リスモくん

リスモくん
LISMO-kun
原宿のKDDIデザイニングスタジオのリスモくん(2007年8月)
対象
モチーフ リス
デザイン 佐野研二郎
指定日 2006年
指定者 KDDI
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リスモくんは、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話au携帯電話およびAndroid搭載auスマートフォン専用音楽配信サービスである「LISMO」のイメージキャラクターとして誕生した白い[注釈 1]リスキャラクターゆるキャラ)である。本名はリスモauブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話マスコットキャラクターとして2017年頃まで展開されていた。キャラクターデザイン日光江戸村ニャンまげTBSテレビBooBoを手がけてきた博報堂出身で現在はMR_DESIGNアートディレクター佐野研二郎が手掛けている。開発年は2006年1月である。

特徴[編集]

ストラップのリスモくん

白い[注釈 1]シルエットのみで顔や体の模様はなく、全く喋らない。常にau by KDDIのオレンジ色のロゴ[注釈 2]を片手に持ち、常にイヤフォン[注釈 3]を耳に付けている。「複雑化する音楽配信サービスの案内役のイメージが必要」との思いを念頭に置いてデザインされ、当初はauのコーポレートカラーであるオレンジの補色と春らしさを表した緑色を基調とした広告デザインを展開した[1]

キノコが好物らしい[注釈 4]。出身はオーストリアの首都・ウィーン。年齢は0歳。性格は真面目だが意外と臆病な面を持つ。

趣味に音楽鑑賞や木登り、特技にしっぽを使ったジャンプやプロペラ飛行、ムーンウォークなどがある。最近ではauの携帯電話でも可能になった映像鑑賞を趣味としている。

キャラクター展開[編集]

2006年7月より、LISMOサービス開始にあわせイヤホンに付けたリスモくんがauのロゴを片手に宇多田ヒカルの「Keep Tryin'」にのせてダンスをするCMを放送。以降のCMソングについてはLISMOの項目を参照。

リスモくんはLISMOサービスのマスコットキャラクターとして誕生したが、今後はKDDI、ならびに沖縄セルラー電話のau携帯電話の総合的なマスコットキャラクターとして展開していきたいとKDDI小野寺正社長兼会長(2006年当時)は発表した。

リスモくん主役の携帯電話向けゲームも登場した。リスモスペシャルサイトではプロフィール紹介のほか、壁紙・ スクリーンセーバーの配信も展開された。

Windows Vistaのサイドバーに入れるガジェットも存在する。

2006年10月からの番号ポータビリティー制度にあわせて、携帯を新規契約などするとリスモくんのストラップやコップなどがプレゼントされるなど商品展開も進んでいる。

2007年7月10日に「LISMO Forest」が原宿のKDDIデザイニングスタジオに開設され、ストラップやぬいぐるみなどの限定グッズが販売された。

2007年12月10日にリスモ! Micro SD READER/WRITER ストラップを発売した(2,080円)。ビッダーズからの通信販売もしくは東急ハンズにて購入可能。

2007年12月には、人気絵本作家・コロボックルたちもとみちこ)による絵本2点が発行された。

  • 「LISMO PICTURE BOOK Vol.1 リスモきこえる」(ジュリアン発行)
  • 「LISMO PICTURE BOOK Vol.2 リスモつながる」(ジュリアン発行)

この絵本のカバーデザインはリスモくん生みの親である佐野研二郎が行っている。2008年3月にはVol.3が発売された。

2008年にはEXILEとコラボレーションし[2]、「LISXILE」の名前で黒いサングラス・帽子・上着を身につけるアレンジが施された[2][1]

2011年にはauからのiPhone発売が報じられたことを受け、同年9月23日に虚構新聞が「リスモくん死去」の嘘ニュースを報じたが、直後に「LISMO Music Store」の提供終了が発表され、記事が現実化したとしてお詫び文が掲載された[3]。ただし、提供終了後も2017年頃までキャラクターは存続していた。

同業他社のキャラクター[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b 2006年のサービス開始当初、auユーザー向けのキャンペーンで配布された待ち受けFlash(風船バージョン/釣りバージョン)では白ではなく緑のリスモが登場していた。ただし緑のリスモが登場したのはこの時限りであり、以降は白に統一されている。
  2. ^ 2011年2月にはIS03を持ったバージョンも登場。また2012年1月16日以降よりauロゴのデザインが刷新(変更)されたのに伴い、リスモくんが手にしているオレンジ色の物体からau by KDDIのロゴが削除され現在に至っている。
  3. ^ 2008年4月以降はBluetoothヘッドホン
  4. ^ 実際にリスはドングリなどの木の実類の他、キノコを食べることがあるという。「auシカ」と同様に「ドコモダケ」をかなり意識している。

出典[編集]

  1. ^ a b Designer Interview佐野研二郎 LISMO - 日本のロゴII(2008年)200頁
  2. ^ a b 原宿Kスタに「EXILE」仕様の限定リスモ-ダンス体験ブースも - シブヤ経済新聞 2008年2月26日
  3. ^ 音楽配信の雄、リスモくん死去 5歳 これは嘘ニュースです”. 虚構新聞 (2011年9月23日). 2019年4月18日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]