ファイナルファンタジーシリーズ

ファイナルファンタジー
ジャンル RPG
開発元 スクウェア・エニックス
(旧スクウェア
発売元 スクウェア・エニックス
(旧スクウェア)
主な製作者 坂口博信
天野喜孝
植松伸夫
田中弘道
渋谷員子
河津秋敏
伊藤裕之
ナーシャ・ジベリ
板鼻利幸
浅野智也
時田貴司
浜渦正志
野村哲也
野島一成
北瀬佳範
松野泰己
皆川裕史
吉田明彦
崎元仁
鳥山求
吉田直樹
田畑端
祖堅正慶
1作目 ファイナルファンタジー
(1987年12月18日)
最新作 ファイナルファンタジーVII リバース
(2024年2月29日)
スピンオフ作品 ファイナルファンタジータクティクスシリーズ
ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクルシリーズ
チョコボシリーズ
詳しくは「ファイナルファンタジーシリーズの作品一覧」を参照
公式サイト 公式サイト
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ファイナルファンタジーシリーズ(Final Fantasy Series、略称: FFシリーズ)は、日本のゲーム開発者・坂口博信が創始し、スクウェア・エニックス(旧スクウェア)によって開発・販売されているRPGシリーズ作品(一部MMORPGアクションRPG)。CGアニメアニメでも展開されていた。

1987年に発売された『ファイナルファンタジー』を第1作とする日本製のRPGシリーズ。派生作品を含め独立した世界観を持った作品が数多く発売されており、シリーズ全タイトルの世界累計出荷・ダウンロード販売は1億8,500万本以上を達成している(2023年時点[1])、世界的なゲームシリーズの一つである。2017年にはタイトル数は合計87作品に及び、最多の作品数を有するRPGシリーズとして、ギネス世界記録に認定された[2]スクウェア・エニックスCG・映像技術の粋を結集した作品群でもあり、ゲームの制作手法に度々革命を起こしてきている。

名称と略称[編集]

本シリーズのタイトル名称は、「略称がFFとなること」を前提として考案されたものである[3][4][5]。現在公式な略称は「FF」とされるが、中には「ファイファン」と呼ぶファンもいる[3]。当初は『ファイティング・ファンタジー』というタイトル案も候補に挙がったが、同名のゲームブックが存在したため、現在の名称に変更した[6]

一方、第1作制作当時、それまでのスクウェアの業績が芳しくなく制作者たちの間でもおそらく最後の作品、「最後の夢」になるであろうという意味を込めて『ファイナルファンタジー』と名付けられた[7]という説も存在する。1987年頃の坂口は「この頃は『ファイナルファンタジー』が売れなければ、次回作を作れるかわからなかったのでタイトルを『ファイナル』にした」と語っている[8]。また、「ディープダンジョン」「JJ」「磁界少年メット・マグ」などアルファベットを重ねたタイトルにこだわっていたこともあり、意図的にF同士を重ねたタイトルになったと坂口の同僚であった田中弘道が語っている[9]

シリーズ一覧[編集]

ゲーム[編集]

ファイナルファンタジー』は、1987年12月に日本で発売された。タイトルにナンバリングが振られている続編が数多くあるが、それらナンバリングタイトル間においてプロットやストーリーの接点はほぼなく、それぞれの作品世界は、それぞれ独立した世界となっている。

多くのシリーズのゲームは、北米、欧州、豪州の各市場向けにローカライズされている。また、多数のゲーム機、PCそして携帯アプリ向けにも発売されている。

2007年3月時点で、28のゲームが存在する[10]。この数字には、『ファイナルファンタジー』から『ファイナルファンタジーXIV』までのナンバリング作品の直接の続編とスピンオフ作品が含まれている。多くの旧作品は、複数のプラットフォーム向けにリメイク・移植されている。

ナンバリング作品[編集]

日本における発売年の年表(メインタイトルのみ)
1987ファイナルファンタジー
1988ファイナルファンタジーII
1989
1990ファイナルファンタジーIII
1991ファイナルファンタジーIV
1992ファイナルファンタジーV
1993
1994ファイナルファンタジーVI
1995
1996
1997ファイナルファンタジーVII
1998
1999ファイナルファンタジーVIII
2000ファイナルファンタジーIX
2001ファイナルファンタジーX
2002ファイナルファンタジーXI
2003
2004
2005
2006ファイナルファンタジーXII
2007
2008
2009ファイナルファンタジーXIII
2010ファイナルファンタジーXIV
2011
2012
2013
2014
2015
2016ファイナルファンタジーXV
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023ファイナルファンタジーXVI

初期の『ファイナルファンタジー』から『ファイナルファンタジーIII』までの3作品は、任天堂ファミリーコンピュータをプラットフォームとした。

ファイナルファンタジー』は、1987年に日本で、1990年に北米で発売された[11][12]。据え置きゲーム機のRPGジャンルに多くの新しいコンセプトを導入した。複数のプラットフォームでリメイクされた[12]

ファイナルファンタジーII』は、1988年に発売された[12][13][14]

ファイナルファンタジーIII』は、1990年に発売された[15]。移植が遅く、2006年にニンテンドーDSでリメイクされた[14]

続く『ファイナルファンタジーIV』から『ファイナルファンタジーVI』までの3作品は、任天堂のスーパーファミコンをプラットフォームとした。

ファイナルファンタジーIV』は、1991年に日本で発売された。北米では当初 "FINAL FANTASY II" として発売された[16][17]アクティブタイムバトルシステムを導入した[18]

ファイナルファンタジーV』は、1992年に発売された。ストーリーの続編が初めてOVA『ファイナルファンタジー』という形で作られた[12][19][20]

ファイナルファンタジーVI』は、1994年に日本で発売された。北米では当初"FINAL FANTASY III"として発売された[21]。ストーリーの掘り下げが試みられた。

続く『ファイナルファンタジーVII』から『ファイナルファンタジーIX』までの3作品は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(当時はソニー・コンピュータエンタテインメント)のPlayStation(PS)をプラットフォームとした。

ファイナルファンタジーVII』は、1997年に発売された。2Dグラフィックスではなく3Dグラフィックスを使った最初のシリーズ作品であり、ヨーロッパで発売された最初のシリーズ作品でもある。現代的な設定を導入したほか[12]、ポリゴンキャラクターをプリレンダリングされた背景に出演させている。

ファイナルファンタジーVIII』は、1999年に発売された。より写実的なキャラクターと音声を用いている[12][22]

ファイナルファンタジーIX』は、2000年に発売された。過去に感謝と離別を告げる作品であり、現代的な設定ではなく伝統的な設定を用いている[12][23]

続く『ファイナルファンタジーX』から『ファイナルファンタジーXII』までの3作品は、PlayStation 2(PS2)をプラットフォームとした。

ファイナルファンタジーX』は、2001年に発売された。フル3Dのフィールドとキャラクターボイスを採用した初めての作品であり、直接の続編となるゲーム『ファイナルファンタジーX-2』が作られた初めてのシリーズ作品でもある[24][25]

ファイナルファンタジーXI』は、2002年にPS2とWindowsで発売され、2006年にXbox 360でも発売された[26][27]。シリーズ中では最初のMMORPGであり、ランダムエンカウントバトルシステムではなくリアルタイムでのシームレスなバトルシステムを使用した初めての作品でもある[27]

ファイナルファンタジーXII』は、2006年に発売された。シームレスなバトルシステムを用いている[28][29]

ファイナルファンタジーXIII』は、2009年にPlayStation 3(PS3)で発売され、2010年にXbox 360でも発売された[30][31]。『ファイナルファンタジーXIII-2』や『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』などの「ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー」と呼ばれる作品のフラグシップタイトルであり、シンボルエンカウントバトルシステムを用いている[32]

ファイナルファンタジーXIV』は、2010年にWindowsで発売されたシリーズ2作目のMMORPG。後にPS3[33]PlayStation 4(PS4)・macOSでも発売された。

ファイナルファンタジーXV』は、2016年にPS4とXbox Oneで発売された。

ファイナルファンタジーXVI』は、2023年にPlayStation 5(PS5)で発売された。

続編とスピンオフ作品[編集]

ファイナルファンタジーシリーズは「コンピレーション・オブ・ファイナルファンタジーVII」などのスピンオフ作品とメディアミックスを生んでおり、大型の作品としては『FFX』、『FFXIII』の続編としてそれぞれ『FFX-2』、『FFXIII-2』と『LRFFXIII』がある。逸話としてはSFCにて発売された『FF USA』がある。

メディアミックス[編集]

スクウェア・エニックスは、アニメ、CGアニメーションを含む様々なメディア上にファイナルファンタジーシリーズを展開している。

ファイナルファンタジー(OVA)』は1994年に発売されたOVA。『ファイナルファンタジーV』の200年後の世界でファイナルファンタジーVと同様にクリスタルと世界を守るために勇者たちが戦うというストーリー。

FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜』はGONZO制作のアニメ作品。記憶喪失の『黒き風』と呼ばれる男が、右腕と一体化した『魔銃』を持って微かに記憶に残る『白き雲』と言う男を宿敵とし、探し追い求めるストーリー。ゲーム固有のキャラクター名は登場するがゲームのファイナルファンタジーシリーズとは違うオリジナルの世界観となっている。

ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』は2005年に発売されたOVA。『ファイナルファンタジーVII』の2年後の世界が舞台。全世界累計出荷本数410万枚以上[34][35]というヒットを記録した。

『キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV』は2016年7月9日に劇場公開されたフルCG長編映像作品。『ファイナルファンタジーXV』と同じ世界で展開される、もう一つの物語で、ゲームと映像のメディアミックスの完全連動作品である。映像作品側では国王レギスの視点、ゲーム側では国王レギスの息子である王子「ノクティス」視点の話であり、父と子の絆が描かれている。

リアル脱出ゲーム×ファイナルファンタジーXIV 大迷宮バハムートからの脱出』は日本国内では2017年2月から、アメリカでは同年夏頃に開催された謎解きイベントで日本国内では全国のZeppを巡回するライブハウスツアー形式、アメリカでは8都市を巡回した。戦争終結から5年後のエオルゼアを舞台に様々な暗号や謎を駆使して1時間以内に巨大遺跡の地下深くで眠っているバハムートの復活を阻止する体験型謎解きRPGイベント。

ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』は2017年4月より放送されたテレビドラマ。『ファイナルファンタジーXIV』プレイヤーのブログを基に、親子関係を中心に描かれる。

『ファイナルファンタジー XRライド』はユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて、2018年1月19日(金)から6月24日(日)の期間限定で行われたイベント『ユニバーサル・クールジャパン 2018』の中のアトラクションの1つである体感型コースター[36]として開催された。

『ファイナルファンタジー エオルゼアカフェ』(FINAL FANTASY COLLABORAED WITH PASELA EORZEA CAFE)は、パセラリゾーツとのコラボレーションにより実現した『ファイナルファンタジーXIV』をモチーフにしたコンセプトカフェで、キャラクターをイメージしたフードやドリンクや、実際にゲーム内に登場するアイテムを再現したものがある[37]

歴史[編集]

椅子に座りマイクを手に持って話す男性
坂口博信。ファイナルファンタジーにおける生みの親。

1980年代半ばに、スクウェアはシンプルなRPG、レーシングゲームといったゲームによって、任天堂のファミリーコンピュータ上で日本のコンシューマーゲーム産業に参入した。

1987年に、スクウェアのゲームデザイナーの坂口博信は、エニックスの『ドラゴンクエスト』、任天堂の『ゼルダの伝説』、オリジンシステムズの『ウルティマ』シリーズなどからインスピレーションを受け、ファミリーコンピュータ向けに新しいファンタジーRPGを開発することを決定した。 しかし、スクウェアは当時経営危機に直面していたため、坂口は新しいRPGがゲーム産業での最後の仕事になるだろうと考えており、もしも新しいゲームが売れなければ、会社を辞め大学へ戻ろうと考えていた[38][39][40]

しかし坂口の予想に反して、『ファイナルファンタジー』は予期せぬ大きな売上を記録し、スクウェアの経営危機を救うこととなった[39][41]。 それどころか、『ファイナルファンタジー』はスクウェアの看板タイトルとなった[39][42]

第1作の成功を受け、スクウェアはすぐに続編の開発に着手した。しかし、坂口は『ファイナルファンタジー』を単独の作品として考えていたため、続編を開発しうるストーリー構成となっていなかった。そのため、続編はテーマ上の類似性や、いくつかのゲーム要素(例えばキャラクター成長システム)のみを受け継いだ。このアプローチはシリーズを通して受け継がれている。FFシリーズのそれぞれの作品は、新しい設定やキャラクターを用い、バトルシステムも毎回違ったものになっている。テレビゲームライターのジョン・ハリスは、ゲームシステムの再構築とストーリー上の緩い接点を持つシリーズ構成は、日本ファルコム『ドラゴンスレイヤー』シリーズに起源があると分析している[43]。『ドラゴンスレイヤー』シリーズには、以前にスクウェアも開発に関わっている[44]

FFシリーズには主人公が仲間の「死」に直面する場面がいくつかあるが、その理由として、『FF3』の開発中に製作総指揮・ディレクターを務める坂口博信の自宅が火災に遭い、母親が亡くなる事故が起きたことが挙げられている[45]。坂口は「大切な人が死んでしまったときの、生き残った者の辛さを嫌というほど味わいました。そして、どうやって、この悲しみを乗り越えていけばいいのか、生き残った者のすべきことはなんなのか、そんなことをいろいろと考えるようになりました。」と語り、「死」をテーマに扱う物語が紡がれたとしている[45]

システム[編集]

シリーズ作品の中では共通の世界観として、あらゆる力の源である「クリスタル」を中心とする世界が描かれる場合が多い。「クリスタル」に相当する位置に『FFVI』の「魔石」や『FFVII』の「マテリア」などが成り立つ場合もあるが、その役割に大きな変更はない。ただ、『FFVI』以降に発売された作品では「クリスタルを中心とした世界」の枠がなく、作品ごとに多彩な世界が描かれる傾向にある。

ナンバリングタイトル同士の直接的な接点はなく、『聖剣伝説』、『ファイナルファンタジータクティクス』などの外伝も続編として作られたものではない。『FFI』-『FFIII』-『FFV』間、『FFI』-『FFIX』間、『FFII』-『FFIV』間、『FFIII』-『FFXI』間、『FFVII』-『FFX』間、『FFXIII』-地球間のように間接的な接点を暗示するものもあるが、これらにおいても、あくまで古い作品のストーリーは新しいものの中で伝説として語られるに留まる。

ただし、一部の人物名、キーワード、デザインの中には、シリーズ共通のものもあり、シド(人名)、飛空艇チョコボビッグス&ウェッジギルガメッシュポーション、ギル(通貨単位)などは代表的な例である。シドは老人、中年、青年と、作品ごとに容貌や役回りは異なるが飛空艇発明家として登場することが多い。このほか、本来竜ではない神話的幻獣であるバハムートと呼ばれる屈強な竜を日本で竜のイメージとして定着させたのはこの作品によるところが大きい。

FFX』と『FFX-2』のように、同じ世界を使用した続編を製作する流れがあり、"COMPILATION of FINAL FANTASY VII"や"FABULA NOVA CRYSTALLIS FINAL FANTASY" など、共通の世界観を持つ作品群を複数発表している。『FFXII』と「イヴァリースアライアンス」のひとつである『FFXII RW』は、主人公を同じとしているが、続編ではないという位置づけで登場した。

ハード環境の進展に応じて、アクティブタイムバトルシステムアビリティシステムなど、常に新たなシステムを試みている。これは小改良のみでシステムの変更が無いドラゴンクエストシリーズなどとは異なる特徴である。また、美麗なグラフィック、映画のようなストーリー演出と、徐々に広がる世界のスケールの壮大さも本シリーズの魅力である。積極的にムービーやボイスを利用する演出もほかの大作RPGシリーズとは異なる。

チョコボの不思議なダンジョン』や『チョコボスタリオン』など、“コンセプト”と“システム”を応用して製作される外伝作品も多い。

音楽[編集]

植松伸夫。ファイナルファンタジーの音楽における生みの親。

シリーズ中では多くの音楽が使われているが、テーマは作品ごとにアレンジされ使われている。

第1作で作曲を担当していた植松伸夫の存在は、ゲーム音楽界で大きなウエイトを占めており、2005年には米国の『Time』誌において「現代の音楽における革新者のひとり」として紹介されている。

植松が出来た音楽をテープに入れて坂口に渡したが、坂口は「一回、作り直した方がもっと良くなるに違いない」事を理由に一旦、全部不採用にした。しかし、植松は曲順を変えただけで後日、再提出し採用された(坂口はテープ2本目事件)[46]

ゲームエンジン[編集]

一般的なゲーム制作はゲームエンジンありきで行われることが多いが、FFシリーズはそれぞれの作品に応じて新規にゲームエンジンを作るスタイルを採用している。SFC版の『FFIV』以降は全て異なるゲームエンジンを使ってゲームを制作してきた。しかし、この方式では1作品ごとに新しいゲームエンジンを作ることになり開発費の高騰につながるため、ゲームエンジンをシリーズ内において共通化することが今後の課題となっていた。2007年にFFシリーズのための開発ツールとして「Crystal Tools」(クリスタルツールズ)が開発され、『FFXIII』『FFXIV』『ドラゴンクエストX』などで使用されている。

ゲームエンジン「Luminous Studio(現・Luminous Engine)」を使った技術デモではFF的要素としては次の項目が必要最小限な要素として挙げられている[47]

  • 魔法
  • 召喚獣
  • ゴージャスで美しい
  • 洗練
  • 変化と挑戦

プロットとテーマ[編集]

多くのファイナルファンタジーのゲームにおいて、世界の支配を目論む対立者との戦いに焦点が置かれている。ストーリー中では独裁国家における反乱が描かれ、主人公たちのグループは反乱に参加することが頻繁にある。主人公たちは悪と戦い、悪の行動の結果によって仲間が集結することが多い[12][48]

シリーズの隠れた主題として、「複数の悪役が存在する」ということがある。最初に現れた敵はキャラクターや組織の手下であり、その闘いの後に仲間となるケースが多い。また、真の敵は最初はそうだとは分からず、ストーリーが進んでいく中で敵対関係が判明していく[12]。ゲームの最初に現れた主要な敵は常に真の最終ボスであるとは限らないため、プレイヤーは最終的な決着までにゲーム中のクエストを続けなければならない[48]

シリーズ中のストーリーでは、登場人物たちの精神的な葛藤、情熱や悲劇が描かれる。そして、ゲームの主なテーマはキャラクターの個人的な生い立ちから世界をめぐる戦いにシフトしていく[29][49]。また、愛や対立といったキャラクター同士の関係性も描かれる[12]

記憶喪失、主人公が悪の力によって堕落させられたり、アイデンティティを喪失したり、登場人物が他人のために自己犠牲を払ったりするシチュエーションもある[12][50][51]

魔術的な力を持つ魔石やクリスタルも、ゲーム中のアイテムとして頻繁に登場する。それらはゲームの中心的なプロットと結びついていることが多い[48]。クリスタルは世界の創造で中心的な役割を持っており、多くのファイナルファンタジーのシリーズではクリスタルや魔石は惑星のエネルギーと関係を持っている。そのような世界で、クリスタルの所有や利用が物語中の中心的な衝突を引き起こす[48][52]四元素五行思想も繰り返し扱われるテーマであり、クリスタルや魔法といった要素にも使われている[48]

よく使われるプロットやテーマは、ガイア理論終末論や科学の発展と自然の対立などがある[48][50][53]。過去に勃発した大きな戦争が、現在に暗い影を落としているという設定も多い。

ゲームシステム[編集]

ゲームの流れとしては、主人公とその仲間を操作して、敵との戦闘を繰り返し経験値やそれに類するポイントを蓄積してレベルアップし、徐々に行動範囲を広げていき最終的に世界の危機を救う、といったコンピュータRPGとしては定番なものである。しかし、新作を出すたびにその時代における革新的なシステムを提示している。

成長システム[編集]

基本的にレベルを上げることで成長するが、「ジョブ」・「スフィア」といった要素のポイントを貯め、アビリティを習得していくことが中心になっている作品もある。作品ごとの独自のシステムについては、各作品のシステムの節を参照。

レベル制
『FFII』『FFX』『FFXIII』以外で採用されている。経験値をためることによってレベルを上げるシステム。これを上げればキャラクターは強くなる。
基本的にレベル制では、戦闘で得られる経験値から、戦闘終了時点での戦闘可能状態の人数で経験値を分配するシステムとなっている。
ただし『FFVIII』では、戦闘で得られる経験値を戦闘終了時点で戦闘可能なキャラに均等に分配した上で、敵にトドメを刺したキャラにはボーナス値を与えるシステムになっている。
また『FFXI』では敵とキャラクターのレベルの比較により経験値が決定され、キャラクターに比べて敵が弱くなるにつれ経験値が減り、あまりに弱い敵からは経験値が入らなくなる。『FFXII』においても、キャラクターが強くなると徐々に弱い敵から得られる経験値が減る傾向がある。
例外的に『VIII』では敵のレベルも上がる。
ジョブチェンジシステム
『FFIII』『FFV』『FFタクティクスシリーズ』『FFX-2』『FFXI』『チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮』で登場する。ジョブ(職業)に転職(変身)することで固有の特殊技能を使用できるようになったり、能力値が変化したりする。登場ジョブは各シリーズによって様々である。
熟練度システム
『FFII』に登場する成長システム。総合的な経験値およびレベルを廃し、キャラクターの戦い方や行動の内容によって熟練度が蓄積され、使った各魔法や武器、盾のレベルが別個に成長するというもの。同様に各ステータスの上昇(下降)も行動内容に依存する。厳密に言えば熟練度システムではないが、スキルシステムとして『FFXI』に同様の物が存在する。
アビリティシステム
ジョブ固有の能力、ないし特殊な能力をプレイヤーの好みに合わせて装着・解除できるシステム。
魔石システム
『FFVI』に登場する「魔石」を使用したシステム。魔石を装備することにより、それに対応した召喚獣の召喚、および魔石固有に設定された魔法の習得が可能となる。また、一部の魔石はキャラクターのステータス成長にも関与する。
マテリアシステム
『FFVII』に登場する「マテリア」を使用したシステム。マテリアごとに固有のアビリティが設定されており、マテリアを武器や防具の空きスロットに装着することによってその能力を引き出すことが可能となる。また、マテリアは戦闘を重ねることで成長する。
ジャンクションシステム
『FFVIII』に登場するGF(ガーディアン・フォース)を使用する成長システム。魔法を敵キャラから「ドロー」というコマンドで入手、もしくはアイテムから精製するなどして作り、それを力や魔力などの各パラメータに装着することによってキャラを強化する。
装備アビリティシステム
アクセサリシステムの発展型。レベルアップの成長をカスタマイズしたり、装備に存在するアビリティを習得するシステム。『FFIX』の項目を参照。
スフィア盤システム
『FFX』に登場する「スフィア」を使用した成長システム。スフィア盤という巨大な双六盤のようなボードの上を、戦闘で稼いだスフィアレベルを消費しながら進んでいく。各コマには力を上げたり魔法を習得したりと、様々な効果が設定されているので、それに対応したスフィアを使ってアビリティを入手していく。
ライセンスシステム
『FFXII』に登場する成長システム。魔法や装備は、たとえ所持していてもそれに対応するライセンスを持っていないと使用・装備ができない。そこでこのライセンスボードを使ってライセンスを習得し、キャラを成長させていく。基本的にはスフィア盤に似ているが、こちらは近接するコマに進むまではどこに何のアビリティがあるのかが見えないため、手探りで進んでいかなければならない。

戦闘[編集]

本シリーズの戦闘シーンは、ドラゴンクエストシリーズなどに代表されるプレイヤー視点の形式と対照的に、『FFVI』までの2D作品では、プレイヤーサイドと敵サイドが向かい合い、その様子を横から眺めるという「サイドビュー形式」、『FFVII』以降の3D作品ではカメラアングルがめまぐるしく変化しながら戦闘の様子が映し出される形式となっている。

『FFXI』『FFXII』以外はエンカウント制が採用されており、通常はあらかじめ設定されたエンカウント率に従ってバトルが発生する(いわゆるボス戦闘など、エンカウント率とは無関係に発生するバトルを除く)。なお、一部の作品においては装備によってエンカウント率を下げることも可能である。

各キャラクターは打撃や魔法など、様々な手段で戦闘を進めていく。魔法についての詳細はファイナルファンタジーの魔法形態の項目を参照のこと。代表的な戦闘システムおよび戦闘に関する概要は以下を参照。

ターン制
第1作『FFI』-『FFIII』で採用。味方が全員コマンドを入力すると「1ターン」が始まり、おおむね「すばやさ」の高い順に行動する。
ATB(アクティブ・タイム・バトル)
『FFIV』-『FFIX』、『FFX-2』で採用。時間経過によって敵味方ともにゲージが溜まってゆき、そのゲージが溜まった者から行動を決定・開始できるというシステム。ファイナルファンタジーシリーズの戦闘の顔ともいえる。なお、ATBは当時業界初の新システムで、スクウェア(現スクウェア・エニックス)は特許(特許第2794230号)を取得している。かつてシステムは特許の対象外とされていたが、ソフトウェア関連発明の保護が重要視される状況にスクウェアが敏速に対応したと言える。
CTB(カウント・タイム・バトル)
『FFX』で登場した独自のシステム。詳しくは『FFX』を参照。
RTB(リアル・タイム・バトル)
『FFXI』で登場。入力コマンドが即時に行動に反映される。ただし魔法などには効果発動までに「詠唱時間」、再び使えるようになるまでの「再詠唱可能時間」(待機時間)が存在する。
ADB(アクティブ・ディメンション・バトル)
『FFXII』で登場。フィールド画面(移動画面)と戦闘画面とが一体化している。詳しくは『FFXII』を参照。
敗北条件
味方全員が戦闘不能及び石化、ゾンビになる、など。
勝利条件
敵モンスターの全滅及び特定の敵を撃破すること。作品によっては特定の条件を満たすことによって勝利と判定されるような場面も存在する。
隊列
『FFI』-『FFIX』で採用。『FFI』は並び順で「上」にいるキャラクターの方が攻撃を受けやすいという方式だったが、『FFII』-『FFVII』および『FFIX』では前列と後列の概念が採用されている。後列は前列に比べて敵からの物理攻撃ダメージが減少するが、近距離武器での敵に対する物理攻撃ダメージも同様に減少する(例外として、『FFII』では弓以外では敵に対しての物理攻撃が不可能になる)。また、魔法・弓などの一部の武器は隊列に関係なく攻撃できる。大抵の作品では敵にも当てはまり、奥にいる敵には物理攻撃ダメージが減少する。

用語[編集]

頻繁に登場する用語で、作品に関連する意味を持つもの。

アイテム関係[編集]

ギル
FFシリーズ共通の通貨ならびに通貨単位。そもそも通貨という概念自体がFFシリーズの世界に存在している以上、アイテムや武器類などの購入には欠かすことができない。設定上、通貨記号はなく、補助単位も存在しない。
ポーション
HPを回復するアイテム。上位に「ハイポーション」や「エクスポーション」がある。
エーテル
MPを回復するアイテム。上位に「エーテルターボ」や「ハイエーテル」などがある。
エリクサー
1人のHP・MPを完全回復するアイテム。上位に「ハイエリクサー」、この効果を味方全体に及ぼす「ラストエリクサー」もある。『FFII』では「エリクシャー」という表記だが効果は同じ。ただし『FFXI』のみ効果が低くHP、MP共に最大値の4分の1しか回復せず、ハイエリクサーで半分回復し、ラストエリクサーで初めて全回復する(使用者のみ)。
フェニックスの尾
戦闘不能になった者を生き返らせることができるアイテム。上位に「メガフェニックス」や「フェニックスの羽」、「ラストフェニックス」がある。
テント
味方全員のHP・MP・ステータス異常を回復できるアイテム。ただし、フィールドマップやセーブポイントでしか使えない。「コテージ」として登場することもある。
金の針
味方1人の石化を回復するアイテム。石の敵に使用すると即死させる。
エクスカリバー
最強装備としてシリーズに出てくる装備。偽物として「エクスカリー」が登場することがある。

登場キャラクター[編集]

シド
FFシリーズを通して登場するキャラクターの名前。『FFII』から登場している。各作品で設定は違うものの、なんらかの形で主人公達に協力または敵対し、特に飛空艇に関わる事が多い。時にはプレイヤーキャラクターであったり、敵として戦うボスキャラクターである事もある。シドがプレイヤーキャラクターである作品は、『FFIV』『FFVII』『FFタクティクス』。『FFI』の原作には登場していなかったが、GBA版『FFI・IIアドバンス』やPSP版『FFI』では、村人の話の中で天空人「ルフェイン人」の先祖だとされている。
チョコボ
『FFII』から登場した、大型の鳥のような生き物。移動に利用できる。独特の体臭をもち、「クエ」と鳴く(『FFV』以降)。さまざまな形で人間と共存しており、FFシリーズのマスコット的存在となっている。チョコボが主に活躍するスピンオフ作品については#続編とスピンオフ作品の節を参照。
モーグリ
『FFIII』から登場した、小型の白い生き物。「クポー!」と鳴き(FC版『FFIII』を除く)、作品によっては人間の言葉をしゃべる。人目を避け隠れ住む場合がほとんどだが、『FFIX』や、『FFXI』、『FFXII』などでは、世界規模の独自の文化を形成し人間と共存する。
ギルガメッシュ
『FFV』から登場したキャラクター。FFV以外に関しては、『FFI・II アドバンス』のようにFFVのキャラクターとしてゲスト出演する場合や、『FFXII』のようにキャラクターを作り直す場合などがあり、設定はシリーズ毎に大きく異なる。

主なモンスター[編集]

  • アダマンタイマイ - のような姿のモンスター。アダマンタイトタイマイをもじったモンスターで、非常に硬い。
  • クアール - 髭の長いネコ科のモンスター。即死攻撃を使う。
  • サボテンダー - 歩くサボテンの姿のモンスター。片手と片足を挙げた独自のポーズをする。
  • 鉄巨人 - 巨大な鉄の鎧のような姿のモンスター。
  • トンベリ - カンテラと包丁を持ったモンスター。
  • ベヒーモス - 角を生やした四足の獣のモンスター。高いHPと攻撃力を持つ強敵。
  • ボム - 丸い風船のようなモンスターで、特定の条件で自爆する。
  • プリン - 「スライム」の亜種だが、ドラクエシリーズとは異なり、魔法攻撃以外はダメージを与えづらい、比較的強いモンスターとして描かれている。
  • モルボル - 食虫植物のようなモンスターで、複数の状態異常を引き起こす「臭い息」を使用してくる。

システム関係[編集]

ジョブ
特殊な能力を持つ職業のこと。FFシリーズにおいてはキャラクタークラスの意味で使用されている。『FFI』『FFIII』『FFV』『FFXI』に登場するほか、『FFXII』ではインターナショナル版に追加されている。同義に『FFX-2』のドレスがある。また『FFIV』『FFVI』のメニュー画面では、キャラクターごとにそれぞれ「肩書き」が表示されるが、こちらもジョブとほぼ同義のものである。
アビリティ
何らかの方法で習得した特殊な能力や技。自分自身の装備枠の許す限り設定しておける。
クリティカルヒット
通常の物理攻撃(たたかう)を選択した際、まれに発生する大ダメージを与える攻撃。通常の2倍ほどのダメージを与えられる。「運」などのステータスが関わってくる。
召喚獣
召喚士がアビリティで「召喚」することによって現れる強大な存在。人、獣、竜などさまざまな形状で現れ、通常の魔法では得られない絶大な効果を発揮することが多い。
セーブポイント
『FFIV』以降に登場する。フィールドマップ以外でプレイ経過を記録したり、テントを張って休息したりできる地点である。基本的には特殊な結界・物質であることが多いが、『FFIX』ではモーグリがこの役割を代行している。『FFX』や『FFXII』では触れるだけで状態異常やHP・MPが全回復する。なお、オンラインゲームである『FFXI』にはセーブポイントは存在せず、替わりに戦闘不能時やデジョンなどの魔法を使用した際に戻ることができるホームポイントが存在する。
ラグナロク
北欧神話の「神々の黄昏」を意味する、

主なスタッフ[編集]

  • 坂口博信 - FFシリーズにおける生みの親。『ファイナルファンタジーX-2』までの歴代作品のプロデューサー・ディレクターなどを数多く務める。
  • 植松伸夫 - FFシリーズの音楽における生みの親。『FFI』-『FFX』まではメインコンポーザー。『FFXI』の一部、『FFXII』の挿入歌を担当。
  • 天野喜孝 -『FFI』-『FFVI』までと『FFIX』のキャラクターデザイン、全作品のイメージイラストなど。
  • 田中弘道 -『FFI』-『FFIII』のゲームデザイン、『FFXI』『FFXIV』のプロデューサーなど。
  • 渋谷員子[54] -『FFI』-『FFVI』のグラフィック、『FFIV』『FFV』のパッケージイラストなど。
  • 寺田憲史 -『FFI』-『FFIII』のシナリオライター。
  • ナーシャ・ジベリ - 『FFI』-『FFIII』のメインプログラマー。
  • 石井浩一 -『FFI』の企画コンセプト、『FFII』のゲームデザイン、『FFIII』のジョブデザイン、設定など。サイドビュー戦闘画面の発案者。チョコボとモーグリにおける生みの親。
  • 伊藤裕之 - FFシリーズのゲームデザイナー。ATB、アビリティ、アクセサリシステムなどにおける生みの親。
  • 河津秋敏 -『FFI』『FFII』ゲームデザイン、『FFCC』プロデューサーなど。
  • 北瀬佳範 -『FFVI』-『FFVIII』のディレクター。『FFX』、『FFXIII』のプロデューサーなど。
  • 野村哲也 - モンスター・キャラクターデザイン、ディレクターなど。
  • 吉田明彦 -『FFIII(DS版)』、『FFXII』、『FFXIV』、『FFT』キャラクターデザインなど。
  • 吉田直樹 -『FFXIV』『FFXIV:新生エオルゼア』『FFXIV:蒼天のイシュガルド』『FFXIV:紅蓮のリベレーター』のプロデューサー兼ディレクターなど。
  • 野島一成 -『FFVII』、『FFVIII』、『FFX』のシナリオライター。
  • 神谷智洋 - サウンド『FFII』、『FFX』、『FFVIII』、『FFIX』『FFVIII』『FFXIV』
  • 祖堅正慶 - 『FFXIV 』のサウンド・ディレクター兼コンポーザー、『FFXVI』のコンポーザーなど。

タイトルロゴ[編集]

タイトルロゴは『FFIV』から統一したスタイルを採用している。ほぼ同一の書体のアルファベットで書かれたタイトルの背後にイラストが配置される。イラストは、各タイトルのテーマを暗示するものが多い。『FFI』、『FFII』、『FFIII』のリメイク版でもこの統一ロゴが使用されている。

『FFIV』はDSのリメイク版(3Dリメイク)でロゴが変更となった。『FFI』、『FFII』のPSPリメイク版のロゴはイラストのモデル自体は同じだが、新たに描き起こされている。初公開された時点では『FFXII』のような巨大なイラストだったが、発売直前に縮小された。

FFCCシリーズでの統一ロゴのイラストは、GC版『FFCC』を除いて中央ではなく右側に配置されている。また、Wiiウェアの2作品はFFCCの表記が小さく副題が大きい。

FC版の『FFI』のロゴは「ファイナルファンタジー」とカタカナで書かれたもので、フォントもまったく異なっている。『FFII』、『FFIII』ではアルファベットをデザイン化した独自のロゴが使用され、これらも『FFIV』以後のフォーマットとは大きく異なる。タイトルロゴの背後にイラストも配置されていない。『FFI』-『FFIV』では、ゲーム中に表示されるタイトルは商品パッケージのロゴとは別のデザインが使用されている。また、FFTシリーズのタイトルロゴもFFシリーズのものとはフォーマットが異なる。

下記は、統一ロゴの一覧。

作品名(略称) タイトルイラスト デザイナー
FFI(WSC版、PS版) 光の戦士のひとり 天野喜孝
FFI(PSP版)
FFII(WSC版、PS版) パラメキア皇帝
FFII(PSP版)
FFIII(DS版) 光の戦士のひとり
FFIV カイン
FFIV(DS版) ゴルベーザ
FFV 飛竜
FFVI 魔導アーマーに乗るティナ
FFVII メテオ
FFVIII 抱き合うリノアとスコール
FFIX クリスタル
FFX ユウナ、シン
FFX-2 ユウナ、リュック、パイン
FFXI 冒険者(群像)
FFXII ジャッジ・ガブラス
FFXIII パルスに落ちたコクーン
FFXIII-2 ライトニングとカイアス
FF零式 人差し指を合わせようとするふたりの人物[注 1]
FABULA NOVA CRYSTALLIS 有翼の人物
FFXIV 武器を持つ冒険者達
FFXIV 蒼天のイシュガルド ドラゴン状の生物と戦う冒険者達、その後ろにイシュガルド城
FFXIV 紅蓮のリベレーター アラミゴ解放軍
FFXIV 漆黒のヴィランズ 暗黒騎士
FFXIV 暁月のフィナーレ 月と船
FFXIV 黄金のレガシー 西方トラル大陸
FFXV ルナフレーナ(エンディングでノクティスが追加される)
FFXVI 対峙するフェニックスと黒きイフリート
FFIV THE AFTER 2つの月
FFVII AC 上空から見たミッドガルとエッジ 直良有祐
BC FFVII ふたりのタークス(人物はキャリアによって異なる) 野村哲也
DC FFVII ケルベロスの頭部
CC FFVII 青空
FFVII FS 落ちたメテオ
FFVII EC クラウドのバスターソード
FFXII RW 飛空艇と有翼の人物を合わせたもの 上国料勇
LRFFXIII クリスタル[注 2]
FFT ジョブキャラクター(複数人) 吉田明彦
FFT 獅子戦争
FFTA ジャッジ 伊藤龍馬
FFTA2 封穴のグリモア 吉田明彦
FFCC ミルラの樹 板鼻利幸
FFCC RoF ユーリィとチェリンカ
背景はシングルプレイヤーモードの登場キャラクターたち
FFCC EoT 猫とクリスタル
小さな王様と約束の国 FFCC 城と城下町
光と闇の姫君と世界征服の塔 FFCC 世界征服の塔
DFF、DDFF 調和の女神コスモスと混沌の神カオス 天野喜孝
DFFNT 機械の女神マーテリアと魔法の男神スピリタス
シアトリズムFF 調和の女神コスモスと混沌の神カオス[注 3]、中央には音符 モンスターオクトパス
シアトリズムFFCC 調和の女神コスモスと混沌の神カオスが描かれたステージ
ウォーリア オブ ライト、フリオニール、オニオンナイト、セシル、バッツ、ティナ、クラウド
スコール、ジタン、ティーダ、シャントット、ヴァン、ライトニング、ヤ・シュトラ、モーグリ
シアトリズムFBL モーグリ、ゴルベーザ、ギルガメッシュ、ティナ、クラウド、ジタン、ビビ、ユウナ、ライトニング、
ノクティス、チョコボ、飛竜、オーディン、バハムート、カオス、アーリマン、ボム、プリン[55]
天野喜孝
FFGM 冒険者(群像)
FFレジェンズ ソール、仮面の男
FFレジェンズII クロノス
FFブリゲイド 飛空艇
FFEX エクスプローラー(複数人)、バハムート 天野喜孝
メビウスFF ウォル
メビウスFF 破滅の戦士 ウォル、エコー、セーラ、メイア、グラフ、ソフィ
FFBE フィーナ
FFBE幻影戦争 謎の人物
WOFF ラァン、レェン、タマ、セラフィ、ウォーリア オブ ライト(プリメロ)、多数のミラージュ[注 4]
WOFFメリメロ プリメロアバター達、メル、ビビ(プリメロ)、多数のミラージュ、クリスタル
FFオリジン 混沌の闇
  • "FABULA NOVA CRYSTALLIS" は作品名ではなく開発プロジェクトの名称であるが、統一ロゴを使用している。
  • リメイク版でオリジナル版とは異なるデザインのロゴを使用しているのは以下の通り:
    • WSC版、PS版、PSP版『ファイナルファンタジー』
    • WSC版、PS版、PSP版『ファイナルファンタジーII』
    • DS版『ファイナルファンタジーIII』
    • DS版『ファイナルファンタジーIV』
    • 『ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争』
  • ディシディアシリーズシアトリズムシリーズではオリジナル版のデザインが使用されている。

評価[編集]

日本・海外レビュー得点
ゲーム名 ファミ通 Metacritic
ファイナルファンタジー (FC) 34/40[56] (PSP) 67[57]
(iOS) 74[58]
ファイナルファンタジーII (FC) 35/40[59]
(PS) 27/40[60]
(PSP) 63[61]
(iOS) 73[62]
ファイナルファンタジーIII (FC) 36/40[63]
(DS) 34/40[64]
(PSP) 33/40[65]
(DS) 77[66]
(PC) 68[67]
(iOS) 80[68]
ファイナルファンタジーIV (SFC) 36/40[69]
(DS) 35/40[59]
(GBA) 85[70]
(NDS) 85[71]
(iOS) 89[72]
ファイナルファンタジーV (SFC) 34/40[73]
(GBA) 32/40[74]
(GBA) 83[75]
(iOS) 85[76]
ファイナルファンタジーVI (SFC) 37/40[59]
(GBA) 31/40[64]
(GBA) 92[77]
(iOS) 91[78]
ファイナルファンタジーVII (PS) 38/40[64] (PS) 92[79]
ファイナルファンタジーVIII (PS) 37/40[80] (PS) 90[81]
ファイナルファンタジーIX (PS) 38/40[82] (PS) 94[83]
ファイナルファンタジーX (PS2) 39/40[84] (PS2) 92[85]
ファイナルファンタジーXI (PS2) 38/40[86] (PS2) 85[87]
(PC) 85[88]
(X360) 66[89]
ファイナルファンタジーXII (PS2) 40/40[90] (PS2) 92[91]
ファイナルファンタジーXIII (PS3) 39/40[92]
(X360) 39/40[92]
(PS3) 83[93]
(X360) 82[94]
(PC) 65[95]
ファイナルファンタジーXIV (PC) – (PC) 49[96]

幅広いファン層を誇り、芸能人でも本シリーズのファンを公言している人物が数多くいる。

歌手の加山雄三ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊も、本シリーズのファンであると公言している。

販売[編集]

第1作『ファイナルファンタジー』から第6作『ファイナルファンタジーVI』までは、一貫して任天堂の家庭用ゲーム機(ファミリーコンピュータスーパーファミコン)向けにソフトが開発・販売されていた。しかし『ファイナルファンタジーVII』以降は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントのゲーム機であるPlayStationシリーズ向けソフトとして開発・販売されている。マルチプラットフォーム化により、『ファイナルファンタジーXIII』シリーズではマイクロソフトXbox 360向けにも開発・販売されている。

以前は、PS3などの家庭用ゲーム機のスペックに合わせて開発されていたが、『ファイナルファンタジーXV』などではDirectX(PC)上でオリジナルを作り、そこから最適な移植を行う方針に変更されている[97]

任天堂との関係[編集]

『ファイナルファンタジーVII』をPlayStationで開発したことをきっかけに、それまでハードウェアを供給し続けてきた任天堂とスクウェアは険悪な関係になった。これは、大容量のメディアを採用したハードを求めていたスクウェアの開発姿勢と任天堂の方針が大きく食い違っていたことが原因だった(そのためスーパーファミコンの末期のスクウェアタイトルは、ソフトの発売スケジュールが全て繰り上げられた)。詳細はスクウェア・エニックス#任天堂との関係を参照。

これ以降、長らくスクウェアは任天堂のハードでFFシリーズを開発することはなかった。その中で、携帯ゲーム機市場においてスクウェアは大きな苦戦を強いられることとなる。2000年以降、スクウェアはFFシリーズのスピンオフ作品である『はたらくチョコボ』を皮切りにバンダイの携帯ゲーム機であるワンダースワンに参入し、その後FFシリーズ初のリメイク作品をリリース。しかし、携帯ゲーム機市場における任天堂のゲームボーイシリーズの圧倒的優位は揺るぐことがなく、ワンダースワン自体が短命ハードとして市場から姿を消していった。

代表取締役社長が和田洋一に交代、方針転換してからは関係が改善し、ゲームボーイアドバンス用ソフトとして外伝的作品『ファイナルファンタジータクティクスアドバンス』や『チョコボランド』などがリリースされる。その後、スクウェアとエニックスの合併を経て、ゲームキューブ用ソフト『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』が発売。任天堂ハードでの新作FFとしてシリーズ化されている。

また、2004年からはナンバリングタイトルの移植・リメイク作品が任天堂の携帯ゲーム機向けに発売されるようになった。同年7月には『ファイナルファンタジーI・II アドバンス』を発売。2005年10月には『ファイナルファンタジーIV アドバンス』のゲームボーイアドバンスでの発売を発表すると共に "Finest FANTASY for ADVANCE" というキャッチフレーズで「携帯機完全移植計画」を開始。ゲームボーイアドバンス向けには2006年10月に『ファイナルファンタジーV』、同年11月に『ファイナルファンタジーVI』の移植版が、ニンテンドーDS向けには2006年8月に『ファイナルファンタジーIII』、2007年12月に『ファイナルファンタジーIV』のリメイク版が発売された。

一方で、ナンバリング作品がPSプラットフォームとXboxプラットフォームの両方で発売されるようになってからも、任天堂ハードでは『ファイナルファンタジーVII』以降のナンバリング作品は発売されていなかった(例外として、PS2で発売された『ファイナルファンタジーXII』の派生作品として、『ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング』がニンテンドーDS向けに発売されている)が、2018年9月にはポケットエディションながら『ファイナルファンタジーXV』がNintendo Switchに移植され、 2019年には同ハードで『ファイナルファンタジーVII』から『ファイナルファンタジーXII』まで(XIは除く)のナンバリング作品が相次いで発売・配信された。

本シリーズはバーチャルコンソールにてFC・SFC版の作品が販売されている(2023年3月販売終了)。

影響[編集]

『ドラゴンクエスト』との関係[編集]

家庭用ゲーム機向けRPGとして先に人気を博したのは、登場の早かった『ドラゴンクエスト』である。同シリーズは、日本初の家庭用ゲーム機向けRPG作品であり、そのインパクトと影響は大きく、ファイナルファンタジーシリーズの生みの親である坂口はそのビジネス的成功を見て、「ファミコンでもRPGが作れると気づいた」と語っている。石井浩一も、坂口が「ドラクエのようなRPGを作りたかった」と話していた、と述べている[98]。『ドラゴンクエスト』に遅れをとる形になったファイナルファンタジーシリーズの第1作は「ドラクエの亜種」と評価されることもあり、評価が固まらなかった。しかしその後、両シリーズは「競争」しながらそれぞれ独自の路線を確立していくことになり、両者は「2大RPG」と呼ばれるまでに成長する[99]

日本におけるソフト累計販売本数は、『FFVII』(400万本)と『FFVIII』(370万本)においてトリプルミリオンを続けて記録していたが、『FFIX』以降は作品によっては販売本数を減らしている(『FFX』の320万本以外[100][注 5]。これに対し、ドラゴンクエストシリーズは『DQVII』で400万本の大台を叩き出した後も、『DQVIII』でトリプルミリオン、『DQIX』ではシリーズ最高の432万本を達成している。ただし、DQの全世界累計売上のほとんどが日本国内の売上であるため、世界市場での累計出荷本数ではファイナルファンタジーシリーズの方が大幅に上回っている。また、世界的な市場別での販売本数を見た場合は、タイトル(開発チーム)によって売り上げが大きく異なる傾向も見られる[注 6]2003年4月1日、ファイナルファンタジーシリーズの発売元であるスクウェアとドラゴンクエストシリーズの発売元であるエニックスが合併し、スクウェア・エニックスとなる。2004年12月に発売された『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial』では、両シリーズのキャラクターが共演し、2社合併の象徴ともいえる存在となった。

このような歩み寄りは見られるものの、それぞれのシリーズの独立性は失われることなく保たれている。2009年を例に見ると、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』がニンテンドーDSで発売された一方で、ファイナルファンタジーシリーズは『ファイナルファンタジーXIII』がPlayStation 3で発売されており、両者の明確な路線の違いを見て取ることができる。

日本のゲーム市場に対する影響[編集]

FFシリーズが市場に与えた直接的な影響としては、日本における据え置き型テレビゲームの機種の世代交代の牽引が挙げられる。

これまでFFシリーズでは、当時の「次世代ハード」にプラットフォームを移して初の登場となる『ファイナルファンタジーIV』(スーパーファミコン)と『ファイナルファンタジーVII』(PlayStation)、『ファイナルファンタジーX』(PlayStation 2)までは、ハードが発売された初期に普及に貢献するという、言わば「ハード普及の起爆剤」のような役割を果たしている。その後、各社がこれに追随しソフト市場全体が活性化する、という流れの繰り返しを見せていた。

また、ゲーマーが分化しており、一部のゲームソフトでは顕著になっている。例として『FFV』はコアゲーマー向け、『FFXI』はヘビーゲーマー向け、『FFIX』はライトゲーマー向け、『FFXIII』はミドルゲーマー向けなどが挙げられる[101][注 7][102]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『FFアギトXIII』から『FF零式』へのタイトル変更と共に、イラストの色彩も変わっている。
  2. ^ タイトルフォントはこれまでのFFシリーズと異なる。
  3. ^ ただし、2体はデフォルメ調に描かれている。
  4. ^ 確認できたものは、アーリマン、モーグリ、チョコボ、イフチー、ブリザ、サンダ、クァール、ボム、ベヒーモス。
  5. ^ ただし、『FFIX』ではソフト発売前に情報規制があり、雑誌等での宣伝機会を失ったために前2作ほど売れなかった、という見方もある。詳しくは「ファイナルファンタジーIX#備考・関連情報」を参照。
  6. ^ 例として、日本国内では売れた部類に入る『FFIX』の販売本数が、北米では『FFX-2』よりも下である。
  7. ^ アルティマニア(2013)、743頁。

出典[編集]

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  99. ^ 藤井大児「『ファイナル・ファンタジー』の誕生-株式会社スクウェアによる家庭用ゲーム・ソフト開発の事例-」(岡山大学経済学会雑誌、36巻1号)57頁以下参照。
  100. ^ https://www.famitsu.com/news/202108/02228928.html
  101. ^ 坂口博信×高橋哲哉 6. 日本発のRPGが世界と戦うには(2011年1月25日公開)
  102. ^ スタジオベントスタッフ『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII アルティマニア』スクウェア・エニックス、2013年12月。ISBN 4-7575-2958-9 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]