リズム&ドラム・マガジン

リズム&ドラム・マガジン
カテゴリ 音楽雑誌
刊行頻度 月刊
創刊号 ギター・マガジン1982年10月号増刊
発行元 リットーミュージック
日本の旗 日本
言語 日本語
ウェブサイト https://www.rittor-music.co.jp/magazine/drums/
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リズム&ドラム・マガジン』(リズム・アンド・ドラム・マガジン)は、株式会社リットーミュージック(Rittor Music,Inc.)が刊行する、打楽器全般を対象とする月刊誌である。『ドラムマガジン』とも略される。創刊は1982年。初期は季刊誌であったが、1990年より隔月刊行誌化、そして1994年10月より月刊誌化された。2020年5月号をもって月刊発行を止め、同年7月号から季刊誌に戻っている。

概要[編集]

リットーミュージックが手がける楽器別音楽専門誌の1つである。打楽器全般を対象としているが、連載記事を中心にほとんどはドラムを対象としており、パーカッション和太鼓などは単発でまれに取り上げるのみであるため、実質的にはドラム専門誌と言える。

リットーミュージックは、1980年代初期に楽器別に購読者を細分化した雑誌展開を進めており(キーボード・マガジンに詳述)、本誌もこの時期に創刊されている。月刊誌が他社からも発刊されているギターピアノなどとは異なり、ドラム専門誌は日本においては本誌のみであり、日本における事実上の業界標準誌と位置づけられている。

定期記事[編集]

特集
著名なドラマーへのインタビュー記事、ドラムセットを構成する楽器1種(シンバル、スティックなど)を取り上げてのメーカー比較、ドラム技術(ダブルストロークなど)の練習技法などを、特集として組んでいる。
Vintage Drum Review
往年の楽器を取り上げ、その魅力を語る連載記事である。
DM Skill up Scores
ドラム上達のための今月の課題曲と称して、著名な曲を取り上げ、その曲のドラム譜とともに演奏上のポイントを解説する記事である。セッティング(タムの点数や配置など)についても、公式サイトや当時の演奏写真による推測などを掲載している。
基礎徹底トレーニング・セミナー、全ドラマー対応新型ゼミナール
ドラムを上達させるためのセミナー型記事である。ドラム技術の向上だけでなく、音楽への取り組み方、精神面などにも触れている。
Q&Aコーナー「ドラマー駆け込み寺」
読者投稿による質問に答えるという内容となっている。
連載コラム
著名ドラマーによるコラム記事を連載している。2009年現在はビリー・マーチン英語版茂木欣一芳垣安洋が担当。過去には村上“ポンタ”秀一神保彰なども担当コラムを持っていた。
ドラマー立志風雲録
多数のドラマーを来歴やプレイスタイルなどの切り口で紹介する連載記事である。本コーナーの過去掲載記事を集めたものは書籍化されている。
最新情報
新製品(エレドラなども含む)の紹介、Disc Guide(但し、ドラムとしての切り口での紹介)など。

バックナンバー[編集]

バックナンバーは、過去2年半以内であれば書店を通じて入手可能である。それより以前の号については絶版となっている。なお、一部の号については、2年半経過する前に絶版となっている。例えば、200号記念である2007年7月号や、YOSHIKIが表紙を飾る2008年6月号などは1年以内に絶版。樋口宗孝が表紙を飾る2007年3月号は、2009年3月号で追悼特集が組まれた時期に絶版となっている。

1983年 - 2003年[編集]

  • 1983年: 1 - 4 号 (季刊)
  • 1984年: 5 - 8 号 (季刊)
  • 1985年: 9 - 12 号 (季刊)
  • 1986年: 13 - 16 号 (季刊)
  • 1987年: 17 - 20 号 (季刊)
  • 1988年: 21 - 24 号 (季刊)
  • 1989年: 25 - 28 号 (季刊)
  • 1990年: 29 - 30 号 (季刊)、 31 - 34 (隔月刊)
  • 1991年: 35 - 40 号 (隔月刊)
  • 1992年: 41 - 46 号 (隔月刊)
  • 1993年: 47 - 52 号 (隔月刊)
  • 1994年: 53 - 56 号 (隔月刊)、57 - 59 (以降月刊)
  • 1995年: 60 - 61 号
  • 1996年: 62 - 73 号
  • 1997年: 74 - 85 号
  • 1998年: 86 - 97 号
  • 1999年: 98 - 109 号
  • 2000年: 110 - 121 号
  • 2001年: 122 - 133 号
  • 2002年: 134 - 144 号
  • 2003年: 146 - 157 号

2004年以降[編集]


(通巻)

(年月)
表紙 備考
158 2004年1月号 村上“ポンタ”秀一 村上“ポンタ”秀一、音楽生活30周年記念特集
159 2月号 ラーズ・ウルリッヒ プロが隠れてやっているオリジナルエクササイズ
160 3月号 YAMAHA GROOVE NIGHT 5 YAMAHA GROOVE NIGHT 5特集
161 4月号 オマー・ハキム
村石雅行
162 5月号 宮上元克
163 6月号 外山明
164 7月号 ヴィニー・カリウタ
165 8月号 ジョーイ・ジョーディソン英語版 - スリップノットのDr.
166 9月号 サイドにスネア特集
167 10月号 アール・パーマー
ジョセフ“ジガブー”モデリステ英語版
168 11月号 トラヴィス・バーカー - ブリンク 182のDr.
169 12月号 神保彰
170 2005年1月号 村上“ポンタ”秀一
171 2月号 樋口宗孝
172 3月号 トミー・リー トミー・リーのドラマー復帰特集
173 4月号 茂木欣一
174 5月号 ジェフ・ポーカロ
175 6月号 神保彰
則竹裕之
176 7月号 スティーヴ・ジョーダン
177 8月号 中村達也
178 9月号 ジョニー吉長
179 10月号 芳垣安洋ROVOのドラマー)
180 11月号 松田弘
181 12月号 ジンジャー・ベイカー
182 2006年1月号 マヌ・カチェ ロックドラムを創造した、敏腕、豪腕、天才ドラマーたち
183 2月号 Vintage Drum ReView Vintage Drum ReView(表紙特集)
184 3月号 ブライアン・ブレイド Vintage Drum ReView(連載開始)
185 4月号 チャーリー・ワッツ ドラマー立志風雲録 テオ・リマポルトガル語版
186 5月号 キース・カーロック 歴代名器が語るパール60年
187 6月号 チャド・スミス 注目ドラマーのフォームを写真付き解説
188 7月号 大儀見元 メタル・スネア・ドラム再考
189 8月号 沼澤尚 スネア・サウンド
190 9月号 村上“ポンタ”秀一 打楽器奏者50人に学ぶスティックとグリップの関係
191 10月号 スタントン・ムーア英語版 - ギャラクティックのDr. 音作り
192 11月号 ラーズ・ウルリッヒ
ジョーイ・ジョーディソン英語版 - スリップノットのDr.
スコット・トラヴィス
クリス・アドラー英語版 - ラム・オブ・ゴッドのDr.
最強HEAVY METAL DRUMMING
193 12月号 スティーヴ・ジョーダン
ウィリー・ウィークス
気になるドラマーたちが見たDVD
194 2007年1月号 ザック・スターキー 第9回誌上ドラムコンテスト結果発表
195 2月号 古田たかし×佐野元春
沼澤尚×Leyona山本タカシ
村上“ポンタ”秀一×未唯mie
スティーヴ・ジョーダン×ミーガン・ヴォス
歌とドラム
196 3月号 樋口宗孝 HARD&HEAVYドラム
197 4月号 スチュワート・コープランド リニア・ドラミング
198 5月号 佐野康夫 セッションドラマーの心得
199 6月号 ジェームス・ブラウン バスドラムの2つ打ち
200 7月号 200号記念 200人のドラマーによる、パフォーマンス、自薦ベストCDとそのルーツとなるCD、愛器、名言集
ドラム語事典
201 8月号 ジョシュ・フリーズ英語版 チャド・スミスの来日クリニックレポートとインタビュー
202 9月号 東原力哉 ドラムあれこれ各カテゴリの頂点となる人物紹介
203 10月号 クハラカズユキ ドラム対談 つのだ☆ひろ×マイク・マンジーニ
204 11月号 大儀見元
ASA-CHANGASA-CHANG&巡礼
追悼特集 マックス・ローチ富樫雅彦
205 12月号 ジョン・ボーナム ドラマーのためのシューズ選び
206 2008年1月号 テリー・ボジオ 第10回誌上ドラムコンテスト 最終審査結果発表
207 2月号 カレン・カーペンター 伝説の歌姫カレン・カーペンターをドラマーとして紹介(2号連続特集)
208 3月号 バーナード・パーディ
209 4月号 茂木欣一 スネアスタンド特集、ドラマー10名のこだわりスタンド
210 5月号 ジョシュ・フリーズ英語版
吉井和哉
ちょい技特集
211 6月号 YOSHIKI 定番スティック106種
212 7月号 ビル・ブラッフォード
213 8月号 村上“ポンタ”秀一 星野楽器創立100周年記念
214 9月号 スティーヴ・ガッド
215 10月号 キース・ムーン スプラッシュシンバル特集
216 11月号 ラーズ・ウルリッヒ ツインペダル特集
217 12月号 ジョーイ・ジョーディソン英語版 - スリップノットのDr. 追悼特集 アール・パーマー
218 2009年1月号 ビリー・コブハム
テリー・ボジオ
シンバルカスタマイズ入門
219 2月号 シンディ・ブラックマン英語版
テリ・リン・キャリントン (dr+vo)×エスペランサ (b+vo)
女性ドラマー特集(複数の女性ドラマーへのインタビュー)
追悼特集 ミッチ・ミッチェル
220 3月号 樋口宗孝 追悼大特集 樋口宗孝
川口千里紹介
221 4月号 スタントン・ムーア英語版 - ギャラクティックのDr.
テリー・ボジオ
神保彰
第1回リズム&ドラム・マガジン・フェスティバル
222 5月号 アミール“クエストラヴ”トンプソン英語版 - ザ・ルーツのDr. アーティスト特集(クエストラブ、ジェームス・ギャドソン英語版ラリー・マレン・ジュニア
ハイハットの"チ"にこだわる
223 6月号 スティーブ・ガッド 2009年版フット・ペダル踏み比べ
224 7月号 芳垣安洋×岡部洋一ROVOのドラマーとパーカッショニスト) 第11回誌上ドラム・コンテスト
225 8月号 ASA-CHANG & U-zhaanASA-CHANG&巡礼のパーカッショニストとタブラ奏者) 片手ロール完璧マスター講座
226 9月号 猪俣猛 アーティスト特集(猪俣猛、玉田豊夢パット・トーピー大儀見元×SAYAKA[要曖昧さ回避]
227 10月号 つのだ☆ひろ ヒット曲を叩く
* Don't say "lazy"[1]
* Ghost In The Rain
* 爪爪爪
* 紫の炎
228 11月号 沼澤尚 特別対談 沼澤尚×ムッシュかまやつ
229 12月号 ヴィンテージ・ドラム、使ってなんぼ! 100th Anniversary the Ludwig Drums
230 2010年1月号 ダニエル・アーランドソン
231 2月号 デイヴ・グロール 2大アーティスト特集(デイヴ・グロール、柏倉隆史
232 3月号 神保彰 世界最大!楽器の祭典 the NAMM show 2010
233 4月号 スタントン・ムーア英語版 アーティスト特集(スタントン・ムーア、ジョーイ・ワロンカー
234 5月号 神宮司治  
235 6月号 かみじょうちひろ  
236 7月号 金子ノブアキ  
237 8月号 マイク・マンジーニ
マルコ・ミネマン
 
238 9月号 スティーヴ・ガッド  
239 10月号 ピエール中野
240 11月号 中村達也
241 12月号 ジョン・ボーナム
242 2011年1月号 スティーヴ・ジョーダン
243 2月号 パット・トーピー
244 3月号 ブライアン・ブレイド
245 4月号 真矢
246 5月号 トラヴィス・バーカー
247 6月号 古田たかし
248 7月号 柏倉隆史
249 8月号 坂東慧
250 9月号 Shinya
251 10月号 淳士
252 11月号 ピエール中野
253 12月号 SATOKOFUZZY CONTROL
254 2012年1月号 坂田学
大喜多崇規
スティーヴ・ガッド
255 2月号 柏倉隆史×玉田豊夢
256 3月号 ブライアン・ブレイド
257 4月号 yukihiro
258 5月号 テリー・ボジオ
259 6月号 マイク・ポートノイ
260 7月号 河村“カースケ”智康
261 8月号 芳垣安洋
262 9月号 ジョジョ・メイヤー
263 10月号 ピエール中野×かみじょうちひろ
264 11月号 中村達也斉藤和義
265 12月号 リズム・アンド・ドラム・マガジン・フェスティバル2012 出演アーティスト特集
266 2013年1月号 ジェームス・ギャドソン英語版沼澤尚
267 2月号 スティーヴ・ガッド×神保彰
268 3月号 ドミニク・ハワード
269 4月号 コージー・パウエル
270 5月号 ピエール中野
271 6月号 チャーリー・ワッツ
272 7月号 かみじょうちひろ
273 8月号 高橋幸宏
274 9月号 シシド・カフカRINASCANDAL]、YuumiFLiP
275 10月号 シェーン・ガラス
276 11月号 チャド・スミス
277 12月号 デイヴ・ウェックル
278 2014年1月号 真矢
279 2月号 yukihiro
280 3月号 青山純 追悼特集
281 4月号 玉田豊夢
282 5月号 柏倉隆史
283 6月号 クハラカズユキ×チバユウスケ
284 7月号 9mm Parabellum Bullet
285 8月号 真太郎UVERworld
286 9月号 ジム・ケルトナー
ピエール中野
山口大吾People In The Box
トーマス・ラング英語版×かみじょうちひろ
茂木欣一×伊地知潔
287 10月号 一瀬正和×柏倉隆史
菅沼孝三×SATOKOmabanua
288 11月号 金子ノブアキRIZE
289 12月号 TOSHI NAGAI with TAKURO[GLAY]
290 2015年1月号 河村"カースケ"智康亀田誠治
291 2月号 神保彰
292 3月号 TomoyaONE OK ROCK
293 4月号 中村達也
294 5月号 林立夫村石雅行玉田豊夢
295 6月号 yukihiro
296 7/8月号 真矢×淳士
297 9月号 スティーヴ・ガッド
298 10月号 小田原豊REBECCA
299 11月号 Tatsuya AmanoCrossfaith
300 12月号 300号記念
301 2016年1月号 BuntaTOTALFAT
302 2月号 YOSHIKIの"クリスタル・ドラム"
303 3月号 ほな・いこか
304 4月号 マーク・ジュリアナ英語版
305 5月号 RINASCANDAL
306 6月号 シシド・カフカ
307 7月号 1966年のリンゴ・スター
308 8月号 蹴鞠Chang(玉田豊夢)× レキシ(池田貴史)
309 9月号 チャド・スミス
310 10月号 スティーヴ・ガッド神保彰
311 11月号 Tatsuya Amano[Crossfaith]
312 12月号 ベニー・グレブ英語版
313 2017年1月号 庄村聡泰[Alexandros]
314 2月号 BOBO
315 3月号 創刊35周年記念特集  時代を彩るドラム・セット35
316 4月号 OK[Suchmos
317 5月号 FUYURED DIAMOND DOGS
318 6月号 ネット時代を生き抜くためのサバイバル/セルフ・プロデュース術を伝授! ドラムで成りあがる!
319 7月号 ほな・いこか
320 8月号 創刊35周年記念特集 the FOOT WORK
321 9月号 スティーヴ・ガッド×河村"カースケ"智康
322 10月号 真太郎[UVERworld]
323 11月号 バディ・リッチ
324 12月号 Tatsuya Amano[Crossfaith]
325 2018年1月号 恒岡章Hi-STANDARD
326 2月号 クリス・デイヴ
327 3月号 スネア特集
328 4月号 鈴木貴雄 [UNISON SQUARE GARDEN]
329 5月号 ヤガミトール[BUCK-TICK]
330 6月号 パット・トーピー 追悼特集
331 7月号 セッティング特集
332 8月号 ブライアン・ブレイド

関連書籍[編集]

  • 『リズム&ドラム・マガジン直伝技 - ドラミングのあらゆる悩みを解消!』リットー・ミュージック、2001年。ISBN 978-4845607235 
  • 『リズム&ドラム・マガジン直伝巧 - 読譜法から超ハイ・テクニックまで完全網羅』リットー・ミュージック、2003年。ISBN 978-4845609147 
  • 『リズム&ドラム・マガジン直伝響 - これぞ究極!ハードウェアの知識を完全網羅!』リットー・ミュージック、2005年。ISBN 978-4845611744 
  • 『ドラマー立志風雲録』リットー・ミュージック、2007年。ISBN 978-4845614196  - 本誌のコーナー「ドラマー立志風雲録」を書籍化したもの

脚注[編集]

  1. ^ アニメ『けいおん!』のエンディングテーマであるが、本誌において、アニメ関連の曲がドラム譜付きで掲載されることは極めて異例のことである。

関連項目[編集]