バクシーシ山下

バクシーシ 山下(バクシーシ やました、本名:山下 浩司(やました こうじ)[1]1967年1月27日 - )は、日本AV監督文筆家

「バクシーシ」とはヒンディー語で「おめぐみを」の意[1]。旧所属はV&Rプランニング。現在フリー。

来歴[編集]

岡山県邑久郡(現:瀬戸内市)出身。東海大学工学部札幌教養部卒業。

大学生の頃、テレクラのティッシュ配りをしていた際に路上で知り合ったスカウトマンの勧誘を受け、AV男優のアルバイトを始める[1]。その後、カンパニー松尾の誘いでV&Rプランニングに入社し、安達かおるの下で助監督を務める[1]

1990年、衝撃的レイプ作品「女犯」でデビュー。

女犯2」では、実際に強姦しているとしか見えなかったため、フェミニズム団体から抗議を受ける等で物議を醸すこととなった[2]。その一方で社会諷刺を題材としたAV作品を手掛るなど、「社会派AV監督」の異名を持つ[2]

1996年8月、V&Rプランニング退社後はフリーで活躍[2]ハマジムナチュラルハイなどで作品作りをしている。

代表作には「女犯」シリーズ、「ボディコン労働者階級」、「激犯」など[2]

著書[編集]

  • セックス障害者たち AV監督バクシーシ山下全撮影記録(太田出版 1995.7 のち幻冬舎文庫)
  • 私も女優にしてください(編)(太田出版 1997.9)
  • 「ひとり暮らし」の女たち お泊りルポ(太田出版 2003.4)
  • ひとはみな、ハダカになる。(理論社 2007.10)

作品[編集]

映画[編集]

テレビ[編集]

出演[編集]

映画[編集]

  • 劇場版 BiSキャノンボール 2014(2015年2月7日、スペースシャワーネットワーク)[6]
  • 劇場版 アイドルキャノンボール2017(2018年2月3日、日活[7]
  • 劇場版 おうちでキャノンボール2020(2022年3月26日、ハマジム)[8]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 井浦秀夫『AV烈伝・参』、2003年、小学館、p.5-30。
  2. ^ a b c d 監督プロフィール”. V&Rプランニング. 2012年9月29日閲覧。
  3. ^ 『テレクラキャノンボール』関西の劇場へ 過去作披露の「6D」も”. キネプレ. 2021年9月6日閲覧。
  4. ^ ノンフェイクション-特別編-【熟女セクシー女優とその家族…貧困&自殺未遂】 | TVO テレビ大阪”. ノンフェイクション-特別編-【熟女セクシー女優とその家族…貧困&自殺未遂】 | TVO テレビ大阪 (2023年12月29日). 2023年12月31日閲覧。
  5. ^ 日本の“アングラな世界”に焦点を当てる新感覚ドキュメンタリー 「ノンフェイクション~ドキュメンタリーの嘘、見破れますか?~」放送開始!Youtubeで話題の「街録ch」...”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年1月18日閲覧。
  6. ^ Inc, Natasha. “劇場版 BiSキャノンボール 2014 | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品情報”. 映画ナタリー. 2022年4月10日閲覧。
  7. ^ Inc, Natasha. “劇場版 アイドルキャノンボール2017 | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品情報”. 映画ナタリー. 2022年4月10日閲覧。
  8. ^ Inc, Natasha. “劇場版 おうちでキャノンボール2020 | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品情報”. 映画ナタリー. 2022年4月10日閲覧。

外部リンク[編集]

インタビュー[編集]