リチャード・ウレーニャ

リチャード・ウレーニャ
Richard Ureña
ヨーク・レボリューション
トロント・ブルージェイズ時代
(2017年9月1日)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 ドゥアルテ州サン・フランシスコ・デ・マコリス
生年月日 (1996-02-26) 1996年2月26日(28歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 遊撃手
プロ入り 2012年 アマチュアFA
初出場 2017年9月1日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

リチャード・ウレーニャ・カスティーヨRichard Ureña Castillo1996年2月26日 - )は、ドミニカ共和国ドゥアルテ州サン・フランシスコ・デ・マコリス出身のプロ野球選手遊撃手)。右投両打。アメリカ独立リーグアトランティックリーグヨーク・レボリューション所属。

経歴[編集]

プロ入りとブルージェイズ時代[編集]

2012年トロント・ブルージェイズと72万5000ドルで契約を結び、プロ入りを果たした[1]

2013年3月2日に傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ブルージェイズに配属された[2]。8月21日にルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズへ配属された[2]。この年は計2球団合計で71試合に出場して打率.300、1本塁打、38打点、81安打、9盗塁を記録した[2]

2014年6月17日にアパラチアンリーグのルーキー級ブルーフィールド・ブルージェイズ英語版へ配属された[2]。8月20日にA-級バンクーバー・カナディアンズへ配属された[2]。この年は計2球団合計で62試合に出場して打率.308、2本塁打、25打点、77安打、6盗塁を記録した[2]

2015年3月20日にはメジャーのスプリングトレーニングに招待された[2]。4月6日にA級ランシング・ラグナッツへ配属された[2]。このリーグでオールスターゲームに選出された[2]。7月2日にA+級ダニーデン・ブルージェイズへ配属された[2]。8月9日にA級ランシングに配属された[2]。この年は2球団合計で121試合に出場し、打率.262、16本塁打、66打点、133安打、8盗塁を記録した[2]。オフにはドミニカ共和国のウィンターリーグであるリーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・デ・ラ・レプブリカ・ドミニカーナに参加し、ヒガンテス・デル・シバオ英語版に所属した[2]

2016年1月12日のメジャーのスプリングトレーニングに招待された[2]。4月4日にA+級ダニーデンに配属され、開幕を迎えた[2]。8月3日にAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツに配属された[2]。この年は2球団合計で127試合に出場し、打率.295、8本塁打、59打点、153安打、9盗塁を記録した[2]。オフの11月18日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした。

2017年開幕前に発表されたブルージェイズのプロスペクトランキングでは全体11位の評価だった[3]。3月17日のオプションでAA級ニューハンプシャーに配属され、開幕を迎えた[2]。8月31日に監督のジョン・ギボンズが9月1日にセプテンバー・コールアップでメジャーに昇格することを発表し[4]マイケル・ソーンダーステオスカー・ヘルナンデスルーク・メイリーと共にメジャーに昇格し[5]、同日メジャーデビュー[2]。9月9日のデトロイト・タイガース戦でメジャー初本塁打を記録した[6]。9月12日のボルチモア・オリオールズ戦でザック・ブリットンからメジャー初サヨナラ安打を記録した[7]。この年メジャーでは21試合に出場して打率.206、1本塁打、4打点、1盗塁を記録した。

2018年は40試合に出場して打率.293、1本塁打、6打点、2盗塁を記録した。

2019年は30試合に出場して打率.243、4打点を記録した。オフの12月30日にトラビス・ショウの加入に伴ってDFAとなった[8]

オリオールズ傘下時代[編集]

2020年1月10日にウェイバー公示を経てオリオールズへ移籍した[9]。2月19日にアンドリュー・ベラスケスの加入に伴ってDFAとなり[10]、23日にマイナー契約で傘下のAAA級ノーフォーク・タイズへ配属された[11]。この年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響でマイナーリーグが開催されなかったため、公式戦に出場することなく、オフの11月2日にFAとなった[12]

ブルージェイズ傘下時代[編集]

2020年12月18日に古巣のトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、2021年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[13]。2021年11月7日にFAとなった[12]

ナショナルズ傘下時代[編集]

2021年11月28日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ[12]2022年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[14]。開幕後はAAA級ロチェスター・レッドウイングスに所属したが、37試合に出場して打率.231、2本塁打に終わり、8月9日に自由契約となった[12]

独立リーグ時代[編集]

2023年3月7日にアトランティックリーグヨーク・レボリューションと契約した[12][15]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2017 TOR 21 75 68 6 14 4 0 1 21 4 1 0 1 0 6 0 0 28 0 .206 .270 .309 .579
2018 40 108 99 10 29 4 0 1 36 6 2 1 2 0 7 0 0 32 3 .293 .340 .364 .703
2019 30 80 74 4 18 6 0 0 24 4 0 0 3 0 2 0 1 23 0 .243 .273 .324 .597
MLB:3年 91 263 241 20 61 14 0 2 81 14 3 1 6 0 15 0 1 83 3 .253 .300 .336 .636
  • 2020年度シーズン終了時

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2019 TOR 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 8 1.0 4 1 1 0 0 0 0 0 4 4 36.00 5.00
MLB:1年 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 8 1.0 4 1 1 0 0 0 0 0 4 4 36.00 5.00
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手(P) 二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS) 左翼(LF)




























































2017 TOR - 1 3 4 0 1 1.000 - 20 34 42 2 12 .974 -
2018 - 13 13 21 0 2 1.000 3 1 3 0 0 1.000 20 16 35 3 6 .944 -
2019 1 0 1 0 0 1.000 9 8 12 0 1 1.000 6 3 8 1 3 .917 13 9 25 1 2 .971 1 1 0 0 0 1.000
MLB 1 0 1 0 0 1.000 23 24 37 0 4 1.000 9 4 11 1 3 .938 53 59 102 6 20 .964 1 1 0 0 0 1.000
  • 2020年度シーズン終了時

記録[編集]

MiLB
MLB

背番号[編集]

  • 7(2017年 - 2019年)

脚注[編集]

  1. ^ Caskey, Charlie. “2014 Toronto Blue Jays Top Prospects: #28 Richard Urena”. jaysjournal.com. 2017年9月14日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s Richard Urena stats MiLB.com (英語)
  3. ^ MLB 2017 Prospect Watch”. MLB.com. 2017年9月14日閲覧。
  4. ^ Teoscar Hernandez highlights first wave of Blue Jays’ September call-ups”. Sportsnet (2017年8月31日). 2017年9月14日閲覧。
  5. ^ Blue Jays call up prospects Hernandez, Urena MLB.com (英語) (2017年9月1日) 2017年9月14日閲覧
  6. ^ Urena continues to impress with first homer MLB.com (英語) (2017年9月8日) 2017年9月14日閲覧
  7. ^ Big stage means big hits for Blue Jays' Urena MLB.com (英語) (2017年9月12日) 2017年9月14日閲覧
  8. ^ Alexis Brudnicki (2019年12月30日). “Blue Jays agree to deal with infielder Shaw” (英語). MLB.com. 2020年1月1日閲覧。
  9. ^ Jeff Todd (2020年1月10日). “Orioles Claim Richard Urena, Designate Pat Valaika” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年1月13日閲覧。
  10. ^ Jeff Todd (2020年2月19日). “Orioles Claim Andrew Velazquez, Designate Richard Urena” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年2月20日閲覧。
  11. ^ George Miller (2020年2月23日). “Orioles Outright Richard Urena” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年2月24日閲覧。
  12. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2023年3月20日閲覧。
  13. ^ Keegan Matheson (2020年12月18日). “Blue Jays sign two INFs, OF to Minors deals” (英語). MLB.com. 2021年1月14日閲覧。
  14. ^ Washington Nationals announce 2022 non-roster invitees” (英語). MLB.com Press Release (2022年3月14日). 2022年3月14日閲覧。
  15. ^ VETERAN MLB SHORTSTOP, PITCHING PROSPECT JOIN NICELY IN LATEST SIGNINGS”. The York Revolution (2023年3月7日). 2023年3月20日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]