パヴェル・ベルマン

パーヴェル・ラザレヴィチ・ベルマン
基本情報
生誕 (1970-01-13) 1970年1月13日
出身地 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦モスクワ
学歴 モスクワ音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 ヴァイオリニスト
担当楽器 ヴァイオリン

パーヴェル・ベルマンロシア語: Павел Лазаревич Берман; 英語: Pavel Berman1970年1月30日 モスクワ - )は、ロシアヴァイオリニスト。ピアニストのラザール・ベルマンと同じくピアニストであるヴァレンティナ夫人の息子。

経歴[編集]

5歳よりヴァイオリンを習い始め、7歳でモスクワ音楽院付属中央音楽学校に入り、英才教育を受ける。15歳の時、ポーランドヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール及び、リピンスキ国際コンクールに入賞。17歳でパガニーニ国際コンクールで2位となり、1990年、インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールでゴールド・メダルを得る。来日公演としては、1989年に親子で来日し、デュオ演奏会を開いている。

1992年にはプラハの春音楽祭に父と共に出演し、ブラームスのヴァイオリン協奏曲をスプラフォン・レーベルで録音、発売した。また、同年、ニューヨークのジュリアード音楽院ドロシー・ディレイの指導を受け、アイザック・スターンにも出会い、ニューヨークカーネギーホールへも出演した。

指揮者としての活動もしており、1998年から2006年にかけて、リトアニアカウナス・シンフォニーオーケストラの指揮者をつとめた。

2008年から2009年には、ソリストあるいは指揮者としてリトアニア国立室内合奏団モスクワ ヴィルトゥオーゾモスクワシンフォニーオーケストラルーマニア国立ラジオオーケストラポルトガル国立シンフォニーオーケストラ、その他多数のオーケストラと共演している。

また、現在、ミラノペーテルロンゴ財団より、アントニオ・ストラディヴァリのヴァイオリンが貸与されている。

録音[編集]

1991年に父親のラザールと共にオーディオフォン・レーベルへモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ K304、プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第2番、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第8番、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番 他を録音し発売した。

脚注[編集]