バスケットボールリトアニア代表

 バスケットボールリトアニア代表
国または地域  リトアニア
協会 リトアニア・バスケットボール連盟
ヘッドコーチ カジース・マクスヴィーティス
FIBAランキング 10位(2023年9月10日版)[1]
オリンピック
出場回数 7回
初出場 1992 バルセロナ
最高成績 銅メダル(1992, 1996, 2000
ワールドカップ (男子) / (女子)
出場回数 6回
初出場 1998 アテネ
最高成績 3位(2010
欧州選手権
出場回数 15回
初出場 1937 リーガ
最高成績 優勝(1937, 1939, 2003
ユニフォーム
ホームのジャージ
チームカラー
ホーム
アウェイのジャージ
チームカラー
アウェイ
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バスケットボールリトアニア代表リトアニア語: Lietuvos nacionalinė krepšinio rinktinė)は、リトアニア・バスケットボール連盟により国際大会に派遣されるバスケットボールのナショナルチームである。

歴史[編集]

1937年欧州選手権に初出場し、優勝。リトアニアカウナスで開催された1939年欧州選手権でも優勝し連覇を果たした。リトアニアは1940年ソヴィエト連邦に編入される。その後、ソ連代表にリトアニア出身の選手が主力として多く起用され、ソ連は世界屈指の強豪となる。

リトアニアは1990年にソ連からの独立回復を宣言。1992年に国際バスケットボール連盟に加盟し、その年のバルセロナオリンピックに出場。これがバスケットボール・リトアニア代表にとって初めてのオリンピック出場となった。この大会で銅メダルを獲得した後、アトランタ五輪シドニー五輪と3大会連続で銅メダルを獲得する。

1998年には世界選手権(現・FIBAワールドカップ)にも初出場。2010年大会で3位となった。

欧州選手権(ユーロバスケット)には1995年大会に出場し、準優勝。2003年大会では、1939年以来となる優勝を果たした。

国際大会の成績[編集]

夏季オリンピック[編集]

オリンピック 五輪予選
成績 備考 結果
ナチス・ドイツの旗 1936年 不参加
1940年, 1944年 中止(第二次世界大戦
1948年1988年 ソ連時代
スペインの旗 1992年 6 2 11 0 欧州予選英語版にて五輪出場権獲得
アメリカ合衆国の旗 1996年 5 3 ユーロバスケット1995・2位(五輪出場権獲得)
オーストラリアの旗 2000年 5 3 ユーロバスケット1999・5位(五輪出場権獲得)
ギリシャの旗 2004年 4位 6 2 ユーロバスケット2003・優勝(五輪出場権獲得)
中華人民共和国の旗 2008年 4位 5 3 ユーロバスケット2007・3位(五輪出場権獲得)
イギリスの旗 2012年 8位 2 4 3 1 世界最終予選にて五輪出場権獲得
ブラジルの旗 2016年 7位 3 3 ユーロバスケット2015・準優勝(五輪出場権獲得)
日本の旗 2021年 3 1 世界最終予選英語版ファイナルラウンド敗退
フランスの旗 2024年 世界最終予選英語版出場

世界選手権/FIBAワールドカップ[編集]

大会名は、2010年大会まで世界選手権。2014年大会以降はワールドカップ。

世界選手権/ワールドカップ 世界選手権/ワールドカップ予選
成績 備考 結果
1950年1990年 ソ連時代
カナダの旗 1994年 ユーロバスケット1993追加予選英語版敗退
ギリシャの旗 1998年 7位 5 4 ユーロバスケット1997・6位(世界選手権出場権獲得)
アメリカ合衆国の旗 2002年 ユーロバスケット2001・12位
日本の旗 2006年 7位 5 4 ユーロバスケット2005・5位(世界選手権出場権獲得)
トルコの旗 2010年 3位 8 1 ユーロバスケット2009・11位、ワイルドカードにより出場権獲得
スペインの旗 2014年 4位 6 3 ユーロバスケット2013・準優勝(世界選手権出場権獲得)
中華人民共和国の旗 2019年 9位 3 2 11 1 出場権獲得
フィリピンの旗インドネシアの旗日本の旗 2023年 6位 6 2 9 3 出場権獲得
カタールの旗 2027年

欧州選手権(ユーロバスケット)[編集]

2015年大会まではオリンピックまたはワールドカップのヨーロッパ予選を兼ねていた。

欧州選手権(ユーロバスケット) 欧州選手権(ユーロバスケット)予選
成績 備考 結果
スイスの旗 1935年 不参加
ラトビアの旗 1937年 優勝 5 0
リトアニアの旗 1939年 優勝 7 0
リトアニアの旗 1941年 中止(第二次世界大戦
1946年1991年 ソ連時代
ドイツの旗 1993年 1 1 予選敗退
ギリシャの旗 1995年 準優勝 7 2 9 2 出場権獲得
スペインの旗 1997年 6位 5 4 6 4 出場権獲得
フランスの旗 1999年 5位 7 2 8 2 出場権獲得
トルコの旗 2001年 12位 2 2 予選免除(前回大会5位)
スウェーデンの旗 2003年 優勝 6 0 9 1 出場権獲得
セルビア・モンテネグロの旗 2005年 5位 5 1 予選免除
スペインの旗 2007年 3位 8 1 予選免除
ポーランドの旗 2009年 11位 1 5 予選免除
リトアニアの旗 2011年 5位 8 3 開催国枠
スロベニアの旗 2013年 準優勝 8 3 予選免除
フランスの旗クロアチアの旗ドイツの旗ラトビアの旗 2015年 準優勝 7 2 予選免除
フィンランドの旗イスラエルの旗ルーマニアの旗トルコの旗 2017年 9位 4 2 予選免除
チェコの旗ジョージア (国)の旗イタリアの旗ドイツの旗 2022年 15位 2 4 4 2 出場権獲得
ラトビアの旗キプロスの旗フィンランドの旗ポーランドの旗 2025年

現在の代表選手[編集]

2023年FIBAバスケットボール・ワールドカップでのロスター[2]

2023年FIBAバスケットボール・ワールドカップにおけるリトアニア代表
背番号 氏名 ポジション 身長 所属クラブ 生年月日
2 マルギリス・ノルマンタス
Margiris Normantas
ガード 194cm / 6'4" BCリータス (1996-10-27) 1996年10月27日(27歳)
8 タダス・セデケルスキス
Tadas Sedekerskis
スモールフォワード 206cm / 6'9" サスキ・バスコニア (1998-01-17) 1998年1月17日(26歳)
9 イグナス・ブラズデイキス
Ignas Brazdeikis
フォワード 201cm / 6'7" BCジャルギリス (1999-01-08) 1999年1月8日(25歳)
12 ガブリエリュス・マルドゥーナス
Gabrielius Maldūnas
センター 206cm / 6'9" BCリエトカベリス (1993-04-19) 1993年4月19日(31歳)
13 ロカス・ヨクバイティス
Rokas Jokubaitis
ガード 194cm / 6'4" FCバルセロナ (2000-11-19) 2000年11月19日(23歳)
17 ヨナス・ヴァランチューナス
Jonas Valančiūnas
センター 211cm / 6'11" ニューオーリンズ・ペリカンズ (1992-05-06) 1992年5月6日(31歳)
19 ミンダウガス・クズミンスカス
Mindaugas Kuzminskas
スモールフォワード 205cm / 6'9" AEKアテネ (1989-10-19) 1989年10月19日(34歳)
20 ドナタス・モティエユーナス
Donatas Motiejūnas
センター 213cm / 7'0" ASモナコ (1990-09-20) 1990年9月20日(33歳)
22 エイマンタス・ベンジュス
Eimantas Bendžius
フォワード 207cm / 6'9" Banco di Sardegna Sassari (1990-04-23) 1990年4月23日(34歳)
31 ヴァルダス・カリニャウスカス
Vaidas Kariniauskas
ガード 199cm / 6'6" マジェイケイ・M・バスケット (1993-11-16) 1993年11月16日(30歳)
33 トマス・ディムシャ
Tomas Dimša
ガード 196cm / 6'5" BCジャルギリス (1994-01-02) 1994年1月2日(30歳)
91 デイヴィダス・シルヴィーディス
Deividas Sirvydis
スモールフォワード 201cm / 6'7" BCリエトカベリス (2000-06-10) 2000年6月10日(23歳)
カジース・マクスヴィーティス
Kazys Maksvytis
ヘッドコーチ (1977-06-15) 1977年6月15日(46歳)

歴代代表選手の一覧[編集]

選手は代表初選出の年の順に並んでいる。なお、世界世界選手権W杯ワールドカップEBユーロバスケットはプレイングコーチ(選手兼任監督)を指す。

歴代代表選手の一覧
開催年 37 39


92 93 94 95 96 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 12 13 14 15 16 17 19 21 22 23
大会 E
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結果









7
5
11

4
5
7
3
4
11
3
5


8


4


7
9
9

退
15
6
ケパラス
サチクス
ジュカス
ダウクシャ
タルズナス
アンドルリス
クリャウチューナス
ニコルスキス
バルトルーナス
プジナウスカス
ペトラウスカス
マジェイカ
シュリューパス
ノルクス
ブドリューナス
ユルゲラ
ルビナス(ルビン)
ルズギース
レスチンスカス
開催年 37 39 92 93 94 95 96 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 12 13 14 15 16 17 19 21 22 23
大会 E
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ディマヴィチュス
パズドラズディス
ブラズダウスキス
ヨヴァイシャ
ヴィソツカス
クラピカス
ホミチュス
クルティナイティス
Š・マルチュリョニス
A・サボニス
カルニショヴァス
エイニキス
ルクミナス
マルケヴィチュス
ティミンスカス
シュトンベルガス
ヴァイシュヴィラ
シェシュトカス
パチェサス
アドマイティス
マスコリューナス
ユルクーナス
プラシュケヴィチュス
Eu・ジュカウスカス
M・ジュカウスカス
ヤシケヴィチュス
マシュリス
K・マルチュリョニス
A・ギエドライティス
シシュカウスカス
ソンガイラ
スラニナ
カウケナス
ヤフトカス
シャレンガ
マツィヤウスカス
グスタス
K・ラヴリノヴィチ
ギネヴィチュス
シリンスキス
セラピナス
ルカウスキス
ヤサイティス
D・ラヴリノヴィチ
ヤンクーナス
クレイザ
デリニンカイティス
カルニエティス
マチュリス
プレケヴィチュス
ペトラヴィチュス
マジュティス
ヨマンタス
アンドリュシュケヴィチュス
クリマヴィチュス
ポツィウス
ゲツェヴィチュス
セイブティス
ヴァランチューナス
ドゥルキース
カヴァリャウスカス
モティエユーナス
クズミンスカス
ヴァシリャウスカス
ユシュケヴィチュス
ガイリュス
ミラクニス
レカヴィチュス
D・サボニス
グリゴニス
カリニャウスカス
ウラノヴァス
ベンジュス
R・ギエドライティス
ブトケヴィチュス
マシュリス
ディムシャ
ヨクバイティス
Ei・ジュカウスカス
エホダス
ジェマイティス
ブラズデイキス
マルドゥーナス
セデケルスキス
ノルマンタス
シルヴィーティス
開催年 37 39 92 93 94 95 96 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 12 13 14 15 16 17 19 21 22 23
大会 E
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歴代代表ヘッドコーチの一覧[編集]

ヘッドコーチは初めて就任した年の順に並んでいる。なお、世界世界選手権W杯ワールドカップEBユーロバスケットはプレイングコーチ(選手兼任監督)を指す。

歴代代表ヘッドコーチの一覧
開催年 37 39


92 93 94 95 96 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 12 13 14 15 16 17 19 21 22 23
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結果









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3
4
11
3
5


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4


7
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退
15
6
クリャウチューナス
リュビナス
ガラスタス
カズラウスカス
シレイカ
ブタウタス
ケムズーラ
アドマイティス
マスコリューナス
マクスヴィーティス

脚注[編集]

  1. ^ FIBA WORLD RANKING PRESENTED BY NIKE” (英語). FIBA (2023年9月10日). 2023年10月17日閲覧。
  2. ^ Lithuania” (English). FIBA Basketball World Cup. 2023年8月28日閲覧。

関連項目[編集]