ミシェル・モド

ミシェル・モド (Michel Modo 1937年3月30日ヴォクリューズ県カルパントラ生まれ、2008年9月25日セーヌ=エ=マルヌ県ヴェール=シュル=マルヌで没)は、フランス俳優および声優。本名ミシェル・アンリ・ルイ・ゴワ。日本では「ミシェル・モード」の表記が多い。

1950年代末に、俳優のギイ・グロッソと「コンビ・グロッソ・モド」(グロッソ・モドはイタリア語からの借用語のフランス語で「大雑把」を意味する)を組んだモドは、ルイ・ド・フュネス主演の様々な映画で脇役を務めた。特に『ルイ・ド・フュネスのサントロペシリーズ』のジューヌ・ベルリコ隊員役で知られる。『大進撃』では斜視のドイツ兵役を演じ、重要な場面でコミカルな演技を務めた。また『大沈没』(1972年)では出演ではなく脚色としてスタッフに参加している。

1993年から1997年まではテレビドラマ『暗黒の戦士 ハイランダー』で喜劇役モーリスを演じた。晩年の2005年にはテレビドラマ『Plus belle la vie (もっと美しい人生)』でサンタクロース役を演じている。

またテレビアニメ『ザ・シンプソンズ』のフランス語版では、様々な役の声優を演じた。フランス語版では2001年の放送より声優が8人に絞られたため、様々なゲストキャラクターをモドを含めたレギュラー陣が演じた。シーズン19の途中にモドが死去したため、モドの演じた役はジェラール・リナルディに交代した。しかしリナルディも2012年に死去し、マルク・ルブレシュに交代した。

声優としては他にも、『ミュータント・タートルズ』のスプリンター(タートルズたちの師匠のネズミ)、『バットマン』のルパート・ソーン他、『アニマニアックス』のラルフ・ガード、『ラッキー・ルーク』のヒル・ラドスなどの役を務めた。映画吹き替えでは『アラビアのロレンス』のドライデン顧問(クロード・レインズ)、『ロジャー・ラビット』のR.K.マルーン(アラン・ティルバーン)役などが知られる。

歌手アンリ・サルヴァドールのアルバム『Chambre avec vue(見晴らしの良い部屋)』(邦題『サルヴァドールからの手紙』)に、複数曲の歌詞を提供した。

出演した主な映画[編集]

ルイ・ド・フュネス作品[編集]

外部リンク[編集]