プリンセス・ジュリアナ国際空港

プリンセス・ジュリアナ国際空港
Princess Juliana International Airport

IATA: SXM - ICAO: TNCM
概要
国・地域 シント・マールテンの旗 シント・マールテン
所在地 セント・マーチン島
種類 公共
運営者 Princess Juliana Int'l Airport Holding Company N.V.
標高 4 m (13 ft)
座標 北緯18度02分27秒 西経63度06分34秒 / 北緯18.04083度 西経63.10944度 / 18.04083; -63.10944座標: 北緯18度02分27秒 西経63度06分34秒 / 北緯18.04083度 西経63.10944度 / 18.04083; -63.10944
公式サイト https://www.sxmairport.com/
地図
空港の位置
空港の位置
SXM/TNCM
空港の位置
空港の位置
SXM/TNCM
空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
10/28 No 2,300×45 舗装
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空港の一覧
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プリンセス・ジュリアナ国際空港(プリンセス・ジュリアナこくさいくうこう、英語: Princess Juliana International Airport)は、カリブ海オランダ自治領シント・マールテンセント・マーチン島南半部)にある国際空港。大型旅客機がビーチ上の低空を通過して着陸することで知られている[1]

歴史[編集]

元々は1942年に軍用滑走路として開設されたが、翌1943年に民間空港に転用され現在に至る。空港の名称は、当時のオランダ王女ユリアナ(1948年に即位してユリアナ女王となる)に由来する。

長らく小さな旅客ターミナルでの運用が行われていたが、2006年11月10日に新旅客ターミナルがオープンした。

特徴[編集]

シント・マールテン(セント・マーチン島のオランダ領側)唯一の国際空港である。なお、面積88km2のこの島の北半分はフランス領(サン・マルタン)となっており、フランス領側には小規模なグランカーズ・エスペランサ飛行場がある。

ワイドボディ大型旅客機が、エメラルドブルーのカリブ海に面するマホ・ビーチ上空から滑走路端のビーチを高度20m-30m程度で通過しながら着陸する光景は、セント・マーチン島の観光名所として大変有名である。滑走路長はわずか2433mで、大型旅客機の離着陸には短距離で、滑走路端を低空通過する必要がある。他空港では同様の場合、離着陸そのものが制限される場合が多い。滑走路に並行した誘導路がないために、マホ・ビーチ側から着陸した旅客機は、滑走路端にあるターニングパッドをUターンしてエプロンへ戻る。滑走路端にマホ・ビーチがあり計器着陸装置(ILS)は設置できないが、距離測定装置(DME)や無指向性無線標識(NDB)は設置されている。

ビーチでは飛行機が離陸する際の「後方気流」が体感できるが、1日10回程度離陸する大型飛行機の場合は大変危険で、「離着陸時の後方気流で重傷を負ったり命を落とす場合もある」との注意喚起看板を掲示し巡回パトロールも行っている。しかし、2017年7月には観光客が後方気流にあおられ転倒、搬送先で死亡する事故が起きた。[2]

ヒストリーチャンネルにおいて、「世界で最も危険な空港」第4位に選ばれている[3]

注意の看板
プリンセス・ジュリアナ国際空港に着陸する航空機のビデオ映像

就航路線[編集]

今後の計画[編集]

同空港は開港から70年近くが過ぎ、所々で老朽化が進んでいる。そこで同空港は近代化改修工事を行い、アップグレードを図る計画が組まれている。主な内容として、滑走路の修復や新しい誘導路の新設、駐機場増設やエプロンの拡大が挙げられている[4][5]。また空港全体が拡張できるよう、土地買収も行なわれる。

脚注[編集]

  1. ^ ヒヤッ。旅客機がとんでもない低さでビーチを横切った”. ハフポスト (2016年2月9日). 2018年4月15日閲覧。
  2. ^ 空港見物の観光客、ジェット噴流に吹き飛ばされ死亡 CNN(2017年7月14日)2017年7月14日閲覧
  3. ^ Top ten most extreme airports 2014年7月24日閲覧
  4. ^ SXM Airport opens public tender process for new concessions
  5. ^ Some Airport Changes Are Coming to St. Maarten By Guest Writer, on January 14th, 2013 at 9:41 am

関連項目[編集]

外部リンク[編集]