リチャード・マシスン

リチャード・マシスン
Richard Matheson
Matheson in 2008.
ペンネーム Logan Swanson[1]
誕生 Richard Burton Matheson
(1926-02-20) 1926年2月20日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国, Allendale, New Jersey
死没 2013年6月23日(2013-06-23)(87歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国, カリフォルニア州ロサンゼルス
職業
  • 小説家
  • 短編作家
  • 脚本家
最終学歴 ミズーリ大学
活動期間 1950年 – 2013年
ジャンル サイエンス・フィクション、ファンタジー、ホラー
代表作
主な受賞歴 World Fantasy Award for Life Achievement, Bram Stoker Award for Lifetime Achievement, Science Fiction Hall of Fame (2010)
配偶者
Ruth Ann Woodson (m. 1952)
子供 4
署名
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リチャード・マシスン:Richard Burton Matheson、1926年2月20日 - 2013年6月23日)は、アメリカ合衆国小説家SF作家ホラー小説作家、ファンタジー作家、ウエスタン作家、脚本家映画プロデューサー俳優

1960年代は、「リチャード・マティスン」と表記されていた。

経歴と作品[編集]

ニュージャージー州生まれ。ノルウェー移民の両親を持つ。ブルックリン工科高校を卒業後、幼年兵として第二次世界大戦に従軍する。1949年ミズーリ大学卒業(学士、ジャーナリズム専攻)。1950年、『ファンタジイ・アンド・サイエンス・フィクション』誌に掲載の短編「モンスター誕生(男と女から生まれたもの)」("Born of Man and Woman")でデビューする。

優れたストーリーテリング能力を駆使し、ひとつのアイディアを丁寧かつ繊細な描写で語るというスタイルを持つ。映像媒体の脚本でもその才能を遺憾なく発揮し、スティーヴン・スピルバーグの『激突!』(原作と脚本)、『ヘルハウス』(原作と脚本)、エドガー・アラン・ポー原作の『恐怖の振子』、『黒猫の怨霊』、『忍者と悪女』、自作品『Bid Time Return 』の改作脚本版『ある日どこかで』などの映画作品の他 、『ミステリー・ゾーン/トワイライト・ゾーン』や『事件記者コルチャック』などのテレビドラマの脚本も多く手がけている。

『ある日どこかで』ではカメオ出演していたが、『ゴッドファーザーPARTII』にも出ているというデマがいまだに流れている。本人は生前、ずっとそれを否定していた。デマの原因は、『ゴッドファーザーPARTII』にマシスンと仕事の縁が深かったロジャー・コーマン(ポー映画の製作・監督)と、バック・ホウトン(『ミステリーゾーン』の現場制作責任者)が一人おいて並んで出演している場面があり、その間にすわっている男はマシスンに違いないと、マシスンに面識のないマニアが言い出したのがきっかけ。場面を見ればわかるが、まったく似ていない人物で、それでもマニアがそのあとでコーマンとホウトンの背後にいるのがマシスンだと主張し(これまた別人)、混乱に拍車がかかった。

息子のリチャード・クリスチャン・マシスンも小説家、脚本家として知られており、マシスンとは「同姓・同名・同業」となっている。娘について「『E.T.』の脚本家で俳優ハリソン・フォードの前夫人メリッサ・マシスン」とする文献があるが、これは間違いである。

2013年6月23日ロサンゼルスの自宅で死去[2]。87歳没。

影響[編集]

初期の長篇『吸血鬼』は、シドニー・サルコウ/ウバルド・ラゴーナ監督&ヴィンセント・プライス主演の『地球最後の男』(The Last Man on Earth, 1964年アメリカ/イタリア)、ボリス・セイガル監督&チャールトン・ヘストン主演の『地球最後の男オメガマン』(The Omega Man, 1971年アメリカ)、フランシス・ローレンス監督&ウィル・スミス主演で『アイ・アム・レジェンド』(I Am Legend, 2007年アメリカ)として3度映画化されている。本作で描写された「夜の一軒家を大勢の吸血鬼が包囲、攻め寄せてくる」というイメージは『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』に取り入れられている。藤子・F・不二雄のSF短編『流血鬼』は本作へのオマージュである。

作品リスト(発表順)[編集]

『』内は日本語版の題名。短編集はいずれも日本で独自に編纂されたもの。

長編[編集]

短編集[編集]

マシスン作品を収録しているアンソロジー[編集]

映画[編集]

その他[編集]

  • クリストファー・コンロン編『ヒー・イズ・レジェンド』(小学館文庫、2010年) - マシスン作品へのトリュビュート・テーマアンソロジー

脚注[編集]

外部リンク[編集]