リーランド・スカラー

リーランド・スカラー
リーランド・スカラー(2017年)
基本情報
出生名 Leland Bruce Sklar
生誕 (1947-05-28) 1947年5月28日(76歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ウィスコンシン州
ジャンル AOR
ジャズ
ロック
フュージョン
職業 ベーシスト
担当楽器 ベース
共同作業者 ザ・セクション

リーランド・スカラー(Leland Sklar, リーランド・スクラーとも、1947年5月28日 - )は、アメリカウィスコンシン州ミルウォーキー出身のベーシスト歌手作曲家。本名は、リーランド・ブルース・スカラー(Leland Bruce Sklar)で、CDなどには「Lee Sklar」として時々クレジットされる。ジェームス・テイラーを始め、数多くのアルバムに参加し、日本でも人気の高いセッションミュージシャンである。髪の毛と髭を伸ばした特徴的なスタイルで有名。

略歴[編集]

ウィスコンシン州に生まれ、幼少期に家族でカリフォルニア州に移り住む。4歳の時にピアノの練習をはじめ、十代前半でベーシストに転向する。カリフォルニア州立大学ノースリッジ校で音楽を専攻している際に、バンドのオーディションを通じてジェームス・テイラーと出会い、以後、コンサートツアーやアルバム製作を通じて活動を共にする。テイラーの音楽性が評価されるとスクラー自身にも注目が集まり、以後、西海岸を中心にスタジオミュージシャンとしての活動に拍車をかけることとなった。特に同じくテイラーをサポートしていたドラマーラス・カンケルギタリストダニー・コーチマーキーボーディストクレイグ・ダーギと結成した「ザ・セクション」は、その演奏力が評判を浴び、音楽業界に大きな影響を与えた。

以後はジャクソン・ブラウンリタ・クーリッジミッシェル・ポルナレフフィル・コリンズホール&オーツなど様々な歌手のセッションに参加し、デヴィッド・フォスターなどのAORから、ビリー・ゴブハムなどのジャズ・フュージョンにいたる幅広いジャンルの音楽を手掛け、また、映画テレビサウンドトラックの録音にも多数参加している。

日本でもジェームス・テイラーや「ザ・セクション」の影響を受けた日本人ミュージシャン、松任谷由実五輪真弓中島みゆき浜田麻里などの作品に参加している。

また1995~1996年の吉田拓郎のツアーやアルバム制作にも参加している。

2007年からはマイク・ポーカロが病気療養離脱したTOTOにツアーメンバーとして同行している。

ローリング・ストーン誌が選んだ「史上最高のベーシスト50選」で第47位に選ばれている[1]

参加作品[編集]

主な映画・テレビのサウンドトラック[編集]

  • Annabelle's Wish — (1997)
  • Black Dog — (1998)
  • Catwalk — (1994)
  • Conspiracy Theory — (1997)
  • Coyote Ugly — (2000)
  • Doctor Detroit
  • Dr. T & the Women — (2000)
  • For Love of the Game — (1999)
  • キューティ・ブロンド — (2001)
  • Message in a Bottle — (1999)
  • Metropolis — (1984)
  • Phantom of the Paradise — (1974)
  • The Postman — (1997)
  • The Prince of Egypt — (1998)
  • Sleepwalkers — (1992)

脚注[編集]

  1. ^ The 50 Greatest Bassists of All Time” (英語). rollingstone.com (2020年7月1日). 2021年12月27日閲覧。