メモリーテック

メモリーテック株式会社
Memory-Tech Corporation
本社が入居するノアビル
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
106-0041
東京都港区麻布台2丁目3番5号
ノアビル3F
設立 2010年12月1日
業種 その他製品
法人番号 7010401091151 ウィキデータを編集
事業内容 DVD-Video、DVD-ROM、CD-DA、CD-ROM、Blu-ray Disc、その他光ディスク関連の製造販売
アーティスト・キャラクターグッズの製造販売
半導体メモリのデュプリケーション
化粧品、医薬部外品の充填、組立、包装
コンテンツ管理システムの製造・販売
物流、倉庫業務
代表者 代表取締役社長 國府田英則
資本金 10億円
売上高 151億円
従業員数 約450名
主要株主 メモリーテック・ホールディングス株式会社 100%
外部リンク www.memory-tech.co.jp ウィキデータを編集
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メモリーテック・ホールディングス株式会社
Memory-Tech Holdings Inc.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
106-0041
東京都港区麻布台2丁目3番5号
ノアビル3F
設立 1985年9月
業種 その他製品
法人番号 8050001032006
事業内容 光ディスク製造・販売、フラッシュメモリー制作・複製事業、コンテンツ制作・編集作業事業、デザイン事業、スタジオ事業、デジタルアーカイブ事業、物流・倉庫業務事業を中心に行うグループ会社の経営及び管理等
代表者 代表取締役社長 古迫智典
資本金 18億7729万円
主要株主 株式会社ポニーキャニオン
エイベックス株式会社
三菱商事株式会社
主要子会社 #グループ会社参照
外部リンク https://hd.memory-tech.co.jp/
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メモリーテック株式会社: Memory-Tech Corporation)は、CDDVDBlu-ray Discなどの光ディスクを受託製造する日本の企業。ここでは持株会社メモリーテック・ホールディングス株式会社: Memory-Tech Holdings Inc.)についても便宜上詳述する。

概要[編集]

2021年1月まで本社が入居していた赤坂パークビル

CD製造メーカーとしては国内最大手。グループ会社であるクープグラフィニカとともに映像・音楽業界を中心に業務をおこなっている。特に高音質CDの分野で積極的にオリジナル商品を企画開発しており、UHQCDやガラス製の高級商品クリスタル・ディスク等がある。かつては作曲家・久石譲の設立したフランチャイズスタジオであるワンダーステーションを保有し、オーケストラの録音もおこなっていた。

映像分野においては、2000年代半ばの次世代DVD戦争の際に東芝日本電気三洋電機とともにHD DVD陣営の幹事を行っていた。その後HD DVDがBlu-ray Discとの規格争いに敗れて以降はBlu-ray Disc アソシエーションに加入している。また、2015年11月には次世代BD「UHD BD」の製造を開始。3層100GBも含めたUHD BDの全品種が製造出来るのは、2016年現在で世界で4社のみである。

拠点に本社(東京都:主に営業・本社機能等)、御殿場工場(静岡県:光ディスクの量産・物流・化粧品医薬部外品のアッセンブリ)がある。

2010年12月には持株会社制に移行し、「メモリーテック・ホールディングス株式会社」へ社名変更すると同時に、新設会社「メモリーテック株式会社」を設立し、実業務の移管を行った。

2017年には静岡県の同社御殿場工場にて化粧品製造業許可を取得し、新規事業として化粧品・医薬部外品の詰め替えやパッケージング業務を開始している。

沿革[編集]

  • 1985年9月10日 - 三菱商事東京電化の合弁でメモリーテック株式会社を設立。
  • 1986年9月 - CD製造開始。
  • 1992年4月 - ポニーキャニオンが資本参加。
  • 1996年11月 - DVD製造開始。
  • 1999年3月 - エイベックス(現・エイベックス)が資本参加。
  • 2001年1月 - 甲府メモリーテック株式会社を設立。
  • 2002年5月 - 富士フルフィルメントセンターが稼動開始。
  • 2004年
  • 2005年12月 - 東芝EMI(のちのEMIミュージック・ジャパンユニバーサルミュージック/EMI Records Japanレーベル)御殿場工場を買収し、トエミ・メディア・ソリューションズ株式会社を設立。
  • 2006年
    • 4月 - 関連会社のトエミ・メディア・ソリューションズ株式会社が三洋電機系の三洋マービック・メディア株式会社より光ディスク事業の営業譲渡を受ける。
    • 8月 - 業容拡大に伴い東京本社を南青山から赤坂に移転。
    • 10月 - 甲府メモリーテック株式会社を吸収合併。メモリーテック株式会社甲府工場とする。
    • 11月 - 東芝EMIのデザイン部門の子会社である東芝EMIデザイン・オフィスをトエミ・メディア・ソリューションズと共同で買収。T&Mクリエイティブ株式会社と商号変更する。
  • 2007年
    • 4月 - メモリーテックの一部門であったマーケティングサポート課を100%出資子会社として分社化。株式会社バリュープラスを設立。株式会社ワンダーステーションよりスタジオ部門を取得し、メモリーテック株式会社ワンダーステーションとする。
    • 7月 - 関連会社のトエミ・メディア・ソリューションズ株式会社より岐阜事業所部門を分割統合し、メモリーテック株式会社岐阜工場とする。
    • 8月 - 南青山にアフレコ専用スタジオのメモリーテック株式会社ワンダーステーション(青山)と開設する。これに伴いワンダーステーションをメモリーテック株式会社ワンダーステーション(代々木)と改称する。
    • 9月 - 関西方面への営業強化を目的としたメモリーテック株式会社西日本営業所を大阪に開設。
  • 2008年
    • 7月 - 富士フルフィルメントセンターとトエミ・メディア・ソリューションズ株式会社の御殿場工場を統合しメディアロジテック株式会社を設立。また、トエミ・メディア・ソリューションズ株式会社の東京営業所をトエミ・メディア株式会社として分離。
    • SHM-CD[1]に対抗すべく高音質CD「HQCD」(= Hi Quality CD)を対外発表。
  • 2010年12月 - 持株会社制に移行。会社名をメモリーテック・ホールディングス株式会社と変更。同時にメモリーテック株式会社(新設会社)を設立。
  • 2011年12月 - PLAYBUTTON(缶バッジ型携帯プレーヤー)の生産を開始。
  • 2015年4月 - トエミ・メディア株式会社及びメディアロジテック株式会社を吸収合併。
  • 2018年3月 - ポニーキャニオンエンタープライズを子会社化。
  • 2021年1月 - 本社を東京都港区赤坂5丁目2番20号赤坂パークビル10Fから同区麻布台2丁目3番5号ノアビル3Fへ移転[2]
  • 2022年

事業所[編集]

グループ会社[編集]

出資作品[編集]

アニメ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 現在ではメモリーテックでも製造されている。
  2. ^ “本社移転のお知らせ”. メモリーテック. (2020年10月20日). https://www.memory-tech.co.jp/news/2020102012-3489/ 2023年8月16日閲覧。 
  3. ^ “合併のお知らせ”. キュー・テック、ポニーキャニオンエンタープライズ. https://www.pce.co.jp/press_release/20220812.html 2023年8月16日閲覧。 

外部リンク[編集]