ピヴォタル
| ピヴォタル | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
 チェヴァリーパークスタッドの勝負服 | |||||||||
| 欧字表記 | Pivotal[1][2] | ||||||||
| 品種 | サラブレッド[1][2] | ||||||||
| 性別 | 牡[1][2] | ||||||||
| 毛色 | 栗毛[1][2] | ||||||||
| 生誕 | 1993年1月19日[1] | ||||||||
| 父 | Polar Falcon[1][2] | ||||||||
| 母 | Fearless Revival[1][2] | ||||||||
| 母の父 | Cozzene[1][2] | ||||||||
| 生国 | .svg){kind=small} イギリス[1] | ||||||||
| 生産者 | Cheveley Park Stud Ltd. | ||||||||
| 馬主 | Cheveley Park Stud Ltd.[1] | ||||||||
| 調教師 | Sir Mark Prescott（イギリス）[1] | ||||||||
| 競走成績 | |||||||||
| 生涯成績 | 6戦4勝[1][2] | ||||||||
| 獲得賞金 | 14万8023ポンド[1] | ||||||||
| |||||||||
ピヴォタル(Pivotal) [2]はイギリスの競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に、1996年のナンソープステークス、キングズスタンドステークス。
経歴[編集]
- 特記事項なき場合、本節の出典はRacing Post[1]
1995年10月19日、ニューベリー競馬場でのメイドン競走でデビューし、9着。続く2戦目で勝ち上がり、3戦目の条件ステークスも制した。3歳となった1996年、休養明け初戦となった6月のキングススタンドステークスを制して重賞初勝利を挙げ、続くジュライカップ9着を挟み、8月のナンソープステークスを制してG1競走初勝利を挙げたが、この競走を最後に競走馬を引退した。
競走成績[編集]
以下の内容は、Racing Post[1]の情報および記載法に基づく。
| 出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離（馬場） | 頭数 | 枠番 (Draw) | 馬番 (horse No.) | 着順 | 騎手 | 斤量（st./lb./kg換算） | タイム | 着差 | 勝ち馬/（2着）馬 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1995.10.19 | ニューベリー | メイドン競走 | 芝6f（GS） | 20 | 15 | 9着 | C. ヌッター | 9-0（126/57） | （6馬身） | Fly Tip | |||
| 10.30 | ニューカッスル | メイドン競走 | 芝6f（GF） | 12 | 4 | 1着 | G. ダフィールド | 9-0（126/57） | 1:13.57 | 2馬身1/2 | （Domak Amaam） | ||
| 11.5 | フォークストーン | 条件S | 芝5f（GF） | 9 | 2 | 1着 | G. ダフィールド | 9-2（128/58） | 0:58.40 | 4馬身 | （Smithereens） | ||
| 1996.6.21 | アスコット | キングズスタンドS | G2 | 芝5f（GF） | 17 | 11 | 1着 | G. ダフィールド | 8-10（122/55.5） | 0:59.49 | 1/2馬身 | （Mind Games） | |
| 7.11 | ニューマーケット | ジュライC | G1 | 芝5f（GF） | 10 | 3 | 6着 | G. ダフィールド | 8-13（125/56.5） | （5馬身1/4） | Anabaa | ||
| 8.22 | ヨーク | ナンソープS | G1 | 芝5f（GF） | 8 | 5 | 1着 | G. ダフィールド | 9-7（133/60） | 0:56.53 | 短頭 | （Eveningperformance） |
- 馬場状態： GF=Good to Firm, GS=Good to Soft
- 着差：shd=short head（短頭）
引退後[編集]
1997年から生まれ故郷でもあるチェヴァリーパークスタッドで種牡馬入りし、1998年には初年度産駒が誕生した。そのうちのゴールデンアップルズが2001年にデルマーオークスを勝ち初年度産駒からG1馬を出し、以後も多くのG1馬を送り出した。27歳となる2020年まで種牡馬生活を続け、2021年に引退した[3]。
主な産駒[編集]
- 1998年生
- Golden Apples / ゴールデンアップルズ（2001年デルマーオークス、2002年ビヴァリーD.ステークス、イエローリボンステークス）[4]
- Silvester Lady / シルヴェスターレディー（2001年ディアナ賞）[5]
- Kyllachy / カイラキー（2002年ナンソープステークス）[6]
- 1999年生
- Megahertz / メガヘルツ（2005年イエローリボンステークス）[7]
- Chorist / コーリスト（2004年プリティーポリーステークス）[8]
- 2000年生
- 2001年生
- Peeress / ピアリス（2005年サンチャリオットステークス、2006年ロッキンジステークス）[10]
- 2002年生
- Saoire / サオアール（2005年アイリッシュ1000ギニー）[11]
- 2004年生
- Excellent Art / エクセレントアート（2007年セントジェームズパレスステークス）[12]
- Regal Parade / リーガルパレード（2009年スプリントカップ、2010年モーリス・ド・ゲスト賞）[13]
- 2005年生
- Falco / ファルコ（2008年プール・デッセ・デ・プーラン）[14]
- Halfway to Heaven / ハーフウェイトゥヘヴン（2008年アイリッシュ1000ギニー、ナッソーステークス、サンチャリオットステークス）[15]
- Virtual / ヴァーチャル（2009年ロッキンジステークス）[16]
- 2006年生
- Sariska / サリスカ（2009年オークス、アイリッシュオークス）[17]
- 2007年生
- Siyouni / シユーニ（2009年ジャン・リュック・ラガルデール賞）[18]
- Buzzword / バズワード（2010年ドイチェスダービー）[19]
- Maarek / マーレク（2013年アベイ・ド・ロンシャン賞）[20]
- African Story / アフリカンストーリー（2014年ドバイワールドカップ、2015年マクトゥームチャレンジラウンド3）[21]
- 2008年生
- Immortal Verse / イモータルヴァース（2011年コロネーションステークス、ジャック・ル・マロワ賞）[22]
- Izzi Top / イッチトップ（2012年ジャンロマネ賞、プリティーポリーステークス）[23]
- Farhh / ファー（2013年ロッキンジステークス、チャンピオンステークス）[24]
- 2011年生
- Talco / タルコ（2015年シューメイカーマイルステークス）[25]
- Lightning SpearWikipedia / ライトニングスピア（2018年サセックスステークス）
- 2012年生
- 2013年生
- Blair House / ブレアハウス（2018年ジェベルハッタ）
- 2014年生
- Avilius / アヴィリオス（2019年ランヴェットステークス、タンクレッドステークス、ジョージメインステークス）[28]
- Glen Shiel / グレンシール（2020年ブリティッシュ・チャンピオンズ・スプリントステークス）
- Addeybb / アデイブ（2020年ランヴェットステークス、クイーンエリザベスステークス、チャンピオンステークス、2021年クイーンエリザベスステークス）
- 2016年生
- Siyarafina / シヤラフィナ（2019年サンタラリ賞）
ブルードメアサイアーとしての産駒[編集]
- 2010年生
- The United States/ザユナイテッドステイツ（2016年ATCローソンステークス）[29]
- 2011年生
- Glorious Empire/グロリアスエンパイア（2018年ソードダンサーステークス）[30]
- 2013年生
- 2014年生
- ファンディーナ（2017年フラワーカップ）[33]
- Hydrangea / ハイドレンジア（2017年メイトロンステークス、ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークス）[34]
- Rhododendron / ロードデンドロン（2016年フィリーズマイル、2017年オペラ賞、2018年ロッキンジステークス）[35]
- Cracksman / クラックスマン（2017年チャンピオンステークス、2018年ガネー賞、コロネーションカップ、チャンピオンステークス）[36]
- 2015年生
- Magical / マジカル（2018年ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークス、2019年タタソールズゴールドカップ、アイリッシュチャンピオンステークス、チャンピオンステークス、2020年プリティーポリーステークス、タタソールズゴールドカップ、アイリッシュチャンピオンステークス）[37]
- Olmedo（2019年仏2000ギニー）
- 2016年生
- Hermosa / ハモーサ（2019年英1000ギニー、愛1000ギニー）[38]
- Advertise/アドヴァータイズ（2018年フェニックスステークス、2019年コモンウェルスカップ、モーリス・ド・ゲスト賞）[39]
- 2017年生
- ダーリントンホール（2020年共同通信杯）[40]
- Love / ラヴ（2019年モイグレアスタッドステークス、2020年1000ギニー、オークス、ヨークシャーオークス、2021年プリンスオブウェールズステークス）[41]
- Pearls Galore / パールズガロアー（2022年メイトロンステークス）
- 2018年生
- 2019年生
- Wild Beauty / ワイルドビューティー（2021年ナタルマステークス）
- Tenebrism / テナブリズム（2021年チェヴァリーパークステークス、2022年ジャンプラ賞）
- Nashwa / ナシュワ（2022年ディアヌ賞、ナッソーステークス、2023年ファルマスステークス）
- Simca mile/ シムカミル (2023年ベルリン大賞)
- 2020年生
- Good Guess / グッドゲス（2023年ジャンプラ賞）
血統表[編集]
| ピヴォタルの血統 | （血統表の出典）[§ 1] | |||
| 父系 | ヌレイエフ系 | [§ 2] | ||
父 Polar Falcon 1986 鹿毛 | 父の父 Nureyev1977 鹿毛 | Northern Dancer | Nearctic | |
| Natalma | ||||
| Special | Forli | |||
| Thong | ||||
父の母 Marie d'Argonne1981 栗毛 | Jefferson | Charlottesville | ||
| Monticella | ||||
| Mohair | Blue Tom | |||
| Imberline | ||||
母 Fearless Revival 1987 栗毛 | Cozzene 1980 芦毛 | Caro | *フォルティノ | |
| Chambord | ||||
| Ride the Trails | Prince John | |||
| Wildwook | ||||
母の母 Stufida1981 鹿毛 | Bustino | Busted | ||
| Ship Yard | ||||
| Zerbinetta | Henry The Seventh | |||
| Yucatan | ||||
| 母系(F-No.) | (FN:7) | [§ 3] | ||
| 5代内の近親交配 | アウトブリード | [§ 4] | ||
| 出典 | ||||
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “Pivotal(GB) form”. Racing Post. 2020年6月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “Pivotal(GB)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “【海外競馬】28歳ピヴォタルが種牡馬を引退、昨年まで現役種牡馬として活躍 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2021年2月17日閲覧。
- ^ “Golden Apples(IRE)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Silvester Lady(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Kyllachy(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Megahertz(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Chorist(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Somnus(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Peeress(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Saoire(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Excellent Art(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Regal Parade(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Falco(USA)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Halfway To Heaven(IRE)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Virtual(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Sariska(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Siyouni(FR)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Buzzword(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Maarek(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “African Story(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Immortal Verse(IRE)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Izzi Top(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Farhh(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Talco(FR)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Queen's Jewel(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Brando(GB)”. JBISサーチ. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Avilius(GB)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “The United States(IRE)｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2021年8月10日閲覧。
- ^ “Glorious Empire(IRE)｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2021年8月10日閲覧。
- ^ “Harbour Law(GB)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “ミッキーロケット”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “ファンディーナ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “ハイドレンジア(IRE)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “ロードデンドロン(IRE)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “Cracksman(GB)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “Magical(IRE)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “Hermosa(IRE)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “Advertise(GB)｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2021年8月10日閲覧。
- ^ “ダーリントンホール(GB)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “Love(IRE)｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2021年8月10日閲覧。
- ^ “Mendocino | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年9月4日閲覧。
- ^ a b c “Pivotal(GB) 血統情報：5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月9日閲覧。
- ^ a b “Pivotalの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年6月9日閲覧。
外部リンク[編集]
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post