ラッセル・ウェストブルック

ラッセル・ウェストブルック
Russell Westbrook
ロサンゼルス・レイカーズでのウェストブルック
(2022年)
ロサンゼルス・クリッパーズ  No.0
ポジション PG
所属リーグ NBA
基本情報
愛称 Russ
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1988-11-12) 1988年11月12日(35歳)
出身地 カリフォルニア州ロングビーチ
身長 191cm (6 ft 3 in)
体重 91kg (201 lb)
ウィングスパン 203cm  (6 ft 8 in)[1]
シューズ エア・ジョーダン[2]
キャリア情報
高校 レウジンガー高等学校英語版
大学 UCLA
NBAドラフト 2008年 / 1巡目 / 全体4位[1]
プロ選手期間 2008年–現在
経歴
20082019オクラホマシティ・サンダー
2019–2020ヒューストン・ロケッツ
2020–2021ワシントン・ウィザーズ
20212023ロサンゼルス・レイカーズ
2023ロサンゼルス・クリッパーズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
金メダル - 1位 2012 ロンドン バスケットボール
世界選手権
金メダル - 1位 2010 トルコ バスケットボール

ラッセル・ウェストブルック3世Russell Westbrook III[3], 1988年11月12日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロングビーチ出身のプロバスケットボール選手。NBAロサンゼルス・クリッパーズに所属している。ポジションはポイントガード。愛称は「Russ(ラス)」。

これまでに1回のNBAシーズンMVP、9回のNBAオールスターオールNBAチームの選出、2年連続オールスターゲームMVPを受賞。2014-15シーズン2016-17シーズンにはリーグ得点王に輝いた。2016-17シーズンにおいては1962年のオスカー・ロバートソンに続いてNBA史上2人目となる、シーズン平均トリプル・ダブルを達成。また、シーズン平均トリプルダブルでのシーズンMVPの受賞はNBA史上初の快挙となった。2020-21シーズンには通算4回目のシーズン平均トリプル・ダブルを達成し、2021年5月10日にオスカー・ロバートソンの通算トリプル・ダブル181回を抜いて歴代1位となった[4]

学生時代[編集]

地元カリフォルニア州のレウジンガー高等学校英語版を卒業後、名門校のカリフォルニア大学ロサンゼルス校 (ブルーインズ)に進学する。1年目の2006-07シーズンは36試合に出場するものの、平均わずか9.0分で3.4得点、0.7アシストの成績だった。2年目の2007-08シーズンには先発ガードのダレン・コリソンが負傷欠場したことにより、チャンスを得たウェストブルックは大きく成績を伸ばし、12.3得点、4.3アシストを記録。コリソンが復帰して以降は先発シューティングガードとして出場した。このシーズンにはPac-10の最優秀守備選手賞に選ばれ、また通算1318分出場はUCLAのシーズン記録となった。ウェストブルック、コリソン、ケビン・ラブを中心としたUCLAはNCAAトーナメントを勝ち抜き、ウェストブルックはスウィート16では14得点、11リバウンドで自身初となるダブルダブルを達成、ファイナル4では22得点を記録したが、チームはF敗退した。2008年のNBAドラフトアーリーエントリーした[5]

NBAキャリア[編集]

オクラホマシティ・サンダー[編集]

2008年のNBAドラフトではシアトル・スーパーソニックスから4位指名を受けた[6]。チームメイトだったケビン・ラブメンフィス・グリズリーズから全体5位指名を受けた後、ミネソタ・ティンバーウルブズに交渉権が移り、そのままウルブズと契約している。ソニックスはこのオフにオクラホマシティに移転したため、オクラホマシティ・サンダーの選手として始まった[7]。背番号の「0」はオルデン・ポリニス英語版以来、球団で2人目だった[8]

プレドラフトキャンプ時の身体データ

ウイングスパン ジャンプ力 スプリント ベンチプレス
203cm 92.7cm 3.08秒 12回

※スプリントはコート3/4(約21m)走。ベンチプレスは約84kg。

2008-09シーズン[編集]

2008-09シーズン、開幕からアール・ワトソンの控えとして出場していたが、11月末から先発に定着した。2009年3月2日のダラス・マーベリックス戦、17得点、10リバウンド、10アシストで、20歳110日の若さ(当時歴代4位)でトリプルダブルを記録[9]、サンダー(旧シアトル・スーパーソニックス)の新人としてはアート・ハリス英語版ゲイリー・ペイトンに続く3人目であった。このシーズンは全82試合(65先発)に平均32.5分の出場で、15.3得点、4.9リバウンド、5.3アシスト、1.3スティールなどを記録した。新人王の投票ではデリック・ローズ(ブルズ)、O・J・メイヨ(グリズリーズ)、ブルック・ロペス(ネッツ)に次ぐ4位で[10]オールルーキー1stチームに選ばれた。

2009-10シーズン[編集]

ウェストブルック(左)と当時チームメイトのケビン・デュラント。(2010年)

2009-10シーズン、全82試合に平均34.3分の出場で、16.1得点、4.9リバウンド、8.0アシスト、1.3スティールなどを記録した。チームは過去3シーズンで31勝、20勝、23勝と苦しんでいたが、このシーズンは50勝を記録し、プレーオフに進出した。2020年にウェストブルックが移籍するまで45勝を下回ることはなかった。

2010-11シーズン[編集]

2011年のウェストブルック

2010-11シーズン、2010年11月26日のインディアナ・ペイサーズ戦、自身初の40得点以上となる43得点を記録した[11]。このシーズンは全82試合に平均34.7分の出場で、21.9得点、4.6リバウンド、8.2アシスト、1.9スティールなどを記録し、3年目で初めて平均20得点を超えた。NBAオールスターゲームに初めて選出され、オールNBA2ndチームにも選出された。

2011-12シーズン[編集]

2011-12シーズン、2012年4月25日のデンバー・ナゲッツ戦、30得点、6リバウンド、9アシスト、3スティール、4ブロックのファイブ・ファイブズに近い成績を残した[12]。このシーズンはロックアウト明けの全66試合に平均35.3分の出場で、23.6得点(5位)、4.6リバウンド、5.5アシスト、1.7スティールなどを記録した。自身初の2012年のNBAファイナル英語版では、5試合で27.0得点、6.4リバウンド、6.6アシストなどを記録し、エースのケビン・デュラントらと奮闘したが、レブロン・ジェームズドウェイン・ウェイドなどを擁するマイアミ・ヒートに1勝4敗で敗退した[13]。ベンチ出場からシーズン平均16.8得点を記録したジェームズ・ハーデンはこのシーズン限りでヒューストン・ロケッツへ移籍した。

2012-13シーズン[編集]

2012-13シーズン、全82試合に平均34.9分の出場で、23.2得点(6位)、5.2リバウンド、7.4アシスト、1.8スティールなどを記録した。プレーオフ1回戦のヒューストン・ロケッツ戦で右膝を負傷、手術してシーズン終了した[14]

2013-14シーズン[編集]

2013-14シーズン、前シーズンのプレーオフで右膝を負傷した影響で、シーズン中に2度同じ右膝を手術した[14]。このシーズンは46試合に平均30.7分の出場に留まり、21.8得点、5.7リバウンド、6.9アシスト、1.9スティールなどを記録した。新人センタースティーブン・アダムズが終盤から先発に定着し、長く一緒にプレーすることになる。この年のサンダーはウェスタンカンファレンスファイナルまで進出したが、後にチャンピオンとなるサンアントニオ・スパーズに2勝4敗で敗退となってしまう。

2014-15シーズン[編集]

2014-15シーズン、開幕戦で右手の指を骨折し、手術して約1ヶ月離脱した[15]。エースのケビン・デュラントを多くの試合で欠く中、2015年4月12日のインディアナ・ペイサーズ戦、自身初の50得点以上となる54得点を記録した[16]。このシーズンは67試合に平均34.4分の出場で、28.1得点、7.3リバウンド、8.6アシスト(4位)、2.1スティール(2位)などを記録し、自身初の得点王を獲得した。

2015-16シーズン[編集]

デイミアン・リラードをディフェンスするウェストブルック。(2016年1月)

2015-16シーズン、このシーズンは80試合に平均34.4分の出場で、23.5得点(8位)、7.8リバウンド、10.4アシスト(2位)、2.0スティールなどを記録し、初のオールNBA1stチームを入りを果たした。プレイオフでは、レギュラーシーズン73勝9敗歴代最多勝記録を打ち立てたウォリアーズ相手に3勝1敗で王手をかけたものの、そこからまさかの3連敗でシリーズ敗退となってしまう。このシーズン限りでケビン・デュラントゴールデンステート・ウォリアーズへ移籍した。

2016-17シーズン[編集]

アンドレ・ロバーソンとウェストブルック

2016-17シーズン開始前にデュラントが移籍したのに続いて、ウェストブルックの契約も2017年に切れるためトレードの噂が周りで渦巻くようになった。サンダーはウェストブルックを残留させることを決意し、契約延長を行うためにすべてのトレード交渉を延期させ説得をした[17]。そして、2016年8月4日にサンダーと3年8,570万ドルの延長に合意した[18][19]。10月28日のシーズン開幕から2試合目のフェニックス・サンズ戦にて、51得点、13リバウンド、10アシストを記録し、自身38回目のトリプル・ダブルを達成した。また、50得点以上でのトリプル・ダブルの達成は1975年のカリーム・アブドゥル=ジャバー以来となった[20]。2日後のロサンゼルス・レイカーズ戦では33得点、12リバウンド、16アシストを記録し、オスカー・ロバートソンマジック・ジョンソンジェリー・ルーカスに続いて4人目となるシーズン開幕から3試合で2回のトリプル・ダブルを達成した選手となった[21]。2017年3月7日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦、自己最多の58得点を記録した[22]

ジョン・ウォールに対してショットを放つウェストブルック

プレーオフ1回戦のヒューストン・ロケッツ戦、プレーオフで自身初の50得点以上となる51得点、10リバウンド、13アシストを記録し、プレーオフ史上初の50得点以上でのトリプルダブルを記録[23]するなど、5試合で平均37.4得点、11.8リバウンド、10.8アシスト、2.4スティールという好成績を残したものの、敗退した[24]。このシーズンは81試合に平均34.6分の出場で、31.6得点、10.7リバウンド、10.4アシスト(3位)、1.6スティールなどを記録し、2度目の得点王、2度目のオールNBA1stチームに加え、ジェームズ・ハーデンカワイ・レナードらを抑えて自身初のMVPを受賞した[25]。1982年のモーゼス・マローン以来となる、50勝未満のチームから受賞者となった[26]オスカー・ロバートソン以来55年ぶり史上2人目となるシーズン平均トリプルダブルと歴代最多となるシーズン42回のトリプルダブルを達成した(従来の最多はロバートソンの41回)。

2017-18シーズン[編集]

2017-18シーズン開幕前の2017年9月29日にサンダーと2022-23シーズンまでの5年2億500万ドルのスーパーマックス契約を結び、残っていた契約と合わせて総額はNBA史上最高額の6年2億3300万ドルとなった(従来の最高はジェームズ・ハーデンの2億2800万ドル)[27]。また、ポール・ジョージがサンダーに加入した。2018年3月13日のアトランタ・ホークス戦で32得点、12リバウンド、12アシストを記録、NBA史上4人目となる通算100度目のトリプルダブルを記録した[28]。4月11日のメンフィス・グリズリーズとのシーズン最終戦、16リバウンド以上ならばシーズン平均トリプルダブルに届くところ、自身初の20リバウンドで同記録を達成した[29]。このシーズンは80試合に平均36.4分の出場で、25.4得点(7位)、10.1リバウンド、10.3アシスト、1.8スティールなどを記録した。自身初のアシスト王を獲得した。フリースローの試投間にスリーポイントラインを出てはならないという新しいルールが始まり、自身のルーティンが禁止になったことが一因で成功率が前シーズンより10%以上低下してしまった[30]

2018-19シーズン[編集]

2018-19シーズン、開幕前の9月に右膝を手術したため、開幕に間に合わなかった[14]。11月5日の試合で左足首を捻挫して、6試合に欠場した[31]。2019年1月10日のサンアントニオ・スパーズ戦で1試合24アシストを記録した。2019年4月2日のロサンゼルス・レイカーズ戦、20得点、20リバウンド、21アシストを記録、ウィルト・チェンバレン以来51年ぶり史上2人目のダブルトリプルダブルを達成した[32]。このシーズンは73試合に平均36.0分の出場で、22.9得点、11.1リバウンド、10.7アシスト、1.9スティールなどを記録した。2年連続でアシスト王を獲得した。トリプルダブルは5年連続1位となる34回記録した。

ヒューストン・ロケッツ[編集]

2019-20シーズン開幕前の2019年7月11日にポール・ジョージロサンゼルス・クリッパーズに放出したことでチームが再建状態に入ったため、クリス・ポールなどとのトレードでヒューストン・ロケッツへ移籍した。8シーズンぶりにジェームズ・ハーデンとタッグを組むことになった。背番号は引き続き「0」となったが、ロケッツではアーロン・ブルックスの他に複数シーズンでこの番号を着用した選手はいなかった[33]。2020年2月6日のロサンゼルス・レイカーズ戦で史上46人目となる通算2万得点を達成、6000リバウンド・7000アシストも記録している選手としては史上3人目となった[34]。移籍後初となる古巣本拠地のチェサピーク・エナジー・アリーナで行われたサンダー戦では試合前にサンダー時代の功績を称える映像が流れ、サンダーファンから大歓声で迎えられた[35]。試合には敗れたものの34得点を記録した。このシーズンはボールを長く保持するハーデンと共にプレーしたため、3年間続いていた平均トリプルダブルが途切れた。

ワシントン・ウィザーズ[編集]

2019-20シーズンオフの2020年12月2日にジョン・ウォールと2023年のドラフト1巡目指名権(プロテクト付き)とのトレードで、ワシントン・ウィザーズへ移籍した[36][37][38]。12月23日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦でウィザーズ移籍後初出場し、21得点、11リバウンド、15アシストを記録した。チームデビューでのトリプル・ダブルの達成は、エルフリッド・ペイトンルイス・ロイドジョンシュ・マテネイト・サーモンドオスカー・ロバートソンに次ぐ、NBA史上6人目の選手となった[39]。2021年3月30日のインディアナ・ペイサーズ戦には、1988年のマジック・ジョンソン以来となる、35得点、当時シーズンハイの21アシスト、14リバウンドで、30-10-20のトリプル・ダブルを達成した[40]

2021年5月11日のアトランタ・ホークス戦にてオスカー・ロバートソンの181回を抜いて通算トリプルダブル数歴代1位となった[4]。このシーズンは2年ぶりとなる平均トリプルダブルを達成し、3度目のアシスト王を受賞した。

ロサンゼルス・レイカーズ[編集]

2021年8月6日に5チーム間の大型トレードロサンゼルス・レイカーズへ移籍した[41]。しかし、レブロン・ジェームズアンソニー・デイビスなどとの連係が噛み合わず、12月には早くもトレードの噂が浮上した[42][43]。レブロンやデイビスとは最後まで噛み合わず、このシーズンはプレーオフ出場を逃した。オフに4700万ドルのプレイヤーオプションを行使して残留した[44]

2022-23シーズン途中からシックスマンとして起用された。

ロサンゼルス・クリッパーズ[編集]

2023年2月9日に3チーム間のトレードでユタ・ジャズへ放出され、20日に解雇された[45][46]。その後、22日にロサンゼルス・クリッパーズと契約した[47]。オフに2年8000万ドルでクリッパーズと再契約した[48]

このシーズンの序盤、チームが低調であったことから、自らHCにベンチスタートを申し出て、ベンチから出場するようになると、チームの成績が大きく向上した[49]。2024年2月2日のデトロイト・ピストンズ戦で23得点をあげ、NBA史上25人目となる通算2万5000得点を達成した。9000アシスト・8000リバウンドも記録している選手としては、レブロン・ジェームズに次いで史上2人目である[50]。しかし、3月1日のワシントン・ウィザーズとの対戦で左手を負傷し、離脱することとなった[49]

プレースタイル[編集]

身長191cmとNBAのポイントガードとしては平均的だが非常に恵まれた身体能力を持ち、相手を置き去りにするスピード・自分より大きな選手の上からダンクを叩き込むパワーとジャンプ力を持つ[51]

素早いドライブからの得点率は高く、そこから空いた味方にパスを出す視野とパススキルもあり止めるのは非常に困難でクラッチタイムにも強い。[52][53][54]

また、ポイントカードでは珍しくリバウンド数が2桁であり、得点、リバウンド、アシストに関して文句なしの成績である。

反面、スリーポイント成功率は年々下降しており、キャリア通算でも平均を下回る[55]。フリースローの成功率は、2016-17シーズンまでの9年間で約82%だったが、2017-18シーズン以降では約70%となっている。この成功率が低下したのは、毎回スリーポイントラインから出るルーティンが禁止されたことが一因である[30]

また、ショットセレクションの悪さやターンオーバーの多さが長年の課題とされている[56][57]

個人成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  リーグリーダー

NBA[編集]

レギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2008-09 OKC 82* 65 32.5 .398 .271 .815 4.9 5.3 1.3 .2 15.3
2009-10 82* 82* 34.3 .418 .221 .780 4.9 8.0 1.3 .4 16.1
2010-11 82* 65 32.5 .398 .330 .842 4.6 8.2 1.9 .4 21.9
2011-12 66 66 35.3 .457 .316 .823 4.6 5.5 1.7 .3 23.6
2012-13 82* 82* 34.9 .438 .323 .800 5.2 7.4 1.8 .3 23.2
2013-14 46 46 30.7 .437 .318 .826 5.7 6.9 1.9 .2 21.8
2014-15 67 67 34.4 .426 .299 .835 7.3 8.6 2.1 .2 28.1*
2015-16 80 80 34.4 .454 .296 .812 7.8 10.4 2.0 .3 23.5
2016-17 81 81 34.6 .425 .343 .845 10.7 10.4 1.6 .4 31.6*
2017-18 80 80 36.4 .449 .298 .737 10.1 10.3* 1.8 .3 25.4
2018-19 73 73 36.0 .428 .290 .656 11.1 10.7* 1.9 .5 22.9
2019-20 HOU 57 57 35.9 .472 .258 .763 7.9 7.0 1.6 .4 27.2
2020-21 WAS 65 65 36.4 .439 .315 .656 11.5 11.7* 1.4 .4 22.2
2021-22 LAL 78 78 34.3 .444 .298 .667 7.4 7.1 1.0 .3 18.5
2022-23 52 3 28.7 .417 .296 .655 6.2 7.5 1.0 .4 15.9
LAC 21 21 30.2 .489 .356 .658 4.9 7.6 1.1 .5 15.8
通算 1,094 1,028 34.3 .438 .305 .778 7.3 8.4 1.6 .3 22.4
オールスター 9 2 22.4 .506 .338 .588 5.2 3.8 1.4 .0 21.6

プレーオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2010 OKC 6 6 35.3 .473 .417 .842 6.0 6.0 1.7 .2 20.5
2011 17 17 37.5 .394 .292 .852 5.4 6.4 1.4 .4 23.8
2012 20 20 38.4 .435 .277 .802 5.5 5.8 1.6 .4 23.1
2013 2 2 34.0 .415 .222 .857 6.5 7.0 3.0 .0 24.0
2014 19 19 38.7 .420 .280 .884 7.3 8.1 2.2 .3 26.7
2016 18 18 37.4 .405 .324 .829 6.9 11.0 2.6 .1 26.0
2017 5 5 38.8 .388 .265 .800 11.6 10.8 2.4 .4 37.4
2018 6 6 39.2 .398 .357 .825 12.0 7.5 1.5 .0 29.3
2019 5 5 39.4 .360 .324 .885 8.8 10.6 1.0 .6 22.8
2020 HOU 8 8 32.8 .421 .242 .532 7.0 4.6 1.5 .3 17.9
2021 WAS 5 5 37.2 .333 .250 .791 10.4 11.8 .4 .2 19.0
2023 LAC 5 5 38.4 .410 .357 .880 7.6 7.4 1.2 1.4 23.6
通算 116 116 37.6 .408 .299 .828 7.2 7.9 1.8 .3 24.5

カレッジ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2006–07 UCLA 36 1 9.0 .457 .409 .548 .8 .7 .4 .0 3.4
2007–08 39 34 33.8 .465 .338 .713 3.9 4.3 1.6 .2 12.7
通算 75 35 21.9 .464 .354 .685 2.5 2.4 1.0 .1 8.3

受賞・記録[編集]

NBA

記録[編集]

  • 通算トリプルダブル:198回(歴代1位、2021年5月10日のアトランタ・ホークス戦にてオスカー・ロバートソンの181回を抜き歴代トップとなった)
  • シーズントリプルダブル:42回(歴代1位、2016-17)※従来の記録はオスカー・ロバートソンの41
  • プレーオフ通算トリプルダブル:12回(歴代3位、2023年プレーオフ終了時点)
  • 連続試合トリプルダブル:11(歴代1位、2019年1月22日 - 2月14日)※従来の記録はウィルト・チェンバレンの9
  • トリプルダブル年少記録:20歳110日(当時歴代4位、2009年3月2日)
  • ダブルトリプルダブル:1回(史上2人目、2019年4月3日、20得点20リバウンド21アシスト)
  • プレーオフにおける最多得点トリプルダブル:51得点(歴代1位、2017年4月19日)
  • 同一試合同一球団トリプルダブル:2019年2月2日、ポール・ジョージと共に、史上9組目

人物[編集]

  • 2015年8月29日に大学時代からの恋人ニーナと結婚した。
  • 2017年5月16日、妻ニーナとの間に第一子となる息子ノアが誕生した。

エピソード[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Russell-Westbrook”. draftexpress.com (2008年). 2021年11月22日閲覧。
  2. ^ Russell Westbrook, Jordan Brand Reportedly Agree to New Endorsement Contract” (英語). Bleacher Report. 2023年2月21日閲覧。
  3. ^ Anderson, Sam (2017年2月1日). “The Misunderstood Genius of Russell Westbrook”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2017/02/01/magazine/the-misunderstood-genius-of-russell-westbrook.html 2017年2月1日閲覧。 
  4. ^ a b Wallace, Ava (2021年5月10日). “Russell Westbrook sets triple-double record, but Wizards fall at Atlanta”. The Washington Post. https://www.washingtonpost.com/sports/2021/05/10/russell-westbrook-nba-record-triple-doubles/ 2021年5月10日閲覧。 
  5. ^ Russell Westbrook Draft 2008 Profile”. NBA.com (1988年11月12日). 2010年12月29日閲覧。
  6. ^ Westbrook, White sign rookie deals with SuperSonics”. ESPN (2008年7月5日). 2010年12月29日閲覧。
  7. ^ Westbrook, White sign rookie deals with SuperSonics”. ESPN.com (2008年6月5日). 2015年3月10日閲覧。
  8. ^ Oklahoma City Thunder Uniform Numbers”. Basketball-Reference.com. 2020年8月8日閲覧。
  9. ^ Dallas Mavericks at Oklahoma City Thunder Box Score, March 2, 2009”. Basketball-Reference.com (2009年3月2日). 2020年8月8日閲覧。
  10. ^ 2008-09 NBA Awards Voting”. Basketball-Reference.com. 2020年8月8日閲覧。
  11. ^ Oklahoma City Thunder at Indiana Pacers Box Score, November 26, 2010”. Basketball-Reference.com (2010年11月26日). 2020年8月8日閲覧。
  12. ^ Denver Nuggets at Oklahoma City Thunder Box Score, April 25, 2012”. Basketball-Reference.com (2012年4月25日). 2020年8月8日閲覧。
  13. ^ 2012 NBA Finals - Heat vs. Thunder”. Basketball-Reference.com (2012年6月21日). 2020年8月8日閲覧。
  14. ^ a b c 右ひざを手術したラッセル・ウェストブルック、ウォリアーズとの開幕戦を欠場へ”. バスケット・カウント (2018年10月16日). 2020年8月8日閲覧。
  15. ^ 戦列復帰のウエストブルックが活躍!サンダーが今季初の連勝”. フランス通信社 (2014年11月29日). 2020年8月8日閲覧。
  16. ^ Oklahoma City Thunder at Indiana Pacers Box Score, April 12, 2015”. Basketball-Reference.com (2015年4月12日). 2020年8月8日閲覧。
  17. ^ Adams, Luke (2016年8月4日). “Thunder Sign Russell Westbrook To Extension”. HoopsRumors.com. 2016年8月4日閲覧。
  18. ^ Thunder Signs Westbrook to Contract Extension”. NBA.com (2016年8月4日). 2016年8月4日閲覧。
  19. ^ Broussard, Chris (2016年8月4日). “Russell Westbrook: 'Nowhere else I'd rather be than Oklahoma City'”. ESPN.com. 2020年3月27日閲覧。
  20. ^ Russell Westbrook's 51 triple-double points most since Kareem Abdul-Jabbar”. ESPN.com (2016年10月28日). 2016年10月29日閲覧。
  21. ^ Westbrook gets another triple-double, Thunder beat Lakers”. ESPN.com (2016年10月30日). 2016年10月30日閲覧。
  22. ^ Portland Trail Blazers at Oklahoma City Thunder Box Score, March 7, 2017”. Basketball-Reference.com (2017年3月7日). 2020年8月8日閲覧。
  23. ^ NBA Playoffs 2017: Russell Westbrook posts first 50-point playoff triple-double” (英語). CBSスポーツ (2017年4月19日). 2020年8月8日閲覧。
  24. ^ 2017 NBA Western Conference First Round - Thunder vs. Rockets”. Basketball-Reference.com (2017年4月25日). 2020年8月8日閲覧。
  25. ^ 2016-17 NBA Awards Voting”. Basketball-Reference.com. 2020年8月8日閲覧。
  26. ^ Stein, Marc (2021年4月28日). “Russell Westbrook Makes Triple-Doubles Look Easy. They're Not.”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2021/04/28/sports/basketball/russell-westbrook-triple-double.html 2021年4月29日閲覧。 
  27. ^ MVPのウエストブルック、サンダーと5年総額230億円で契約延長”. フランス通信社 (2017年9月30日). 2018年2月25日閲覧。
  28. ^ Oklahoma City Thunder's Russell Westbrook posts 100th career triple-double” (英語). NBA.com (2018年3月13日). 2018年3月14日閲覧。
  29. ^ Memphis Grizzlies at Oklahoma City Thunder Box Score, April 11, 2018”. Basketball-Reference.com (2018年4月11日). 2020年8月8日閲覧。
  30. ^ a b フリースローのルーティンを狂わせた『新ルール』に苦しむラッセル・ウェストブルック”. バスケット・カウント (2017年10月30日). 2020年8月5日閲覧。
  31. ^ ラッセル・ウェストブルックが足首を捻挫”. NBA Rakuten (2018年11月7日). 2020年8月8日閲覧。
  32. ^ ウェストブルックが約51年ぶりの快挙! “20-20-20”の超絶トリプルダブルを達成!”. バスケットボールキング (2019年4月3日). 2020年8月8日閲覧。
  33. ^ Houston Rockets Uniform Numbers”. Basketball-Reference.com. 2020年8月8日閲覧。
  34. ^ 史上3人目の大台に達したラッセル・ウェストブルック「健康でいられることに感謝」”. バスケットボールキング (2020年2月8日). 2020年8月8日閲覧。
  35. ^ co.,Ltd, FromOne. “11季在籍したオクラホマシティへ凱旋したウェストブルック「ホームのように感じた」”. バスケットボールキング. 2021年3月17日閲覧。
  36. ^ Rieken, Kristie (2020年12月3日). “Wizards trade John Wall to Rockets for Russell Westbrook in swap of star point guards”. The Baltimore Sun. Associated Press. https://www.baltimoresun.com/sports/bs-sp-wizards-rockets-wall-westbrook-trade-20201203-4727bvbt3bdejk2wll35juyvby-story.html 2020年12月3日閲覧。 
  37. ^ Wizards acquire Russell Westbrook”. NBA.com (2020年12月2日). 2020年12月2日閲覧。
  38. ^ Wojnarowski, Adrian (2020年12月2日). “Houston Rockets, Washington Wizards agree to Russell Westbrook-John Wall trade”. ESPN.com. 2020年12月3日閲覧。
  39. ^ Russell Westbrook only needed 3 quarters to tally first triple-double of the season for Wizards”. ClutchPoints (2020年12月23日). 2020年12月24日閲覧。
  40. ^ “Westbrook records 16th triple-double, Wizards beat Pacers”. USA Today. Associated Press. (2021年3月29日). https://www.usatoday.com/story/sports/nba/2021/03/29/westbrook-records-16th-triple-double-wizards-beat-pacers/115653048/ 2021年4月10日閲覧。 
  41. ^ Lakers Acquire Russell Westbrook”. NBA.com/Lakers (2021年8月6日). 2021年8月7日閲覧。
  42. ^ Lakers Hold Internal Discussions On Potential Russell Westbrook Trade”. Real GM (2021年12月15日). 2021年12月16日閲覧。
  43. ^ レイカーズがラッセル・ウェストブルックのトレードを検討?”. NBA Sweetdays (2021年12月15日). 2021年12月16日閲覧。
  44. ^ Reports: Westbrook exercises 2022-23 player option with Lakers” (英語). NBA.com. 2023年2月9日閲覧。
  45. ^ Lakers Acquire D'Angelo Russell, Malik Beasley, and Jarred Vanderbilt” (英語). www.nba.com. 2023年2月9日閲覧。
  46. ^ Utah Jazz Waive Russell Westbrook” (英語). www.nba.com. 2023年2月22日閲覧。
  47. ^ LA Clippers Sign Nine-Time All-Star Russell Westbrook” (英語). www.nba.com. 2023年2月23日閲覧。
  48. ^ Russell Westbrook re-signs with Clippers” (英語). www.nba.com. 2024年2月3日閲覧。
  49. ^ a b 好調クリッパーズにアクシデント、チームリーダーのラッセル・ウェストブルックが左手骨折で戦線離脱”. Basketball Count (2024年3月3日). 2024年3月4日閲覧。
  50. ^ Russell Westbrook becomes 25th player in NBA history to score 25,000 points” (英語). www.nba.com. 2024年2月3日閲覧。
  51. ^ Palmer, Chris (2015年11月12日). “From the Bottom to the Top: The Russell Westbrook Story”. Bleacher Report. 2016年3月13日閲覧。
  52. ^ Young, Royce (2016年1月21日). “Russell Westbrook's early passing shows OKC its offensive potential”. ESPN. 2020年3月27日閲覧。
  53. ^ Kennedy, Andrew (2012年1月29日). “The Kevin Durant-Russell Westbrook pick-and-roll « True Hoop Drew”. Truehoopdrew.com. 2012年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月19日閲覧。
  54. ^ Rafferty, Scott (2015年10月22日). “Russell Westbrook post-ups are the Thunder's deadly secret weapon”. SportingNews.com. 2016年3月13日閲覧。
  55. ^ Russell Westbrook Stats” (英語). Basketball-Reference.com. 2020年10月29日閲覧。
  56. ^ The Whiteboard: The problem with Russell Westbrook's shot selection”. fansided.com. 2022年1月24日閲覧。
  57. ^ co.,Ltd, FromOne. “ターンオーバーが目立つウェストブルック、ボーゲルHCは「急ぎすぎている」”. バスケットボールキング. 2022年1月24日閲覧。
  58. ^ RUSSELL WESTBROOK JORDANコレクション”. Nike.com. 2021年8月13日閲覧。
  59. ^ Chris Cusack. “Dunleavy Jr. Teams Up with NBA Stars to Raise Money for Japan”. dukechronicle.com. 2013年10月6日閲覧。

外部リンク[編集]