ブラガンサ

ブラガンサ
所属する県 ブラガンサ県
面積 1,173.6 km²
人口 34,774人
人口密度30人/km²
所属する教区数 49
自治体首長 {{{presidente}}}
住民呼称 {{{gentílico}}}
都市の休日 8月22日

ブラガンサBragança [bɾɐˈɣɐ̃sɐ] ( 音声ファイル))は、ポルトガル北東部の都市で、トラス・オス・モンテス地方のブラガンサ県の県都。自治体人口は34,774人、総面積は1,173.6平方キロメートル。サボル川支流、クレブラ山地の南に位置する。ポルトから255キロ、リスボンから515キロ、スペイン国境から22キロ離れている。

近隣自治体は、南東のヴィミオゾ、南西はマセド・デ・カヴァレイロス、西部はヴィニャイス。市内には小規模空港がある。

教区[編集]

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気候[編集]

ブラガンサの気候は、海岸から遠いことと標高の高さに影響される。スペインのメセタや、ヨーロッパ他諸国の海から遠い内陸地域と似て、長く厳しい冬(ヨーロッパの標準から)と、短く熱い夏が特徴である。冬季の雪は珍しくなく、数ヶ月積雪が残る。1月の最高気温は6℃前後、8月の最高気温は28℃前後である。1月の最低気温は氷点下になることもある。5月にも雪が降ることで知られる。年間総降水量は743ミリ。2005年度はポルトガル全土が極端な乾燥に悩まされ、ブラガンサは水源の枯渇と森林火災の多発に苦しんだ。

歴史[編集]

下町
城からの眺め

古代はケルト人の都市で、ケルト神話の女神にちなむブリガンティア(Brigantia)という名であった。後にラテン風のブラガンサに改められた。歴史的に市は、1640年から1910年までポルトガル王、1822年から1889年までブラジル皇帝を出したブラガンサ家の本拠地であった。封建領主時代のブラガンサ家の城は、現在城址となっている。また、ブラガンサは歴史的な県トラス・オス・モンテス県の県都であった時代がある。

みどころ[編集]

12世紀に建てられたポルトガル最古で最大の町庁舎ドムス・ムニシパリスルネサンス期の聖堂がある。旧城壁は保存状態が良く、川と現市街を見下ろしている。

教育[編集]

科学技術研究所インスティトゥト・ポリテークニコ・デ・ブラガンサがある。

経済[編集]

地域ではオリーヴ油、穀物、クリ、家畜(特にヒツジ)の生産が盛ん。近年、農業は村の荒廃と高齢化に悩んでいる。子供が少ないため多くの村で定員を満たせない学校が増え、廃校が増えている。

脚注[編集]

  1. ^ Diário da República. “Law nr. 11-A/2013, pages 552 28-29” (ポルトガル語). 2014年7月4日閲覧。

外部リンク[編集]