ポロネーズ第1番 (ショパン)

フレデリック・ショパンポロネーズ第1番(ポロネーズだいいちばん)嬰ハ短調作品26-1は、1836年作曲、翌年出版された。献呈先はヨーゼフ・デッサウアー

既にワルシャワ時代からポロネーズを手がけてきている作者がはじめて公表した形式作品であり、ポロネーズの舞踊性は失われている。後年の英雄ポロネーズ幻想ポロネーズに比べると序奏や終止がなく、漠然とした形であるが、中間部の美しい二重奏など作曲技法の発達が著しい。三部形式。

Allegro appassionato

鋭い付点リズムの導入。最強勢の主和音でいったん解決してからポロネーズのリズムに乗った主題が現れる。途中減七の和音アルペジョが華々しさと不気味さを醸し出す。

Trio

変ニ長調の歌唱的なトリオ。左手が広い音域で旋律を受け持ち、右手はオブリガートを務める。

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