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概要

解説
日本語: 嘉永年間渡来蒸気車
米国使節渡来の当時横浜村応接所の守備に任ぜし松代藩士中に樋端翁輔あり、藩の命を承け観る所を図にして巻と為し之を藩主に報告したり、本図は其巻中に在るものにして巻は息樋端正太郎氏の所蔵に係り特に本史の為本図を撮影して寄贈されたるものなり、該蒸気車の寸法は本図に「四分の一雛型」とあるも固より精密のものに非ず、明治42年6月横浜開港五十年記念資料展覧会に出陳したる下岡蓮杖氏所蔵張雑屏風に該機関車の絵紙二枚あり、其一に「高さ1丈幅7尺2寸長1丈1尺5寸腰板唐木唐かねのほりあり柱高欄付朱ぬり金物ほりみすは針線にて縁通し羅紗文様縫いあり同ふさは皮にて色紫金うちまぜ家根羊皮黒塗うちは朱塗大車指渡し1尺3寸小車67寸」とあり、右は客車の説明にして大車1尺3寸は炭水車を指すものならん、其二に「長さ8尺横5尺小車3尺大車6尺」とあるは機関車を指すものの如く3尺6尺は円周尺なるべし。
原典 鉄道省 (Ministry of Railway, Tetsudō-shō ([大正10年 (1921)]) (japanese) 日本鉄道史 (Japan Railway History, Nippon (or Nihon) Tetsudō-shi)、上篇 (1 (of 3), Jōhen)、[Tokyo]: [Ministry of Railway]、pp. plate between pages
作者 [樋端翁輔 (HINOHATA Osuke)]

ライセンス

Public domain
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