア・オープン 準優勝
    • オランダ・オープン ベスト4
    • インドサテライト 準優勝
    • マレーシアサテライト 優勝
  • 2004年
    • マレーシア・オープン 優勝
    • アテネオリンピック ベスト16
    • シンガポール・オープン 準優勝
    • 台湾(チャイニーズ・タイペイ)オープン 優勝
  • 2005年
    • ドイツ・オープン ベスト4
    • 全英オープン ベスト4
    • マレーシア・オープン 優勝
    • 世界選手権 ベスト4
    • デンマーク・オープン 優勝
    • 香港オープン ベスト4
  • 2006年
  • 2007年
  • 2008年
  • 2009年
    • マレーシア・オープン(スーパーシリーズ) 優勝
    • 韓国オープン 準優勝
    • 全英オープン 準優勝
    • スイス・オープン 優勝
    • インドネシア・オープン 優勝
    • マレーシア・オープン(グランプリゴールド)優勝
    • 世界選手権 ベスト8
    • マカオ・オープン 優勝
    • 中国マスターズ ベスト4
    • 香港オープン 優勝
    • スーパーシリーズファイナルズ 優勝
  • 2010年
  • 2011年
    • スーパーシリーズファイナルズ 優勝
    • マレーシア・オープン(スーパーシリーズ)優勝
    • 韓国オープン 準優勝
    • 全英オープン 優勝
    • インド・オープン 優勝
    • マレーシア・オープン(グランプリゴールド)優勝
    • インドネシア・オープン 優勝
    • 世界選手権 準優勝
    • ヨネックスオープンジャパン 準優勝
    • デンマーク・オープン 準優勝
    • フランス・オープン 優勝
    • 香港・オープン ベスト4
    • 中国・オープン ベスト4
    • スーパーシリーズファイナルズ ベスト4
  • 2012年
    • 韓国オープン(スーパーシリーズプレミア)優勝
    • マレーシア・オープン(スーパーシリーズ)優勝
    • 全英オープン 準優勝
    • インド・オープン(スーパーシリーズ) 準優勝
    • マレーシア・オープン(グランプリゴールド) 優勝
    • ロンドンオリンピック 準優勝(銀メダル)
    • ヨネックスオープンジャパン(スーパーシリーズ)優勝
    • デンマーク・オープン(スーパーシリーズプレミア)優勝
    • 香港オープン(スーパーシリーズ)準優勝

2018年 12度目のマレーシアオープン優勝 しかし、鼻のがんがみつかりインドネシアオープンの準決勝が事実上の引退試合になってしまった。

2019年6月23日 現役引退 鼻のがんによるもの

人物・プレースタイル[編集]

  • 強力なスマッシュと速いフットワークで確実にポイントを重ねる。着実に世界大会で勝ち星を重ねている。基本に忠実な彼のプレーをお手本にするジュニア選手は非常に多い。
  • 2011年3月11日に日本で発生した東日本大震災の被災者のためにチャリティー・イベントを開催。自身が全英オープンで優勝した時に使用していたラケットをオークションに出品するなどして集めた義援金を寄付している[3]
  • インドネシアのトッププレーヤーであるタウフィック・ヒダヤットと親交が深い。
  • あらゆる大会において類稀な成績を残し続けていたが、オリンピックと世界選手権においては幾度も決勝に進出しながらも引退するまでタイトル獲得には至らなかった。
  • 多民族国家のマレーシアにおいて、彼のオリンピックでの活躍は、マレーシアを一つ(1Malaysia)にしたと言われている。

脚注[編集]

  1. ^ Interview with Lee Chong WeiBadminton-information 2008年5月25日
  2. ^ “Lee Chong Wei: Badminton star given eight-month ban for doping” (英語). BBC Sport (BBC). (2015年4月27日). http://www.bbc.com/sport/0/badminton/32478719 2015年4月27日閲覧。 
  3. ^ リー・チョンウェイが被災した日本へ義援金を寄付ヨネックスバドミントンニュース2011年4月7日

外部リンク[編集]