ビルマカリン

ビルマカリン
オオミカリン
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ類 fabids
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: ツルサイカチ連 Dalbergieae
: インドカリン属 Pterocarpus
: ビルマカリン P. macrocarpus
学名
Pterocarpus macrocarpus Kurz[1]
和名
ビルマカリン
オオミカリン
英名
Burma padauk

ビルマカリン学名Pterocarpus macrocarpus: Burma padauk)またはオオミカリンは、東南アジアの雨緑林に自生するマメ科インドカリン属の広葉樹である。自生地はミャンマーラオスカンボジア、タイ、ベトナムにあり[1][2][3]、インドおよびカリブ海に移入されている[2]

説明[編集]

ビルマカリンは高さが10-30m(まれに39mに達するものがある)に成長する中型ので、幹は直径1.7mまで太くなる。乾季落葉する。樹皮は薄片状で灰色がかった茶色である。切ると赤いゴム状の樹脂を分泌する。長さ200-350mmの羽状複で、小葉は9-11枚つく。は黄色で、長さ50-90mmの総状花序をなす。果実は直径45–70mmで周囲に丸い翼がついた豆果で、中に種子が2つまたは3つ入っている[2][3]

木材としては耐久性があり、シロアリにも耐性がある。このため家具、建設用材木、荷車の車輪や工具の柄、支柱などに重用される[3]。実際にはローズウッドではないが、ローズウッドとして取引されることもある。ビルマカリンの花期は4月で、これはミャンマーの新年にあたるティンジャンの時期にあたることから、ミャンマーでは国家の象徴の一つとされている[4]

参考文献[編集]

  1. ^ a b Pterocarpus macrocarpus”. International Legume Database & Information Service (ILDIS). 2017年7月3日閲覧。
  2. ^ a b c Pterocarpus macrocarpus”. Danida Forest Seed Centre. 2010年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月3日閲覧。
  3. ^ a b c Pterocarpus macrocarpus”. International Institute of Tropical Forestry. 2009年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月3日閲覧。
  4. ^ Australia. “Floral Emblems of the world - Australian Plant Information” (英語). www.anbg.gov.au. 2016年4月14日閲覧。

外部リンク[編集]