プール学院短期大学

プール学院短期大学

プール学院短期大学(2019年撮影)
地図
大学設置 1950年
創立 1879年
廃止 2021年
学校種別 私立
設置者 学校法人プール学院
本部所在地 大阪府堺市南区槇塚台4丁5番1号
学部 秘書科
幼児教育保育学科
テンプレートを表示

プール学院短期大学(プールがくいんたんきだいがく、英語: Poole Gakuin College)は、大阪府堺市南区槇塚台4丁5番1号に本部を置いていた日本私立大学である。1950年に設置され、2021年に廃止された。大学の略称はプール短大、ぷーたん。

概観[編集]

大学全体[編集]

建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]

  • プール学院短期大学における建学の精神は「キリスト教による円満な人間形成」となっていた。

教育および研究[編集]

  • プール学院短期大学に設置されている学科の一つにまず秘書科があった。この学科では、設置基準から経営学科に移行はできなかった。かつては全国でもトップクラスの実務教育と評価されていた。「情報処理論」や「情報表現演習」など情報系の科目を主に学ぶ『ビジネス情報コース』、「プレゼンテーション演習」や「マーケティング」などの科目がある『ビジネスコミュニケーションコース』、「ビジネス実務総論」・「簿記会計学」などを学ぶが、名称がかつての「女性秘書」のイメージで現代にマッチしない古臭い名称のため学生集めに苦労をしていた。
  • 幼児教育保育学科ではプール学院幼稚園やキリスト教系の幼稚園保育所児童福祉施設など実習協力園や施設が多数あるのが特色となっていた。

学風および特色[編集]

  • キリスト教の思想に基づいた教育が行なわれており、毎日のチャペルタイムや、クリスマス礼拝をはじめとした宗教的行事が行なわれていた。

沿革[編集]

基礎データ[編集]

所在地[編集]

  • 大阪府堺市南区槇塚台4-5-1

交通アクセス[編集]

象徴[編集]

卒業者数[編集]

英文科卒業者数[編集]

英文科卒業者数の累計は7,396人(1996年度まで)であった。[6]

秘書科卒業者数[編集]

沿革のとおり1984年に開設された秘書科の卒業者数の累計は5,699人であった。[6]

幼児教育保育学科卒業者数[編集]

2006年に開設された幼児教育保育学科の卒業者数の累計は842人であった。[6]

教育および研究[編集]

組織[編集]

学科[編集]

過去にあった学科[編集]
  • 英文科:短大としての募集は1995年度まで。翌年開学のプール学院大学に引き継がれたが、2012年に募集停止になった。

専攻科[編集]

  • かつて英語専攻が設置されていた。英語系の短大卒業者を対象に、さらに英語や英米文学などを深く学ぶことを希望する人のために設けられた課程で、大学評価・学位授与機構認定されていたため学士学位を取得することも可能となっていた。

別科[編集]

  • なし
取得資格について[編集]

資格

教職課程

学生生活[編集]

部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]

学園祭[編集]

  • 学園祭は、かつては「白雲祭」、その後「不死鳥祭」と呼ばれていた。

大学関係者と組織[編集]

高松美代子(元競輪選手、卒業生)

キャンパス[編集]

対外関係[編集]

系列校[編集]

関係校[編集]

  • プール幼稚園 - 学院の同窓会が設立。学校法人プール学院が運営しているわけではない

卒業後の進路について[編集]

就職について[編集]

秘書科
IBM三井住友銀行塩野義製薬タカラスタンダード日本通運トウペ堺化学工業大日本インキ化学工業ダイハツ工業東洋紡績大和紡績日本ハム日清食品山善ミズノ松下電工村田製作所関西電力大和ガス三井ホームエアーニッポン阪急ホールディングスオンワード樫山近鉄百貨店伊勢丹イズミヤ岩谷産業三越川本産業日産・プリンス店三菱自動車グンゼ日本銀行あおぞら銀行りそな銀行紀陽銀行泉州銀行大阪信用金庫日本生命保険第一生命保険カプコン京セラニューオータニ近畿日本ツーリスト非破壊検査吉本興業などの一般企業へ就職していた。ほか秘書士の資格を活かして企業の部長秘書になっている人もいた。
幼児教育保育学科
保育所や幼稚園への就職者が多いものとなっていた。

編入学・進学実績[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 4月15日入学式を執り行っていた。当初の入学者数はわずか9人だったが、ピーク時の1990年代では全学年で600人を越えることもあった。
  2. ^ プール学院短期大学の閉学式は、最後の卒業式が行われた2021年3月16日に午後1時30分からエレノアホールにおいて執り行われた。閉学礼拝式はコロナ禍の中、聖歌合唱を避けて静かに行われた[4]

出典[編集]

  1. ^ 学校法人プール学院 プール学院短期大学 期間別評価結果」(PDF)『平成30年度認証評価結果報告書』、一般財団法人大学・短期大学基準協会、2019年3月、2021年4月7日閲覧 
  2. ^ 《法人だより》2020年度 短期大学の募集停止について」(PDF)『プール学院報』第87号、学校法人 プール学院、2018年8月、2021年4月6日閲覧 
  3. ^ a b 卒業証明書や成績証明書はプール学院法人本部(大阪市生野区勝山北1-19-31)で発行を受け付けている。《法人だより》短期大学の閉学に伴う重要なお知らせ」(PDF)『プール学院報』第91号、学校法人 プール学院、2021年3月、2021年4月6日閲覧 
  4. ^ “短大卒業式と閉学式について”. ご報告 (一般社団法人POOLE(プール学院同窓会)). (2021年3月18日). https://www.poole-obog.com/result/ 2021年4月6日閲覧。 
  5. ^ 令和3年度廃止大学等一覧” (PDF). 文部科学省 (2022年2月1日). 2022年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月18日閲覧。 “(廃止認可日)令和3年9月27日”
  6. ^ a b c プール学院短期大学閉学のご挨拶”. 2021年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月24日閲覧。

外部リンク[編集]