バレーボール大韓民国女子代表

バレーボール大韓民国女子代表
国または地域 大韓民国の旗 韓国
大陸連盟 アジアバレーボール連盟
協会 大韓バレーボール協会
監督 セサル・エルナンデス・ゴンザレス
国名コード KOR (Korea)
FIVBランキング 38位(2023年9月版)[1]
オリンピック
出場回数 11回
初出場 1964 東京
最高成績 3位銅メダル(1976)
世界選手権
出場回数 11回
初出場 1967 世界選手権
最高成績 3位銅メダル(1967、1974)
ワールドカップ
出場回数 13回
初出場 1973 ワールドカップ
最高成績 3位3位(1973、1977)
アジア選手権
出場回数 20回
最高成績 2位準優勝(1975、1995、1997、1999、2001、2015)
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バレーボール大韓民国女子代表(バレーボールだいかんみんこくじょしだいひょう)は、バレーボールの国際大会で編成される大韓民国の女子バレーボールナショナルチームである。

歴史[編集]

1956年国際バレーボール連盟へ加盟[2]。国際大会の初出場は1964年の東京五輪で、そのとき、韓国は6位で出場国中最下位であった。1962年世界選手権1973年ワールドカップでは初出場でそれぞれ銅メダルを獲得、1975年アジア選手権で準優勝を飾った。1976年モントリオール五輪では銅メダルを獲得している。

アテネ五輪後は呼び戻したベテランが引退し、急激な大型化世代交代の転換期に入った。平均身長が180cmを越えるなど大型若手選手を積極的に起用、そのため伝統だった硬い守備からの粘り強い執念のバレーは息を潜めた。2005年ワールドグランプリでは2勝7敗と大きく負け越し9位の予選敗退で大会を終了した。その後、2006年世界選手権のアジア大陸予選に出場し、グループ1位で出場権を獲得する。秋のアジア選手権では、3位決定戦で予選で敗れた日本との対戦に再び敗れ、1975年以降12大会連続で獲得していたアジア選手権のメダルを初めて失った。年末に行われた2005ワールドグランドチャンピオンズカップでは推薦枠で出場、キム・ヨンギョンが国際大会デビューを果たしたが1勝4敗の最下位6位で終わり、1997、2001、2005と3大会連続で最下位に終わった。

2006年は新キャプテンにキム・サニが就任し、監督も代わり新しい若いチームとなった。2006年ワールドグランプリでは若きエースアタッカーのキム・ヨンギョンが不在の中、高校生の初代表選手を加えるなどさらに若返ったチームとなったが、2勝9敗の9位で予選敗退となった。

2006年世界選手権では、キム・ヨンギョンやハン・ユミなどが共に怪我から復帰した。1次ラウンドでは2勝3敗の4位で2次ラウンドに進んだが、2次ラウンドでは1勝3敗で過去最低の13位タイに終わった。その直後年末にカタールドーハで行われたアジア大会では準々決勝でタイに敗れ、5~8位決定戦に進むことになった。最終順位5位は死守したが、この大会始まって以来11大会連続で獲得していたメダルを初めて失ってしまった。

2012年ロンドンオリンピック最終予選ではエースのキム・ヨンギョンなどの活躍もあり、5勝2敗と全体で2位通過と好成績でオリンピック出場を決めた。同年のオリンピック本戦ではMVP・ベストスコアラーに輝いたキム・ヨンギョンらの活躍でベスト4進出を果たしたが[3]、準決勝でアメリカ、3位決定戦でも日本にそれぞれストレートで敗れ4位にとどまった[4]

2016年リオデジャネイロオリンピック最終予選でも日本に次いで4勝3敗と全体において4位通過を果たし、2大会連続のオリンピック出場を決めた。しかし、迎えたオリンピック本戦では決勝トーナメント準々決勝でオランダに敗れた。

2021年東京五輪では開催国の日本と同じプールAに入り、ブラジルセルビアに次いで3勝2敗の成績となり、2大会連続で決勝トーナメント進出を決めた。準々決勝ではプールBで中国をストレートで下したトルコにフルセットの末勝利したが準決勝でブラジル、3位決定戦でもセルビアにストレート負けを喫し、4位に終わった。

2022年女子バレーネーションズリーグでは0勝12敗の最下位に終わり、1勝も挙げることができず大会を去っていった。

過去の成績[編集]

オリンピックの成績[編集]

世界選手権の成績[編集]

1952年から1962年まで出場なし

ワールドカップの成績[編集]

ワールドグランプリ・ネーションズリーグの成績[編集]

ワールドグランドチャンピオンズ杯の成績[編集]

アジア選手権の成績[編集]

現在の代表[編集]

2019年ワールドカップバレーボールに登録されたメンバー[5]

監督 イタリアの旗 ステファノ・ラバリーニ
No. 選手名 シャツネーム 身長 所属 P 備考
1 イ・ソヨン LEE Soyoung 176 GSカルテックス WS
2 イ・ジュア LEE Juah 185 興国生命 MB
3 ヨム・ヘソン YEUM Hyeseon 177 KGC人参公社 S
4 キム・ヒジン KIM Heejin 185 韓国道路公社 OP
5 キム・ヘラン KIM Haeran 168 興国生命 L
6 イ・ナヨン LEE Nayeon 173 IBK企業銀行 S
7 ハ・ヘジン HA Hyejin 181 韓国道路公社 OP
8 パク・ウンジン PARK Eunjin 187 KGC人参公社 MB
9 オ・ジヨン OH Jiyoung 170 KGC人参公社 L
10 キム・ヨンギョン KIM Yeonkoung 192 エジザージュバシュ WS キャプテン
11 キム・スジ KIM Suji 187 IBK企業銀行 MB
12 ハン・スジ HAN Sooji 182 KGC人参公社 MB
13 パク・ジョンア PARK Jeongah 187 韓国道路公社 WS
14 ヤン・ヒョジン YANG Hyojin 190 現代建設 WS
15 カン・ソフィ KANG Sohwi 180 GSカルテックス WS
16 キム・ヨンギョン KIM Yeongyeon 192 現代建設 L
17 イ・ジェヨン LEE Jaeyeong 178 興国生命 WS
18 ピョ・スンジュ PYO Seungju 182 GSカルテックス WS
19 イ・ダヨン Lee Dayeong 180 現代建設 S
20 イ・ウォンジョン LEE Wonjeong 176 現代建設 S
21 コ・エリム GO Yerim 177 現代建設 WS
22 ハン・ソンイ Han Songyi 188 GSカルテックス WS
23 チェ・ウンジ CHOI Eunji 183 KGC人参公社 WS
24 ムン・ジョンウォン MOON Jungwon 174 韓国道路公社 WS
25 チョン・ホヨン JUNG Hoyoung 190 善明女子高校 OP

歴代代表選手[編集]

脚注[編集]

  1. ^ FIVB. “FIVB Senior World Ranking - Women”. 2017年8月22日閲覧。
  2. ^ Asian Volleyball Confederation (AVC)”. FIVB. 2010年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月7日閲覧。
  3. ^ FIVB. “News - Brazil win second consecutive title, USA and Japan complete Olympic podium”. 2012年8月16日閲覧。
  4. ^ london2012.com. “Women's Volleyball - Standing”. 2012年8月16日閲覧。
  5. ^ JVA. “韓国 [スタッフ・選手一覧]”. 2019年9月17日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]