リンカーン弁護士 (テレビドラマ)

リンカーン弁護士
The Lincoln Lawyer
ジャンル 弁護士ドラマ[1]
原作 マイクル・コナリー
真鍮の評決
原案 デビッド・E・ケリー
企画 Ted Humphrey
脚本
  • デビッド・E・ケリー
  • Ted Humphrey
出演者
国・地域 アメリカ合衆国
言語 英語
シーズン数 2
話数 20
各話の長さ 45–55 分
製作
製作総指揮
  • デビッド・E・ケリー
  • Ted Humphrey
  • マイクル・コナリー
  • Ross Fineman
製作
放送
放送チャンネルNetflix
放送期間2022年5月13日 (2022-05-13) - 放送中
公式ウェブサイト
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リンカーン弁護士』(The Lincoln Lawyer)は、アメリカ合衆国の弁護士ドラマである。Netflixにより配信されている。

概要[編集]

広大なロサンゼルス郡で複数の裁判所を回り、運転手付きのリンカーン・ナビゲーター[注釈 1]に乗り車の中で仕事をこなす弁護士ミッキー・ハラーを主人公とする。2008年出版のマイクル・コナリーによる小説『真鍮の評決』(The Brass Verdict)に基づくシーズン1は、2022年5月13日にNetflixで配信開始された。2023年7月6日には『証言拒否 リンカーン弁護士』(The Fifth Witness)に基づくシーズン2の前半5話が配信され、2023年8月3日に後半5話が配信された[2][3]。2023年8月にはシーズン3の製作が発表された[4]

キャスト[編集]

メイン[編集]

マヌエル・ガルシア=ルルフォ (左)ネーヴ・キャンベル (右) はそれぞれ ミッキー・ハラー とマギー・マクファーソンを演じる

リカーリング[編集]

  • ンタレ・グマ・ムバホン・ムワイン英語版 : レイモンド・グリッグス刑事 : ヴィンセント弁護士殺人事件を捜査する (原作でのボッシュに相当する)
  • リサ・ゲイ・ハミルトン : メアリ・ホルダー判事 : ヴィンセント弁護士の案件をミッキーに引き継がせる (S1)
  • ジェイミー・マクシェーン英語版 : リー・ランクフォード刑事、マギーとともにソト事件を追及する (S1)
  • レジー・リー : アンジェロ・ソト : 高齢者施設の経営者 (S1)
  • クリスタ・ワーナー : ヘイリー・ハラー : ミッキーとマギーの娘
  • Saul Huezo : ヘスス・メネンデス : かつてのミッキーの依頼人で、殺人事件で無実を主張するも司法取引で服役をのませた殺人事件の被告
  • Mikal Vega : イーライ・ワイムズ : 元海兵隊でヴィンセント弁護士の依頼人 (S1)
  • Marlene Forte : テレサ・メディナ : イーライ・ワイムズおよびリサ・トランメルの裁判を担当する判事
  • Fiona Rene : グローリーデイズ(グロリア・デイトン) : ヘスス・メネンデス事件の証人で娼婦 (S1-S2)
  • エリオット・グールド: デヴィッド(リーガル)・シーゲル : ミッキーの父の親友でミッキーの恩師
  • Chris Browning: テディ・ヴォ―ゲル : シスコがかつて一員であったバイカーの「セイント団」リーダー
  • ラナ・パリラ : リサ・トランメル : ミッキーと交際するオーナー・シェフ(S2)
  • Douglas Bennett : カズ : シスコの幼馴染のバイカー「セイント団」の一員 (S2)
  • ヤヤ・ダコスタ : アンドレア・フリーマン : リサ・トランメルの事件を担当する検事 (S2)
  • Matt Angel : ヘンリー・ダール : リサの友人の犯罪ポッドキャスター (S2)
  • Shelby Lee Parks : レイ : イジーの元ガールフレンド (S2)
  • Michael A. Goorjian : アレックス・グラント : 不正取引をボンデュラントに恐喝されていた、アルメニア人犯罪組織に繋がる実業家 (S2)

あらすじ[編集]

シーズン1のあらすじ[編集]

小説『真鍮の評決』に基づくが、大幅にストーリーは変更され、他の小説シリーズの主役ともなっているジャック・マカヴォイやハリー・ボッシュ[注釈 2]は登場しない。

サーフィンの事故と依存症で1年休み弁護士の仕事に復帰したミッキーは、殺されたヴィンセント弁護士の抱えていた複数の案件を引き受けるよう、ホルダー判事に依頼される。二番目の妻でもあった秘書のローナ、元バイカーの調査員シスコ、運転手イジーの助けを得る。案件の一つは、富豪のエリオットが妻とその不倫相手のトレーナーを殺したとされる著名な事件であり、陪審員選定の不正と身の危険を乗り越えて、ミッキーは無罪を勝ち取る。判決後にミッキーはエリオットを疑い始めるが、エリオットはトレーナーの愛人に射殺されて事件は未解決となる。ホルダー判事が長年の間、陪審員選定の不正を行い、それを隠蔽するためにヴィンセント殺害を指示したことが分かり、グリッグス刑事が逮捕する。

ミッキーは休業のきっかけとなった殺人事件を再調査し、ランクフォード刑事の不正行為を暴くことになって、司法取引で服役していたヘススを釈放に導く。

ミッキーの最初の妻で娘のヘイリーを育てる地区検事捕のマギーは、人身売買と強制労働でソトを追及するが、協力していたランクフォード刑事の信用が崩壊したために棄却となる。左遷されるも連邦検事に依頼して再逮捕させる。

シーズン2のあらすじ[編集]

小説 『証言拒否 リンカーン弁護士』に基づく。

ミッキーはエリオット裁判勝訴で有名となり、オフィスを構える。ヘススの事件でメンツをつぶされた検察は再捜査する。別件でミッキーを代理人とした真犯人が告白して嫌がらせを行い、ミッキーは弁護士資格を失わずに逮捕させるための一芝居を打つ。ローナとシスコは結婚準備をする。

一夜を共にしたリサが店の地上げを図る土地開発業者のボンデュラントの殺害容疑で逮捕され、ミッキーは弁護人となる。検事のアンドレアは予備審問でリサに不利な証拠を提示する。ポッドキャスターのヘンリーがリサの事件を取り上げ、アンドレアに利用されることを恐れたミッキーは阻止しようとするも、駐車場で何者かに襲撃される。

ミッキーは負傷から回復する。事件から半年後、リサの所持していた凶器のハンマーが発見されて不利な状況となる。ミッキーはボンデュラントが脅していた実業家グラントに殺人の疑いを向けようとして召喚し、アルメニア人犯罪組織との繋がりを追及して黙秘権公使に追い込み、陪審員に印象づける。評決は無罪となる。グラントの指図でポンデュラントを殺したと疑われる男は行方不明となる。ミッキーはリサが夫を殺して店の土地に埋めたと疑い、ローナが警察に通報する。ローナはリサがミッキーを襲わせたと疑う。マギーはサンディエゴに転勤する。ローナとシスコは結婚する。

エピソード[編集]

シーズン1のエピソード[編集]

通算
話数
シーズン
話数
タイトル監督脚本公開日 [5]
11"カムバック"
"He Rides Again"
リズ・フリードランダーデビッド・E・ケリー2022年5月13日 (2022-05-13)
復帰したばかりのミッキーは、メアリ・ホルダー判事の依頼で、殺された弁護士ジェリー・ヴィンセントの複数の案件を引き取る。案件の一つは富豪のトレヴァー・エリオットが妻ララとその愛人でヨガ教師のヤン・リルツを殺したとされる著名な事件である。引き取った窃盗事件の被告イジーを無罪として運転手に雇う。ローナとシスコが婚約する。
22"切り札"
"The Magic Bullet"
Erin FeeleyTed Humphrey2022年5月13日 (2022-05-13)
ミッキーはコールマンを被告とする警官暴行事件も引き取って微罪を勝ち取る。ミッキーの車は何者かに尾行され盗聴される。ヴィンセント殺害事件を追うグリッグス刑事に、彼の依頼人の中の要注意人物のリストを渡す。エリオットの裁判でミッキーは時間を必要とするが、会社を売却したい依頼人は延期を認めない。ヴィンセントの秘書は、ヴィンセントが裁判を有利に転換する"魔法の弾丸"を持っていたと話す。
33"勢い"
"Momentum"
Erin FeeleyTed Humphrey2022年5月13日 (2022-05-13)
ヴィンセントの調査員は姿を消している。ローナの調べで、リルツは多くの生徒と関係を持っていたことが分かる。フィリピン移民を不法労働させるアンジェロ・ソトをマギーとともに追及するランクフォード刑事は、ヴィンセントの追悼会でヘスス・メネンデスの名前を出してミッキーを苛む。ミッキーは、乱射事件でエリオットの事件の日に逮捕され、施設で薬漬けにされていたイーライ・ワイムズの裁判も引き継ぎ、彼が"魔法の弾丸"だと思い当たる。何者かがミッキーを襲う。
44"カオス理論"
"Chaos Theory"
Bill D'EliaChris Downey2022年5月13日 (2022-05-13)
ミッキーはグリッグス刑事と協力し、ヴィンセントの持っていた重要情報を得たふりをして囮となる。身を隠していたヴィンセントの調査員が餌に食いつくも事故死する。ミッキーは車が盗聴されていたことを知る。ワイムズとエリオット事件との関連は見つからない。ソトの事件の証人が殺される。
55"陪審員選考"
"Twelve Lemmings in a Box"
Bill D'EliaAndi Bushell2022年5月13日 (2022-05-13)
陪審員選考が行われるも、エリオットはコンサルタントの雇用を断る。ミッキーは旧知のポーカープレーヤーに頼り、検事補のゴランツと競って不利な陪審員を忌避する。シスコはリルツが寝ていた生徒の元夫で警備会社社長のアントンを疑い調べる。ミッキーは、証人が姿を消したためにヘスス・メネンデスが有罪となった殺人事件を再調査する。マギーはソトの裁判の証人を探す。グリッグスはヴィンセントがFBIと接触があり、口座から大金が消えているとミッキーに伝える。
66"不正"
"Bent"
David GrossmanGladys Rodriguez2022年5月13日 (2022-05-13)
シスコとローナはヴィンセントによる贈賄を疑ってエリオット裁判を担当するスタントン判事を調べるも何も出ない。ミッキーは刑務所にいるヘススに会い、再審に努力すると誓う。無実のヘススを救えなかったことで依存症になったとイジーに語る。ソトの愛人で妊娠中のタニアが、マギーの紹介でミッキーに助けを求める。エリオットは、会社に投資したロシア人実業家のコセヴィッチが売却を狙い、離婚して財産の半分をとろうとした妻ララを殺し、ヴィンセントを通じて陪審員候補を買収したとミッキーに告白する。急いで無罪にならないと自分もミッキーもコセヴィッチに殺されると語る。
77"陪審員7番"
"Lemming Number Seven"
David GrossmanZach Calig2022年5月13日 (2022-05-13)
エリオットの裁判が始まる。ミッキーは警察がエリオットを犯人と決めつけた視野狭窄を批判する。陪審員7番が買収された偽者であることをスタントン判事に密告する。裁判は失踪した7番を入れ替えて続行される。コセヴィッチの報復を恐れ、バイカーのギャングたちにマギーとヘイリーの家の警護を頼む。保護を約束されたタニアの証言でソトの捜査は進む。
88"切り札の解明"
"The Magic Bullet Redux"
Alonso Alvarez-BarredaJustin Peacock2022年5月13日 (2022-05-13)
事件直後、エリオットの体から発見された大量の射撃残渣で裁判は不利となる。ミッキーは、ワイムズが乗せられた後に同じパトカーにエリオットが乗せられて残渣が転移したことが"魔法の弾丸"だと思い当たり、裁判を有利に転換する。さらに殺人容疑をアントンに向ける。一方で、ヘススの裁判中に姿を消した証人の娼婦グローリーデイズを探す。
99"不気味の谷"
"The Uncanny Valley"
Alonso Alvarez-BarredaChris Downey & Ryan Hoang Williams2022年5月13日 (2022-05-13)
裁判は有利に見えるが、エリオットはミッキーの反対を押し切って証言台に立つ。無罪となるが、コセヴィッチが黒幕だという話が嘘であることがわかり、ミッキーはエリオットが真犯人だと疑って対決する。ミッキーは何者かに呼び出されて殴り倒される。ソト事件では証人殺しの捜査が行き詰まり、マギーとランクフォードはタニアに盗聴器をつけてソトの殺人教唆の証拠を得る。
1010"真鍮(しんちゅう)の評決"
"The Brass Verdict"
David GrossmanTed Humphrey & マイクル・コナリー2022年5月13日 (2022-05-13)
尾行していたグリッグス刑事が現れ、ミッキーを襲った、7番陪審員を装っていたマクスウィーニーは崖下に落ちて死ぬ。ミッキーは、裁判を延期して陪審員を変更しようとしたヴィンセントを殺したのは彼だと推測する。リルツの生徒で愛人の一人のキャロル・デュボアがエリオットを射殺し、無罪になった犯人が射殺される「真鍮の評決」が下されたことになる。ミッキーはヴィンセント殺しの黒幕が、陪審員選定に関与できるホルダー判事であり、FBIの捜査対象であったと知ってグリッグスに逮捕させる。ヘスス事件で失踪した証人の娼婦を探し出す。再審公判で、証人グローリーデイズはランクフォード刑事の指示を受けた警官に脅されたことがわかる。ヘススは釈放されるが、ランクフォード刑事の証言の信頼性が地に落ちてソト事件は棄却となる。マギーは新たに当選した地区検事に左遷されるも、連邦検事に頼んでソトを再逮捕させる。ヘスス事件の真犯人がミッキーを見つめる。

シーズン2のエピソード[編集]

通算
話数
シーズン
話数
タイトル監督Teleplay by公開日
111"職業倫理"
"The Rules of Professional Conduct"
Rob SeidenglanzTed Humphrey2023年7月6日 (2023-07-06)
エリオット事件で有名になったミッキーはオフィスを構え、多忙を極める。ヘスス・メネンデス事件のあおりで左遷されたマギーはミッキーとの関係がぎくしゃくし、メンツをつぶされた検事局は事件の再捜査を開始する。担当するグリッグス刑事は、ヘススが凶器に似たナイフを所持していたという証言を見せる。ミッキーはシェフのリサと知り合って寝る。リサの店の地上げを図る開発業者のボンデュラントが接近禁止命令を出させ、ミッキーが対応を約束する。ローナも弁護士になる勉強と仕事とシスコとの結婚式の準備で多忙を極め、イジーの助けを借りる。ミッキーを指導者とするためには、学部長の署名が必要だと知る。シスコは出所した昔のバイカー仲間のカズを迎える。ミッキーは不法侵入で逮捕された破産コンサルタントのラッセル・ローソンへの弁護を引き受けて訴えを取り下げさせる。夜、ラッセルはミッキーの家に現れて「名誉」という刺青を見せ、メネンデスの事件の真犯人であると明かす。だがミッキーは顧客であるラッセルの秘密を明かすと弁護士資格を失うことになる。
122"義務"
"Obligations"
Rob SeidenglanzGladys Rodriguez2023年7月6日 (2023-07-06)
ミッキーは八方ふさがりとなり恩師に助言を求める。ラッセルが事務所に現れて嫌がらせをする。ヘスス事件の証人で娼婦のグローリーデイズがコカイン所持で逮捕される。シスコの調べで、グローリーデイズはティファナ・カルテルの大物モヤからコカインをもらったことが分かる。ミッキーはマギーにモヤの情報を渡す代わりにグローリーデイズを不起訴にしてもらう。グローリーデイズの家の住所をラッセルが盗み見るようしむける。グリッグス刑事に会い、グローリーデイズに危険が迫っているとほのめかす。警察が見張る中、ラッセルがグローリーデイズを襲って逮捕される。グローリーデイズはラッセルがヘスス事件の真犯人だと証言し、ヘススの案件は請求棄却となる。ミッキーは刑務所にラッセルを訪ね、家族に手を出すなと脅して代理人を外れる。リサがボンデュラントの殺人容疑で逮捕される。ローナは以前関係を迫られた学部長と対決し、ミッキーを指導者とする書類の署名をもらう。バイカー「セイント団」のリーダーは早期に釈放されたカズが密告者ではないかと疑い、幼馴染のシスコに調査させる。
133"利益相反"
"Conflicts"
Kate WoodsDailyn Rodriguez2023年7月6日 (2023-07-06)
リサの事件の担当検事が因縁のあるアンドレアであると知り、ミッキーはローナの反対を押し切ってリサの弁護を引き受ける。判事はリサには払えない高額の保釈金を課し、ミッキーはリサの物語を売る代理人となって契約を結んで工面しようとする。翌日、リサは友人の犯罪ポッドキャスターのヘンリー・ダールに保釈金の担保を払ってもらい保釈されて事務所に来る。ミッキーは、自分の契約が優先するのでヘンリーはリサの事件を扱えないと申し渡す。ローナはシスコが自分に隠れてセイント団とつるんでいることを責める。シスコは幼馴染で自分を逮捕から守ってくれたカズが密告者でないことを証明しなければならないと答えて許される。シスコはローナにかつて関係を迫った学部長を脅す。ミッキーはアンドレアが友人のマギーの家に行ってヘイリーの前でリサの事件を話したことを利益相反だと脅し、証拠開示を強制する。マギーは自分たちを利用したと責め、ミッキーがリサと寝たと知って怒る。夜、リサが家に来るが、ミッキーは裁判が済むまでは事務所外では会えないと告げる。家から出るリサをヘンリーが見守る。
144"開示資料"
"Discovery"
Kate WoodsRyan Hoang Williams2023年7月6日 (2023-07-06)
アンドレアは嫌がらせに大量の証拠書類をミッキーのオフィスに送りつける。突然に減刑した司法取引を申し出るもリサは拒否する。ローナとイジーはリサの有罪を疑う。シスコは、リサがかつてボンデュラントに詰め寄り、接近禁止命令の根拠となった証拠写真を入手する。ミッキーは、ボンデュラントが大きな負債を抱え、アルメニア人犯罪組織に繋がる実業家アレックス・グラントを恐喝していたことを発見し、有力な容疑者だと考える。だがアンドレアは司法取引を取り下げ、リサを有罪にする根拠を新たに握ったことを示唆する。以前の依頼人のコールマンの娘が店に落書きして告訴されるも、ミッキーは落書きをアートとして宣伝に使わせて店の売り上げを増やし、告訴を取り下げさせる。カズはシスコに、FBIに脅されてセイント団の違法な銃取引の現場に踏み込ませるつもりだったと告白する。
155"疑心"
"Suspicious Minds"
Antonio NegretZach Calig2023年7月6日 (2023-07-06)
ミッキーはリサの反対を押し切って元夫のジェフに接触するが、証言を拒否される。ヘンリーがリサの事件のポッドキャストを始め、ミッキーはアンドレアに利用されることを恐れて公開差し止め命令を出させる。リサの事件の予備審問が始まり、犯行現場付近で犯行時間の1時間前にリサを見たという証言が行われ、ミッキーは証言の信頼性を貶める。アンドレアはリサの家で発見された、被害者の血痕が付いた手袋を証拠として持ち出し、判事は検察が立証責任を果たしたと認める。リサは嵌められたと主張し、自分を信用しないとミッキーを責める。シスコは身を隠したアレックス・グラントを探す。ヘンリーがリサの事件のドラマ化をTV局と計画し、ミッキーは自分とリサとの優先契約書を探しに車に行くも、駐車場で二人の男に襲われる。シスコはセイント団を銃取引による逮捕から救い、ローナと協力してカズに偽のIDを与えて逃がす。
Part
166"召喚状"
"Withdrawal"
Antonio NegretMatthew J. Lieberman2023年8月3日 (2023-08-03)
ミッキーは数々の骨折を負って病院で目を覚ます。ローナ、イジー、シスコは雲隠れしていたグラントをおびき出してリサの裁判への召喚状を渡す。退院して帰宅したミッキーをマギーとヘイリーが迎える。ミッキーはグラントが召喚状の破棄を求めた法廷に多数の新聞記者を呼ぶ。被害者ボンデュラントが送ったグラントの不正取引をめぐるメールを示し、オリンピック村建設契約を控えて疑惑を晴らしたいグラントは証言を受け入れる。ヘンリーがグラントに操られ、イジーの元ガールフレンドのレイを使って車から契約書を盗んだことを発見する。マギーはミッキーから離れ、サンディエゴに異動すると伝える。
177"動機"
"Cui Bono"
Shana SteinLisa Quintela2023年8月3日 (2023-08-03)
裁判の前夜、グラントがFBIの捜査対象になっていることを示す書類がミッキーの家の玄関前に置かれている。裁判が始まり、ミッキーはシスコに裏を取らせて書類を証拠として提出し、グラントに被害者殺害の動機があったと主張する。アンドレアはリサが所持していた、凶器のハンマーを証拠として提出する。ダンススタジオを開こうとしていたイジーは賃料値上げを提示される。
188"立証"
"Covenants and Stipulations"
Shana SteinChris Downey & マイクル・コナリー2023年8月3日 (2023-08-03)
アンドレアが事件から半年たって突然に発見された凶器のハンマーを提出し、ミッキーはリサがはめられたと言うストーリーを立てることにし、証拠の信憑性について争わない。ヘイリーがミッキーの誕生日のサプライズパーティーを企画しミッキーの母も呼ぶも、裁判で忙しく参加できない。リサの元夫ジェフが金のために証言を申し出るも、ミッキーは信頼できずに断る。アンドレアはヘンリーに証言させ、ミッキーはリサを証言台に立たせる。ミッキーは女優である母を持て余す。イジーはローナの助けで賃料値上げを撤回させる。
199"黙秘権"
"The Fifth Witness"
Ted HumphreyKaty Erin2023年8月3日 (2023-08-03)
ミッキーはリサに証言させ、法医学の専門家を呼ぶ。さらにはグラントを証言台に立たせ、アルメニア人犯罪組織との関係を追及して黙秘権公使に追い込み、彼が犯人であるとの印象を陪審員に残す。だがアンドレアがこれを覆す最終弁論を行う。ミッキーの最終弁論の直前、グラントに贈賄されて不正検査を行い、ボンデュラントに脅されていた建築検査官ウォルター・キムに犯行の疑惑が生じる。
2010"葬られた過去"
"Bury Your Past"
Ben Hernandez BrayTed Humphrey & Dailyn Rodriguez2023年8月3日 (2023-08-03)
無罪の評決が出る。母は役を得てカルガリーに去る。キムはボンデュラント殺害の証拠を残して失踪し、グラントに使われて殺されたと疑われる。ミッキーはジェフが偽者であったと知り、リサが殺して店の土地に埋めたと疑う。ローナはリサを警察に通報し、リサがミッキー襲撃の依頼人ではないかと疑う。ローナとシスコは結婚する。イジーはスタジオを開き、パートタイムで事務所に残る。グラントはオリンピック村の契約を失い、ミッキーを恨むと予想される。グローリーデイズが殺害される。

製作[編集]

準備[編集]

2019年、デビッド・E・ケリーA+E スタジオは企画をCBSに持ち込んで承認された[6]。だが2020年5月、新型コロナウイルス感染症の影響で企画は中止となった[7]。この時点で2話の脚本は完成し、一部の配役も決定していた[7][8]。2021年1月11日、Netflixが当初の13話の企画から10話に縮小してシリーズを発注し[7]ミッキー・ハラー役にはマヌエル・ガルシア=ルルフォが決定した[9][10]。2021年2月には追加キャストも発表された[11][12]。その後、他のキャストも決定した[13][14][15][16][17]

撮影[編集]

2021年3月30日にロサンゼルスで撮影が始まった[18][19]。同日、原作者で製作総指揮のマイクル・コナリーが、新型コロナウイルスの影響で撮影は1年遅れたと発表した[20]。2021年6月8日、コナリ―はインタビューに答えて、6話が撮影され、そのうち3話が編集を終え、原作には現れるも他局Amazon Prime Videoの『BOSCH/ボッシュ』にも登場する、ミッキー・ハラーの腹違いの兄弟のハリー・ボッシュは本作に登場しないと語った[21]。2021年8月3日に撮影は完了した[22]

訴訟[編集]

2021年8月、A+E スタジオの傘下のFrankl & Bob Films II, LLCは企画中止による損失を被ったとしてViacomCBSを訴えた[23]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ Sneider, Jeff (2021年1月11日). “'Lincoln Lawyer' Series Coming to Netflix Starring Manuel Garcia-Rulfo”. Collider. 2021年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月12日閲覧。
  2. ^ The Lincoln Lawyer season 2 first look introduces Lana Parrilla, Yaya DaCosta”. Entertainment Weekly. 2023年6月6日閲覧。
  3. ^ Rice, Lynette (2023年6月6日). “'The Lincoln Lawyer': When To Expect Return Of Netflix Drama” (英語). Deadline. 2023年6月6日閲覧。
  4. ^ Netflix (30 August 2023). The Lincoln Lawyer Season 3 | Announcement | Netflix. YouTubeより2023年8月30日閲覧
  5. ^ Shows A-Z – The Lincoln Lawyer on Netflix”. The Futon Critic. 2022年4月12日閲覧。
  6. ^ Andreeva, Nellie (2019年6月25日). “'The Lincoln Lawyer' Drama From David E. Kelley & A+E Studios Gets CBS Series Production Commitment”. Deadline Hollywood. 2021年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月11日閲覧。
  7. ^ a b c Andreeva, Nellie (2020年5月2日). “'The Lincoln Lawyer' Drama Series From David E. Kelley Not Going Forward At CBS”. Deadline Hollywood. 2021年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月12日閲覧。
  8. ^ Andreeva, Nellie (2021年5月19日). “CBS Boss On Fate Of Remaining Pilots, Decision Not To Go Forward With 'The Lincoln Lawyer' & 'Fun'”. Deadline Hollywood. 2021年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月21日閲覧。
  9. ^ Andreeva, Nellie (2021年1月11日). “'The Lincoln Lawyer' Drama From David E. Kelley Lands Netflix Series Order; Manuel Garcia-Rulfo To Star”. Deadline Hollywood. 2021年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月12日閲覧。
  10. ^ Otterson, Joe (2021年1月11日). “'Lincoln Lawyer' TV Adaptation Moves to Netflix With Series Order, '6 Underground's' Manuel Garcia-Rulfo to Star”. Variety. 2021年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月12日閲覧。
  11. ^ Otterson, Joe (2021年2月1日). “Neve Campbell Joins 'Lincoln Lawyer' Series at Netflix (EXCLUSIVE)”. Variety. 2021年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月1日閲覧。
  12. ^ Andreeva, Nellie (2021年2月2日). “Becki Newton Joins 'The Lincoln Lawyer,' Jazz Raycole & Angus Sampson To Continue On Netflix Series”. Deadline Hollywood. 2021年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月2日閲覧。
  13. ^ Andreeva, Nellie (2021年3月25日). “Christopher Gorham Joins Netflix's 'The Lincoln Lawyer', Signs With Verve”. Deadline Hollywood. 2021年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月25日閲覧。
  14. ^ Petski, Denise (2021年4月5日). “'The Lincoln Lawyer': Ntare Guma Mbaho Mwine Joins Netflix Legal Drama Series”. Deadline Hollywood. 2021年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月5日閲覧。
  15. ^ Petski, Denise (2021年4月21日). “'The Lincoln Lawyer': LisaGay Hamilton Joins Netflix Drama Series As Recurring”. Deadline Hollywood. 2021年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月21日閲覧。
  16. ^ Petski, Denise (2021年4月23日). “'The Lincoln Lawyer': Jamie McShane & Reggie Lee Join Netflix Drama Series As Recurring”. Deadline Hollywood. 2021年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月23日閲覧。
  17. ^ Del Rosario, Alexandra (2021年5月18日). “Alexa Mansour To Recur In Apple TV+ Drama 'Home Before Dark'; Krista Warner Joins Cast For Netflix's 'The Lincoln Lawyer'”. Deadline Hollywood. 2021年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月18日閲覧。
  18. ^ Robinson, Jacob (2021年3月18日). “'The Lincoln Lawyer' Season 1: Filming Reportedly Begins in March 2021 & What Else We Know”. What's on Netflix. 2021年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月6日閲覧。
  19. ^ Kilkenny, Katie (2021年8月5日). “Los Angeles Filming Rebounds to Pre-Pandemic Levels”. The Hollywood Reporter. 2021年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月9日閲覧。
  20. ^ Connelly, Michael (30 March 2021). We started shooting The Lincoln Lawyer TV show today for @netflix. After a year-long covid delay we shot our first scene with Manuel Garcia-Rulfo @manu_rulfo as Mickey Haller. The book is The Brass Verdict and the script is by David E. Kelley. This is very exciting. I can't wait to see it all come together. -MC. 2021年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。Instagramより2021年4月6日閲覧
  21. ^ Bancroft, Colette (2021年6月8日). “Michael Connelly says goodbye, and hello, to 'Bosch'”. Tampa Bay Times. 2021年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月24日閲覧。
  22. ^ Connelly, Michael (3 August 2021). The Lincoln Lawyer season one filming has wrapped. I think we have something really good. Can't wait to share it with the world. -MC. 2021年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。Instagramより2021年11月23日閲覧
  23. ^ Patten, Dominic (2021年8月13日). “ViacomCBS Sued By A+E Studios Unit Over 'The Lincoln Lawyer' Cancellation; David E Kelly EP'd Project 'Lost Millions,' Plaintiff Claims”. Deadline Hollywood. 2021年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月13日閲覧。

外部リンク[編集]