メガバス

メガバス株式会社
MEGABASS Inc.GROUP
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
431-3115
静岡県浜松市中央区西ケ崎町1590-1
設立 1986年8月15日
法人番号 9080401005433 ウィキデータを編集
事業内容 アウトドア用品・釣具製造
代表者 代表取締役社長 伊東由樹
資本金 3300万円
従業員数 102人
外部リンク http://www.megabass.co.jp/
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メガバス株式会社は、静岡県浜松市中央区に本社を置く伊東由樹が創業したルアーなどの釣具アウトドア用品のメーカーである。 伊東社長の熱いファンがいる。

沿革[編集]

  • 1986年8月15日 - 東京都品川区大井町のアパートにて、イトウツールデザイン設立。メガバスワークスを立ち上げる。釣り竿(ARMS)の製作を開始する。
  • 1987年 - Vフラットの製作を皮切りにルアーの製作を開始。
  • 1989年4月 - 工房を静岡県浜北市に移転。
  • 1989年12月 - 浜松市中島町に移転。有限会社メガバスを設立。OEM工場としてもインジェクション設計・製作を手掛け始める。また、工房の1階にアンテナショップを開く。
  • 1990年10月 - 浜松市小豆餅にOEM工場を設立。他釣り具メーカーの製品デザイン、テスト、製造も手掛ける。
  • 1991年 - トラウト用ルアーブランドのグレートハンティング事業部を始動。
  • 1992年 - メガバス株式会社に法人改組。
  • 1993年 - 本社を浜松市有玉南町に移転。浜松市小池町にイトウユニオン、ファインテックを設立。アメリカマサチューセッツ州にメガバスUSAを開設。
  • 1995年 - 児玉一樹プロ、JBバスアングラーオブザイヤー獲得。
  • 1997年 - メガバスUSAにウェアハウス(デリバリー拠点)を増設。
  • 1998年 - ランディ・ブローキャット、米国バスマスタークラシック3位入賞。
  • 1999年 - 本社・工場を浜松市西ヶ崎に移転。有玉南の旧本社工場はロッド工場に。柳栄次プロ、JBワールド年間優勝・同マスターズ年間優勝。
  • 2000年3月 - ユニオン、ファインテックを本社に統合。
  • 2000年 - itoエンジニアリング部門を発足。
  • 2001年 - itoエンジニアリング(株)として独立、本社敷地内の別棟へ移動。グッドデザイン賞・中小企業庁長官特別賞受賞。
  • 2002年 - 井出隆之プロ、JBワールド年間優勝。粟島英之プロ、WBSアングラーオブザイヤー獲得。アーロン・マーティンス、米国バスマスタークラシック準優勝。
  • 2003年 - ゾーニング管理釣り場、レベルXを開園。
  • 2007年 - カロッツェリア部門を始動。
  • 2009年 - リール事業に本格参入。
  • 2011年 - 深江真一プロ、米国FLWアングラーオブザイヤー獲得。
  • 2012年 - 小森嗣彦プロ、JB年間チャンピオン・アングラーオブザイヤー獲得。野村俊介プロ、JBエリート5優勝。
  • 2013年 - カリフォルニア州にMEGABASS OF AMERICAを設立。エドウィン・エバース、B.A.S.S. バスマスターエリートシリーズ・アラバマリバー戦優勝。メガバスプロチーム「アーロン・マーティンス」が米国B.A.S.S.バスマスターエリートシリーズを制覇。年間総合1位「Angler of the year」受賞。同じくメガバスがサポートする「エドウィン・エバース」が2位、「クリス・ザルディン」が8位入賞。

概要[編集]

現在[いつ?]、日本で最も[大言壮語的]人気を得ているメーカーの一つ[要出典]。近年[いつ?]ではアメリカ・ロシア・イギリス・フランス・アジアなどでも様々なメディアで取り上げられ、高い評価を得ている[要出典]。ルアーに限らず、ロッド(竿)なども人気が高い。 そのため、時折オークションなどでは高値で取引される事がある。

ルアー・ロッド・リール・ライン・ボート・アパレル・アイウェア・時計・アウトドア用品などを唯一総合展開している、総合ルアーメーカーである。

同社のCEOである伊東の代表作VISION ONETENは、アメリカでプロの釣り競技者達の間で、高い釣果と勝率を誇って話題となり[要出典]、米国の各メディア[要説明]で多数紹介されている[要出典]

同社を代表するトップウォーターであるPOP-Xは1996年の発売当時、入手困難ルアーとしても有名であった。定価1,600円ほどであるがプレミアム価値が付き、人気カラーによっては(ホットタイガーなど)20,000円ほどで売買されていた。

1998年、浜松市西ヶ崎町の現住所に、国内最大級のルアー生産工場として本社新工場を建設。ロッドファクトリー部門、研究開発部門、管理部門等を有玉南工場から移設。2007年、メガバス・カロッツェリアを本社敷地内に建設。現在[いつ?]はヘッドクォーター機能とデリバリーセンターを集約した本社ファクトリーとして稼働している。

2010年、米国トーナメントアングラー・深江真一のサポートを開始。2011年には米国FLWトーナメントにおいて、年間チャンピオン(Angler of the Year)に輝く。日本では小森嗣彦をサポートし、2012年、JB TOP50トーナメントにて同氏が年間チャンピオンを獲得。また、同年のJBエリート5では、同社契約プロの野村俊介がチャンピオンとなっている。

ソルトウォーターフィッシング(海釣り)の分野では、フランスで人気のヨーロッパ産鱸を対象としたバールフィッシング大会において、上位入賞者の多くがメガバスルアーを使用していた事が現地で紹介されている[要出典]。ヨーロッパ各地、アジアなどでも釣り競技者達の間で、メガバス愛好者が多くみられる事から、近年[いつ?]は、日本を代表する[大言壮語的]プレミアムブランドの一つとして、各国で認知度が高まっている[要出典]

ダイワ精工カスタムブランド【アイズファクトリー】とメガバス【itoエンジニアリング】でコラボレーションリールを開発して人気を博し[要出典]、2009年7月、自社ブランドによるリール(モノブロック)を発表。

2008年11月、メガバスは、グローブライド(株)へ出資、同社の上位株主となる。グローブライド社は、テニス(プリンス)、ゴルフ(オノフ)、フィッシング(ダイワ)を展開する総合スポーツ用品メーカーとして東証一部に上場している。 現在メガバスは、提携発表時にグローブライドが一部保有した自社株式を再取得し、独立性を貫いている。業務提携事業として、リール開発・チューニング事業等を推進している。

2012年7月、アメリカフロリダ州にて開催されたICAST会場で、新たなシャフト構造(YOLOY)を搭載したロッド、ARMS Challengeと、米国向けに専用開発したとされるOrochi XXを発表。2013年、カリフォルニア州にMEGABASS OF AMERICAを設立し、アーロン・マーティンス、ルーク・クローセン、エドウィン・エバースに加え、クリス・ザルディンがメガバスプロチームに参画している。

カラーリング[編集]

ルアーは主に数種類のカラーリングで販売されており(主に「GG」・「IL」・「マットタイガー」・「VR」など)、時期に応じて販売停止にするカラーリングもある。また、年に一度の「国際フィッシングショー」の出展の際には、その年の干支をあしらった「干支カラー」も限定販売される他、ルアー雑誌やDVDの抽選プレゼント限定カラーも高額取引されることがある。

部門[編集]

メガバス
創業時から製作しているバス・フィッシングを主体としたルアー・フィッシング部門。ロッドも現在「デストロイヤー」・「トマホーク」・「オロチ」・「ヘッジホッグ」等様々なバリエーションがある。
itoエンジニアリング
主にメガバスのルアーをさらに改良し販売している部門。ロッドもバッド部分をチタン繊維などで加工している「エヴォルジオン」シリーズを製作、販売している他、リールもダイワ精工との「コラボリール」の製作を手がけている。他にもルアー・タックルやオールカーボンボート、衣類なども手がけている。
XOR
海に生息する魚類をターゲットにした部門。メガバスグループの社内合同イベントでも圧倒的な人気を誇る「タチウオ釣り大会」から生まれた、タチウオだけをターゲットにしたロッド「Expedir SABERFISHER」も受注生産している。
パガーニ
「魚との対話」をテーマに、エンスージャスティックなルアー・フィッシングをするという意味で開設された部門。主に昆虫などをイメージしたトップウォーター・ルアーをはじめ、小さいルアーを手がけている。ロッドも竹(バンブー)で製作され、そしてその分コストがかかり高額な「パガーニ・バンブー」と、グラファイト・カーボンで製作され、コストを抑えた「パガーニ・グラファイト」がある。
パガーニ・トラウト
元々は初期のメガバスのトラウト部門である「グレートハンティング」シリーズが始まりであり、「グレートハンティング・ミノー」など数々の名作を出したが、当時はバス・フィッシングがブームだった事もあり、メガバス部門に吸収された。それから時が経ち、トラウトの管理釣り場での「エリア・フィッシング」で全国的にトラウト・フィッシングが注目されはじめたので、「パガーニ・トラウト」というブランド・ネームで再び復活した。
カロッツェリア
正式名称「itoエンジニアリング・伊東由樹工房」。itoエンジニアリングのいち部門で、メガバス社内に独自の工房があり、伊東由樹が趣味で製作したルアーやロッドを開発・販売している。2008年、かつて伊東由樹が22年前に製作した「ARMSロッド」の復刻として、現在の技術の粋を集めて製作した「ARMSコンセプト」が受注販売された。このロッドは完全受注で製作されるもので、メガバスと契約しているショップにある受注シートにより利き手・グリップの素材などを明記して受注するもので、3種類の計507本の限定品である。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]