ミルフォード・ヘイヴン侯爵

ミルフォード・ヘイヴン侯爵
Coat of Arms of Prince Louis, 1st Marquess of Milford Haven.svg

紋章記述

Quarterly: 1st and 4th, Azure a Lion rampant double-queued barry of ten Argent and Gules armed and langued of the last crowned Or within a Bordure company of the second and third (Hesse); 2nd and 3rd, Argent two Pallets Sable (Battenberg); charged on the honour point with an Escutcheon of the arms of the late Princess Alice, namely: the Royal Arms differenced by a Label of three points Argent the centre point charged with a Rose Gules barbed Vert and each of the other points with an Ermine Spot Sable. The shield used to be encircled with the Royal Victorian Order, of which the 2nd Marquess was a member.
創設時期 1917年7月17日
創設者 ジョージ5世
貴族 連合王国貴族
初代 初代侯爵ルイス・アレグザンダー・マウントバッテン
現所有者 4代侯爵ジョージ・マウントバッテン
推定相続人 メディナ伯爵ヘンリー・マウントバッテン
相続資格 初代侯爵の嫡出直系男子
付随称号 メディナ伯爵
オルダニー子爵
現況 存続
邸宅 グレート・トリペッツ・エステート
モットー In Honour Bound

ミルフォード・ヘイヴン侯爵: Marquess of Milford Haven)は、イギリス侯爵位。1800年合同法によるグレートブリテン王国アイルランド王国の合同後に創設された連合王国貴族である。1917年7月17日に、第一海軍卿にまで登りつめた軍人のルイス・マウントバッテン海軍元帥が叙位されたことに始まる。

歴史[編集]

バッテンベルク公ルートヴィヒ(後の初代侯爵ルイス・マウントバッテン)の肖像。1910年、フィリップ・ド・ラースロー

ドイツヘッセン大公家の傍系たるバッテンベルク家出身のルイス・マウントバッテン(1854-1912)は渡英後に英国海軍に入隊、1912年には第一海軍卿にまで登りつめたのち、1914年に退役した。[1][2]彼は第一次世界大戦中に反独感情を考慮して、バッテンベルク家の称号の放棄と、マウントバッテンへの家名変更を行った。ルイスはその直後の1917年7月17日に、ジョージ5世よりミルフォード・ヘイヴン侯爵(Marquess of Milford Haven)に叙された。[註釈 1][4]彼は同時にメディナ伯爵Earl of Medina)とオルダニー子爵Viscount Alderney)にも叙されたため、ミルフォード・ヘイヴン侯爵にはこれら二つの連合王国貴族の爵位が付属する。侯爵位の法定推定相続人は、儀礼称号としてメディナ伯爵と称する。

初代侯ルイスの後はその直系男子で続き、彼のひ孫にあたる4代侯ジョージ(1961-)が現当主である。

なお、初代侯の次男ルイス・マウントバッテンは初代マウントバッテン・オブ・ビルマ伯爵に叙されている。[5]

爵位名のミルフォード・ヘイヴン英語版ウェールズ西部のペンブルックシャーにある港湾都市にちなむ。

一族の邸宅はサセックス州に所在するグレート・トリペッツ・エステート(Great Trippetts Estate)。

現当主の保有爵位[編集]

現当主である第4代ミルフォード・ヘイヴン侯爵ジョージ・マウントバッテンは以下の爵位を有している。[6]

  • 第4代ミルフォード・ヘイヴン侯爵(4th Marquess of Milford Haven)
    (1917年7月17日の勅許状による連合王国貴族爵位)
  • 第4代メディナ伯爵(4th Earl of Medina)
    (1917年7月17日の勅許状による連合王国貴族爵位)
  • 第4代オルダニー子爵(4th Viscount Alderney)
    (1917年7月17日の勅許状による連合王国貴族爵位)

ミルフォード・ヘイヴン侯爵 (1917年)[編集]

脚注[編集]

註釈[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ ルートヴィヒはこの時、公爵位の叙爵をジョージ5世に求めたが、家格維持の困難さから拒否されている。[3]

出典[編集]

  1. ^ Churchill, pp. 611–613; Kerr, p. 238
  2. ^ Hough, p. 307.
  3. ^ Hicks, Lady Pamela (2012), Daughter of Empire: My Life as a Mountbatten, New York: Simon & Schuster, p. 4
  4. ^ No.30374”. The Gazette 9 November 1917,p=11594. 2019年11月12日閲覧。
  5. ^ Louis Francis Albert Victor Nicholas Mountbatten, 1st Earl Mountbatten of Burma”. Lundy, Darryl.. 2019年11月12日閲覧。
  6. ^ Milford Haven, Marquess of (UK, 1917”. Cracroft's Peerage. 2019年11月12日閲覧。

参考文献[編集]

  • Churchill, Randolph S. (1967), Winston S. Churchill, II, Boston: Houghton Mifflin Company
  • Kerr, Mark (1934), Prince Louis of Battenberg: Admiral of the Fleet, London: Longmans, Green and Co.
  • Hough, Richard (1984), Louis and Victoria: The Family History of the Mountbattens. Second edition, London: Weidenfeld and Nicolson