フォトチャージング方式

フォトチャージング方式(フォトチャージングほうしき)は、図書館資料の貸し出し手続きにおける方法のひとつ。

概要[編集]

16mmフィルムもしくは8mmフィルムの撮影機を使用し、利用者が持参した貸出利用券・書名・番号入り処理カード(トランザクション・カードとも称する)の3つを撮影し、図書館側で記録および保存する[1]。利用者には、資料およびトランザクション・カードを貸し出す[1]。返却の際には、トランザクション・カードを抜き取った上で番号順に整理することとなる[1]。未返却資料はトランザクション・カードが図書館側に存在しないことになるため、督促の処理が可能となる[1]。大量の貸し出し件数の処理に向く[2]。しかし、フィルム代および現像代としてコストが掛かるのが問題点である[3]

主な採用事例[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 図書館問題研究会 1980, p. 26.
  2. ^ a b オンライン導入前後【貸出】” (PDF). 横浜市立図書館. 2017年2月27日閲覧。
  3. ^ a b 名古屋市千種図書館 1989, pp. 25–27.

参考文献[編集]

  • 図書館問題研究会『図説図書館のすべて』ほるぷ総連合、1980年6月25日。 
  • 名古屋市千種図書館 編『千種図書館20年のあゆみ』名古屋市千種図書館、1989年11月30日。