Freenet

Freenet
Screenshot of Freenet 0.7.5
FProxy のインデックスページ (Freenet 0.7.5)
開発元 The Freenet Project
初版 2000年03月
最新版 0.7.5 (Build 1496) - 2023年1月11日 (15か月前) (2023-01-11)[1] [±]
最新評価版 0.7.5 (Build 1468-pre1) - 2015年1月6日 (9年前) (2015-01-06)[2] [±]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
Java
対応OS クロスプラットフォーム
種別 匿名化, Peer-to-peer
ライセンス GNU General Public License
公式サイト www.hyphanet.org ウィキデータを編集
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Freenetフリーネット)とは、情報をやり取りする場合に相手先との通信部分を暗号化したインターネットを利用したネットワークである。

1999年7月、Ian Clarke の論文 "A Distributed Decentralised Information Storage and Retrieval System" (分散自立型情報の保管と検索システム)に基づきFreenetプロジェクトがスタートした。 このプロジェクトの目的はインターネット上での情報発信者の匿名を確保し自由な発言・活動を保証することにある。実際に中国・中東諸国で使用される国家権力を以てしても通信の傍受が不可能なほどである。

Freenetのフロントエンド[編集]

Windows上で動作するFrost

他の多くのP2Pソフトと違ってFreenetは暗号通信プロトコルに従い相手先と情報をやり取りする機能のみを提供しているため、 ファイル共有などを行う際にはフロントエンドとして別途ソフトウェアを使用しなければならない。 Freenetとこれらフロントエンドとの情報をやり取りする際にはFCP (Freenet Client Protocol) と呼ばれるAPIが使用されており、 これを使うことでメッセージボードやファイル共有、チャットなどの機能を実装することができる。

フォーラム[編集]

Freenet Messaging System (FMS)
DoS攻撃やスパムなどFrostの問題に対処するために設計されたメッセージサービス。
Frost
メッセージボードやファイル共有などのサービス。

ユーティリティ[編集]

FUQID
ファイルのアップロードならびにダウンロードツール
jSite
ウェブサイトのアップロードツール
Infocalypse
Freenet上にmercurialリポジトリの作成ツール

ライブラリ[編集]

FCPLib
FCPLib (Freenet Client Protocol Library) はC言語ベースで書かれたクロスプラットフォームのFCPクライアントライブラリ。FCPLibは WIndows NT/2K/XP, Linux, BSD, Solaris, Mac OS Xをサポートしている。
lib-pyFreenet
lib-pyFreenetはFreenetの機能をpythonで使用するためのライブラリ。Infocalypseはこれを使用している。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]