マティアス・フランク

マティアス・フランク
Mathias Frank
個人情報
本名 Mathias Frank
マティアス・フランク
生年月日 (1986-09-12) 1986年9月12日(37歳)
国籍 スイスの旗 スイス
身長 174cm
体重 64kg
チーム情報
所属 AG2R・シトロエン・チーム
分野 ロードレース
役割 選手
特徴 オールラウンダー
プロ所属チーム
2008
2009-2013
2014-2016
2017-
ゲロルシュタイナー
BMC・レーシング
IAMサイクリング
AG2R・ラ・モンディアル
グランツール最高成績
主要レース勝利

グランツール

ブエルタ・ア・エスパーニャ
区間1勝 (2016)
最終更新日

マティアス・フランク(Mathias Frank、1986年9月12日 - )は、スイス・ロッグリスヴィル出身の自転車競技ロードレース)選手。AG2R・シトロエン・チーム所属。

来歴[編集]

2008年:ゲロルシュタイナー[編集]

2008年ブエルタ・ア・エスパーニャに出場。しかしチームが同年限りで解散することになったため、翌年BMC・レーシングチームに移籍。

2009-2013年:BMC・レーシング[編集]

2010年ツール・ド・スイスではマルクス・ブルクハルトの逃げを利用し、スプリントポイントと山岳ポイントを荒稼ぎし、最終日までポイントを守りきり山岳賞とスプリント賞を獲得した[1]

2011年ジロ・デ・イタリアに出場し、ヨハン・チョップのアシストを務めた。ツール・ド・スイスではカデル・エヴァンススティーヴ・モラビートが不在な状況で、エースに任命され総合6位に入った。ブエルタ・ア・エスパーニャもBMCレーシングのエースとして出場。しかし第11ステージでは4位に入る活躍[2]があったものの最終的には総合94位でレースを終えた。

2012年ジロ・デル・トレンティーノ第1ステージ(チームタイムトライアル)で優勝[3]し、リーダージャージを1日間着用[4]し最終的には総合10位で完走[5]ツール・ド・スイスでは総合12位に入り、スイスライダー賞を獲得した。9月にはオランダのファルケンブルフで行われた世界選手権ロードレースミヒャエル・アルバジーニのアシストとして出場し63位で完走した。

2013年オーストリア一周で区間2勝。USA・プロ・サイクリング・チャレンジでは第2ステージで優勝[6]し、総合でも2位に入り総合優勝したチームメイトのティジェイ・ヴァン・ガーデレンと総合ワンツーフィニッシュを達成した[7]。他にもツアー・オブ・カリフォルニアで総合4位[8]ツール・ド・スイスではリーダージャージを6日間着用し総合4位だった。

2014-2016年:IAMサイクリング[編集]

2013年8月22日IAMサイクリングシルヴァン・シャヴァネルジェローム・ピノーローガー・クルーゲビセンテ・レイネス、マティアス・フランクと2014年の契約したことを発表[9]

2014年クリテリウム・アンテルナシオナル第3ステージ[10]バイエルン一周第2ステージで優勝。他にもツール・ド・スイスで総合2位[11]ツール・ド・ロマンディで総合4位[12]に入った。

2015年ツール・ド・フランスで総合8位に入り、初のグランツール総合トップ10入り。

2016年、序盤ツール・ド・ロマンディで総合8位、ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージにて、1級山岳マス・デラ・コスタで逃げ切りを決め、自身初のグランツールでの勝利を挙げた[13]

2017年-:AG2R・ラ・モンディアル[編集]

2017年AG2R・ラ・モンディアルに2年契約で移籍。

主な戦績[編集]

  • 2004年
    • スイス選手権 ジュニア
      • ヒルクライム 優勝
      • ロードレース 2位
      • 個人タイムトライアル 3位
  • 2006年
    • ツール・デ・エアロポート 総合4位
      • 区間優勝(第5ステージ)
    • スイス選手権 U23 ロードレース 2位
  • 2007年
    • スイス選手権 U23 ヒルクライム 優勝
    • チューリンゲン・ルントファート 総合優勝
      • 区間優勝(第5ステージ)
    • グランプリ・ギヨーム・テル 総合8位
      • 区間優勝(第4ステージ)
    • ツール・ド・フランシュ=コンテ 総合3位
  • 2009年
    • グランプリ・ギヨーム・テル 総合優勝
    • スイス選手権
      • ロードレース 2位
      • 個人タイムトライアル 2位
    • ツアー・オブ・アイルランド 総合6位
    • ツール・ド・ワロニー 総合8位
  • 2021年
    • メルカン・ツール・クラシック・アルプ=マリティーム 5位

グランツール[編集]

ジロ・デ・イタリア[編集]

ツール・ド・フランス[編集]

  • 2010年:リタイア(第1ステージ未出走)
  • 2014年:リタイア(第8ステージ未出走)
  • 2015年:総合8位
  • 2016年:リタイア(第14ステージ未完走)
  • 2017年:総合30位
  • 2018年:総合55位
  • 2019年:総合48位

ブエルタ・ア・エスパーニャ[編集]

  • 2008年:リタイア(第13ステージ未完走)
  • 2011年:総合94位
  • 2016年:総合37位、第17ステージ区間優勝
  • 2020年:リタイア(第1ステージ未完走)

脚注[編集]

  1. ^ ツール・ド・スイス2010第7ステージ ブルグハートが圧巻の独走で2勝目を飾る BMCレーシングが3賞独占
  2. ^ ブエルタ・ア・エスパーニャ2011第11ステージ モンクティエが4年連続のブエルタ山岳勝利 ウィギンズがマイヨロホを引き継ぐ
  3. ^ ジロ・デル・トレンティーノ2012第1ステージ ジロ前哨戦のトレンティーノ開幕 初日TTTはBMCが最速タイム
  4. ^ ジロ・デル・トレンティーノ2012第2ステージ 山頂スプリントを制したクネゴが今季初勝利 リーダージャージはフランクに渡る
  5. ^ ジロ・デル・トレンティーノ2012第4ステージ 吹雪の頂上ゴールをアタプマが制する 総合優勝はポッツォヴィーヴォ
  6. ^ USAプロチャレンジ2013第2ステージ 標高3688mを越える難コースでフランク逃げ切り 2位のモートンが首位に
  7. ^ USAプロチャレンジ2013第7ステージ サガンが7戦4勝で締めくくる 総合優勝はBMCのヴァンガーデレン
  8. ^ ツアー・オブ・カリフォルニア2013第8ステージ 最終スプリントをサガンが制す ヴァンガーデレンがツアー・オブ・カリフォルニア総合優勝達成
  9. ^ 移籍情報2013-2014 シャヴァネルやピノー、フランクがスイスのIAMサイクリングに移籍
  10. ^ クリテリウム・アンテルナシオナル2014 TTと山岳でリードを広げたペローが総合優勝 新城幸也は好調さを確認
  11. ^ ツール・ド・スイス2014第9ステージ 最終山頂フィニッシュを制したコスタが逆転で大会3連覇を果たす
  12. ^ ツール・ド・ロマンディ2014第5ステージ TT世界王者を下したフルーム 2年連続でツール・ド・ロマンディ総合優勝を飾る
  13. ^ ブエルタ・ア・エスパーニャ2016第17ステージ 激坂マス・デラ・コスタでIAMのフランク逃げ切り 総合トップ4はタイム差無しでフィニッシュ

外部リンク[編集]