ベネディクト・カルバート (第4代ボルティモア男爵)

ベネディクト・カルバート
Benedict Calvert
第4代ボルティモア男爵の肖像画
生年月日 1679年3月21日
出生地 イングランド王国の旗 イングランド王国
没年月日 (1715-04-16) 1715年4月16日(36歳没)
死没地 グレートブリテン王国の旗 グレートブリテン王国
所属政党 無所属
配偶者 シャーロット・リー
親族 祖父・セシル・カルバート(メリーランド植民地領主)
父・チャールズ・カルバート(メリーランド州総督)

選挙区 ハリッジ選挙区
当選回数 1回
在任期間 1714年 - 1715年

在任期間 1684年 - 1688年
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第4代ボルティモア男爵ベネディクト・レオナード・カルバート英語: Benedict Leonard Calbert, 4th Baron Baltimore1679年3月21日1715年4月16日)は、イングランド王国出身の貴族、政治家。

生涯[編集]

第3代ボルティモア男爵チャールズ・カルバートと2人目の妻ジェーン・ロース(Jane Lows、1701年1月没、ニコラス・ロースの娘)の次男(長男セシルは1667年/1668年に生まれ、1681年に死去した)として、1679年3月21日に生まれた[1]。1684年から1688年までメリーランド植民地総督を務めたが、まだ子供だったため実際の業務を行う副官が任命された[2]。ボルティモア男爵がカトリックの家系だったため、名誉革命によりメリーランドへの権利を失い、ベネディクトも総督職を失った[2]。1690年にグレイ法曹院に入学したという記録があったが、カトリックだったため授業に出ることはなく、青年期をフランス王国で過ごし、1698年1月に帰国の許しを得た[2]

1713年秋より初代オックスフォード=モーティマー伯爵ロバート・ハーレーに接近、同年末にはイングランド国教会に改宗した[2]。1714年にハリッジ選挙区英語版の補欠選挙に出馬、選挙申し立ての末同年6月に当選を宣告された[2]。議会での活動はほとんどなかったが、ハーレーの尽力によりアン女王から300ポンドの年金を与えられ、ジョージ1世が即位した後も年金受給を継続した[2]

1715年2月21日に父が死去すると、ボルティモア男爵位を継承した[1]。同時にメリーランド植民地領主としての権利回復を請願したが[2]、2か月後の1715年4月16日に死去、5月2日にエプソムで埋葬された[1]。息子チャールズが爵位を継承した[1]

家族[編集]

1699年1月2日、シャーロット・リー英語版(1678年3月13日 – 1721年1月22日、初代リッチフィールド伯爵エドワード・ヘンリー・リー英語版の娘)と結婚したが、2人は1705年に別居した[1]。2人は4男2女をもうけた[2]

グローヴス氏(Groves)との間で2人の庶子をもうけた[2]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e Cokayne, George Edward; Gibbs, Vicary, eds. (1910). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (Ab-Adam to Basing) (英語). Vol. 1 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press, Ltd. pp. 394–395.
  2. ^ a b c d e f g h i Cruickshanks, Eveline (2002). "CALVERT, Hon. Benedict Leonard (1679-1715), of Woodcote Park, Epsom, Surr.". In Hayton, David; Cruickshanks, Eveline; Handley, Stuart (eds.). The House of Commons 1690-1715 (英語). The History of Parliament Trust. 2020年6月14日閲覧
グレートブリテン議会英語版
先代
ケアルー・ハーヴィー・マイルドメイ
トマス・ヒース
庶民院議員(ハリッジ選挙区英語版選出)
1714年 – 1715年
同職:ケアルー・ハーヴィー・マイルドメイ
次代
サー・ピーター・パーカー=ア=モーリー=ロング準男爵英語版
トマス・ヒース
官職
先代
第3代ボルティモア男爵
メリーランド植民地総督
1684年 – 1689年
次代
ウィリアム・ジョセフ英語版
アイルランドの爵位
先代
チャールズ・カルバート
ボルティモア男爵
1715年
次代
チャールズ・カルバート