マシュー・アーノルド

マシュー・アーノルド

マシュー・アーノルドMatthew Arnold, 1822年12月24日 - 1888年4月15日)は、イギリス詩人批評家。 

概説[編集]

イングランドサリー州北部スペルソーンリールハムに生まれる。父は名門のラグビー校で規律を重んじる改革を行った校長として有名な聖職者トーマス・アーノルドである。1837年にはラグビー校に入学し、1847年に奨学金を得てオックスフォード大学ベリオール・カレッジに進学した。1845年には同大学のオリオル・カレッジのフェローに選任された。

イギリスの耽美派詩人の代表であり、文明批評家でもある。

ヴィクトリア朝時代における信仰の危機をうたった絶唱の「ドーヴァー・ビーチ」が有名である。

著作[編集]

  • Culture and Anarchy
  • マシュー・アーノルド詩集
    • 『詩集 二つの世界の間に』 村松真一訳、英宝社 1990年
    • 『詩集 続編』 村松真一訳、リーベル出版 2001年
    • 『詩集 エトナ山上のエンペドクレス他』 西原洋子訳、国文社 1983年
    • 『トリストラムとイゾーデ』 西原洋子訳、英宝社 2022年

伝記[編集]

  • ニコラス・マレー『マシュー・アーノルド伝』村松真一訳、英宝社、2007年
  • 西原洋子『マシュー・アーノルド文学研究』国文社、2003年