パームトップウォーカー

パームトップウォーカーバンダイが1994年に販売した赤外線コントロールロボット玩具である。 その名の通り、手の平にスッポリ納まる極小の二足歩行ロボットだった。

概要[編集]

リモコンに単3電池を4本使用し、本体には充電式のニカド電池を内蔵、ボディにあるバッテリーユニットをリモコンに差して充電する。 一回の充電で2分間の歩行が10回できると言う謳い文句だった。二段階スピードで前進、左右ターンが可能。

極小のパイロン(三角コーン)と多面体のボールが付属。別売りの「パルスアジャスター」をリモコンに取り付ければ、最大8台まで同時に遊ぶ事が可能だった。

小さいが故に、ニカド電池の消耗が激しい上、ほんの僅かの地面の歪み等で直進できなかったり、微妙なバランスで歩行する為、自らの震動で転倒したりと、なかなか自由にコントロールするのは困難だった。

ストーリー[編集]

西暦2120年、コードネーム『D-03』と呼ばれる極秘プロジェクトチームは、驚異の新システム『ギガテック・システム』の開発に成功した。 このシステムは、特殊な波動を加えることにより、P.T.W.(パーム・トップ・ウォーカー)を全高約47㎜のナノロイド形態から約3.2mのギガロイド形態に巨大・縮小化させる、P.T.W.専用の最新テクノロジーなのだ。 人の手の届かない極小スペースでの精密作業をカバーできるP.T.W.は、宇宙開発や深海作業、災害時の救難活動等の特殊作業に威力を発揮した。 その技術は民間にフィードバックされ、競技用P.T.W.を誕生させると共に、世界規模の競技会『MOBILLION(モビリオン)』を発足させた。 各国は、『MOBILLION』初代チャンピオンを獲得しようと、技術の粋を結集した自慢のP.T.W.を送り出した。

スペック[編集]

公式スペック

  • 全高 47.2㎜
  • 全長 34.2㎜
  • 全幅 38.4㎜
  • 総重量 23.4g
  • 速度 150㎝/sec

ラインナップ[編集]

  • 01 レッソル(赤)
  • 02 シルバス(銀)
  • 03 ワイスナー(白)
  • 04 ブルダーン(青)
  • パルスアジャスター

全4色2タイプ(01と02、03と04は同型)