ヤンデックスメール

ヤンデックスメール
対応言語 英語、およびその他言語
種別 Webメール
公式サイト https://mail.yandex.com
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ヤンデックスメール(英:Yandex_mail)は、ヤンデックスの無料電子メールサービス[1][2]2000年6月26日に発売され、Dr.Webウイルス対策プログラムを使用してメールメッセージ内のウイルスをチェックし、Spamooboronyと呼ばれる他社の製品を使用してスパムを自動的にフィルタリングし、システムはまた、他の外国語からのメッセージを変換する機能を持つ。

AndroidiOS用のアプリケーションでも提供されている[3]

沿革[編集]

2000年6月26日に運用を開始した[1]。2009年には、1つのドメインで最大1000のメールアカウントを作成できる無料サービス「Yandex.Mail for domain」を開始[4][2]。2010年には個別のスパムフィルターが追加された。2011年にメール翻訳機が追加され、英語とウクライナ語の翻訳が可能となり、その後2016年からは40言語が利用できるようになった[5][6][2]

2012年、ヨーロッパで急成長し、最も人気のある5つのメールサービスの1つとなり、月に2万5千の新規登録者を獲得した[7]

2013年、メールテンプレート機能が追加。2013年6月からは、受信メールを種類で区別する「メールマーカー」が搭載された[8]

2020年9月、Yandex.Mail 360がYandex.Mail for domainへ移行した。これは、メール、ディスク、カレンダー、メッセンジャー、連絡先、ノートという複数のYandexサービスを統合したもので、ユーザーに20GBの無料スペースを提供する[9]

セキュリティ問題[編集]

2014年、120万件のアカウント情報がインターネット上で公開された。サイバー攻撃された訳ではなく、ユーザーがフィッシングの被害に遭ったことを示唆した[10]

2021年2月、従業員がアカウント情報を販売していたことを明らかにした。これにより影響を受けた4887のアカウントの所有者にパスワードを変更するよう促す通知を行ったと述べている[11]

脚注[編集]

注釈

出典

  1. ^ a b Яндекс.Почта - бесплатная почта с web-интерфейсом” (ロシア語). Yandex (2000年). 2021年1月3日閲覧。
  2. ^ a b c "Яндекс": Найдётся всё” (ロシア語). Computer Bild (2012年5月23日). 2013年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月3日閲覧。
  3. ^ Мобильная Яндекс.Почта” (ロシア語). Yandex. 2021年1月3日閲覧。
  4. ^ Запуск Яндекс.Почты для домена” (ロシア語). 2010年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月23日閲覧。
  5. ^ Яндекс запустил сервис онлайн-перевода” (ロシア語). Yandex (2011年). 2021年1月3日閲覧。
  6. ^ Яндекс.Почта поможет вести переписку на 40 языках — Блог Почты” (ロシア語). Yandex (2016年6月27日). 2021年1月3日閲覧。
  7. ^ Web-Based Email Usage in Europe Jumps 14 Percent Over Past Year”. comScore (2012年8月21日). 2021年1月3日閲覧。
  8. ^ "Яндекс" дополнил почтовый сервис технологией распознавания и обработки писем "Маркер"” (ロシア語). Interfax (2013年6月27日). 2021年1月3日閲覧。
  9. ^ Яндекс объединил почту, календарь, мессенджер и хранилище в одном универсальном сервисе” (ロシア語). iXBT.com. 2021年1月3日閲覧。
  10. ^ Russian Email Giants Yandex and Mail.Ru Bleed Passwords, Deny Hacking” (英語). Global Voices (2014年9月10日). 2021年2月14日閲覧。
  11. ^ Cimpanu, Catalin. “Yandex said it caught an employee selling access to users' inboxes” (英語). ZDNet. 2021年2月14日閲覧。