ハンター・ストリックランド

ハンター・ストリックランド
Hunter Strickland
サンフランシスコ・ジャイアンツ時代
(2015年6月3日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ジョージア州アプソン郡トーマストン（英語版）
生年月日 (1988-09-24) 1988年9月24日（35歳）
身長
体重		 6' 4" ＝約193 cm
220 lb ＝約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2007年 MLBドラフト18巡目
初出場 2014年9月1日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
この表について

ハンター・ドリュー・ストリックランド（Hunter Drew Strickland, 1988年9月24日 - ）は、アメリカ合衆国ジョージア州アプソン郡トーマストン（英語版）出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。フリーエージェント（FA）。愛称はストリック（Strick）[1]。

経歴[編集]

プロ入りとレッドソックス傘下時代[編集]

2007年のMLBドラフト18巡目（全体156位）でボストン・レッドソックスから指名され、プロ入り。

パイレーツ傘下時代[編集]

2009年7月にアダム・ラローシュとのトレードで、アルヘニス・ディアスと共にピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[2]。

2012年11月にルール・ファイブ・ドラフトでの他球団からの指名から守る為、40人枠に登録された[3]。

ジャイアンツ時代[編集]

2013年4月2日にウェイバー公示を経てサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍した[4]。オフの11月20日に40人枠に登録された[5]。

2014年9月1日にメジャーに昇格し、同日のコロラド・ロッキーズ戦でメジャーデビューを果たした[6]。ポストシーズンでもメンバーに登録され、8試合で防御率7.56と結果を残せなかったが、チームはワールドシリーズ優勝を果たした。

2016年のポストシーズンでは3試合で無失点だったが、ディビジョンシリーズ第4戦の9回表の同点の2アウトランナー2塁の場面で登板し、ハビアー・バエズに勝ち越し打を許してシーズン終了となってしまった[7]。

2017年5月29日のワシントン・ナショナルズ戦で、ブライス・ハーパーに対して死球を与えて、激昂されて殴り合いの乱闘を起こし、退場処分を受けた[8]。翌30日にMLB機構より6試合の出場停止と罰金の処分を受け[注 1]、この処分について異議申し立てをした結果[10]、6月19日に処分が6試合で確定した[11]。

2018年6月18日のマイアミ・マーリンズ戦で決勝3点本塁打を献上してセーブに失敗すると、ドアを殴って右手を骨折した[12]。オフの11月30日にノンテンダーFAとなった[13]。

マリナーズ時代[編集]

2019年1月27日にシアトル・マリナーズと1年130万ドルの契約を結んだ[14]。東京でのアスレチックスとのMLB開幕戦のため訪日している。

ナショナルズ時代[編集]

2019年7月31日にアーロン・フレッチャー、テイラー・ギルボー（英語版）、エルビス・アルバラードとのトレードで、ロエニス・エリアスと共にナショナルズへ移籍した[15]。

2020年3月14日に自由契約となった[16]。

メッツ時代[編集]

2020年6月29日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結んだ[17]。7月23日にメジャー契約を結んで40人枠入りした。7月30日にDFAとなり[18]、8月2日にマイナー契約となった[19]。8月31日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[20]。9月1日にDFAとなり、3日にマイナー契約となった。レギュラーシーズン終了後の10月15日にFAとなった[21]。

レイズ時代[編集]

2021年2月にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[22]。4月9日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[23]。

エンゼルス時代[編集]

2021年5月15日に後日発表選手または金銭とのトレードで、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[24]。しかし、9試合で防御率9.95と打ち込まれ、6月7日にDFAとなった[25]。

ブルワーズ時代[編集]

2021年6月12日に金銭トレードでミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[26]。オフの11月3日にFAとなった[21]。

レッズ時代[編集]

2022年3月23日にシンシナティ・レッズと182万5000ドルの単年契約を結んだ[27]。オプションとして最大75万ドルの出来高が含まれ、シーズン途中にトレードされた場合は25万ドルが支払われる[27]。オフの11月6日にFAとなった[28]。

2023年2月18日にレッズとマイナー契約で再契約した[21]。AAA級ルイビル・バッツで開幕を迎えたが、12試合、11イニングに登板して防御率11.45と結果を残せず、5月9日に自由契約となった[21]。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

年

度		 球

団		 登

板		 先

発		 完

投		 完

封		 無
四
球		 勝

利		 敗

戦		 セ
丨
ブ		 ホ
丨
ル
ド		 勝

率		 打

者		 投
球
回		 被
安
打		 被
本
塁
打		 与
四
球		 敬

遠		 与
死
球		 奪
三
振		 暴

投		 ボ
丨
ク		 失

点		 自
責
点		 防
御
率		 W
H
I
P
2014 SF 9 0 0 0 0 1 0 1 1 1.000 25 7.0 5 0 0 0 0 9 0 0 0 0 0.00 0.71
2015 55 0 0 0 0 3 3 0 20 .500 191 51.1 34 4 10 1 2 50 1 0 14 14 2.45 0.86
2016 72 0 0 0 0 3 3 0 18 .500 250 61.0 50 4 19 4 3 57 3 0 21 21 3.10 1.13
2017 68 0 0 0 0 4 3 1 21 .571 268 61.1 59 4 29 4 2 58 3 1 20 18 2.64 1.44
2018 49 0 0 0 0 3 5 14 0 .375 201 45.1 43 5 21 2 1 37 4 0 25 20 3.97 1.41
2019 SEA 4 0 0 0 0 0 1 2 0 .000 13 3.1 2 1 0 0 1 3 0 0 3 3 8.10 0.60
WSH 24 0 0 0 0 2 0 0 10 1.000 92 21.0 20 5 8 0 2 15 1 0 12 12 5.14 1.33
'19計 28 0 0 0 0 2 1 2 10 .667 105 24.1 22 6 8 0 3 18 1 0 15 15 5.55 1.23
2020 NYM 4 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 16 3.1 5 0 1 0 0 4 0 0 4 3 8.10 1.80
2021 TB 13 0 0 0 0 0 0 0 2 66 16.0 14 1 6 0 0 16 1 0 4 3 1.69 1.25
LAA 9 0 0 0 0 0 0 0 0 34 6.1 11 3 4 0 0 4 0 0 9 7 9.95 2.37
MIL 35 0 0 0 0 3 2 0 2 .600 142 36.1 21 4 12 0 2 38 2 0 8 7 1.73 0.91
'21計 57 0 0 0 0 3 2 0 4 .600 242 58.2 46 8 22 0 2 58 3 0 21 17 2.61 1.16
2022 CIN 66 0 0 0 0 3 3 7 4 .500 284 62.1 61 8 33 1 7 60 1 0 37 34 4.91 1.51
MLB：9年 408 0 0 0 0 22 21 28 78 .512 1582 374.2 325 39 143 11 19 351 16 1 157 142 3.41 1.25
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

年
度		 球
団		 投手（P）
試

合		 刺

殺		 補

殺		 失

策		 併

殺		 守
備
率
2014 SF 9 1 0 0 0 1.000
2015 55 2 7 0 0 1.000
2016 72 5 11 0 1 1.000
2017 68 3 5 0 0 1.000
2018 49 6 8 0 1 1.000
2019 SEA 4 0 0 0 0 ----
WSH 24 2 0 0 0 1.000
'19計 28 2 0 0 0 1.000
2020 NYM 4 0 1 0 0 1.000
2021 TB 13 1 0 0 0 1.000
LAA 9 0 1 0 0 1.000
MIL 35 0 1 0 0 1.000
'21計 57 1 2 0 0 1.000
2022 CIN 66 3 5 0 0 1.000
MLB 408 23 39 0 2 1.000
  • 2022年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 60（2014年 - 2018年、2019年8月2日 - 同年終了、2021年 - 同年途中）
  • 43（2019年 - 同年7月30日、2021年途中 - 同年終了）
  • 71（2020年）
  • 54（2022年）

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ これは2014年にフェルナンド・エイバッドが記録した中継ぎ投手の出場停止タイ記録である[9]。

出典[編集]

  1. ^ Giants Players Weekend nicknames explained MLB.com （英語） (2017年8月24日) 2017年9月29日閲覧
  2. ^ Pirates trade LaRoche to Red Sox
  3. ^ Pirates set 40-man roster
  4. ^ Giants add two pitchers in roster shuffle
  5. ^ Giants add two pitchers in roster shuffle
  6. ^ Comeback from surgery motivates Strickland
  7. ^ “2016 National League Division Series (NLDS) Game 4, Chicago Cubs at San Francisco Giants, October 11, 2016”. Baseball-Reference.com (2016年10月11日). 2018年2月17日閲覧。
  8. ^ Giants, Nats scrap after Harper hit by pitch MLB.com （英語） (2017年5月29日) 2017年6月4日閲覧
  9. ^ Strickland (6 games), Harper (3) suspended MLB.com （英語） (2017年5月31日) 2017年6月4日閲覧
  10. ^ 大リーグ機構　乱闘騒ぎの２選手に出場停止処分スポーツニッポン 2017年5月31日
  11. ^ “MLB upholds 6-game suspension for Giants' Hunter Strickland over Bryce Harper incident”. ESPN (2017年6月20日). 2018年2月17日閲覧。
  12. ^ “Giants closer Hunter Strickland out 6-8 weeks after breaking hand on door” (英語). ESPN. (2018年6月20日). http://www.espn.com/mlb/story/_/id/23846007/hunter-strickland-san-francisco-giants-6-8-weeks-breaking-hand-punching-door 2019年2月28日閲覧。 
  13. ^ Mark Feinsand (2018年11月30日). “These players just joined the list of free agents” (英語). MLB.com. 2019年2月28日閲覧。
  14. ^ Greg Johns (2019年1月27日). “Mariners make 1-year deal with Strickland official” (英語). MLB.com. 2019年2月28日閲覧。
  15. ^ Tim Dierkes (2019年7月31日). “Nationals To Acquire Roenis Elias” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年8月4日閲覧。
  16. ^ TC Zencka (2020年3月14日). “Nationals Release Hunter Strickland, David Hernandez” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年3月15日閲覧。
  17. ^ Anthony DiComo (2020年6月29日). “Mets sign Strickland, Melky, Beckham, 2 others” (英語). MLB.com. 2020年7月2日閲覧。
  18. ^ Anthony DiComo (2020年7月30日). “Lowrie receives diagnosis; Dozier recalled” (英語). MLB.com. 2020年7月31日閲覧。
  19. ^ Steve Adams (2020年8月2日). “Mets Outright Hunter Strickland” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月7日閲覧。
  20. ^ Connor Byrne (2020年8月31日). “Mets Select Hunter Strickland; Juan Lagares Elects Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月5日閲覧。
  21. ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2023年5月12日閲覧。
  22. ^ Connor Byrne (2021年2月8日). “Rays Sign Hunter Strickland To Minor League Contract” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月15日閲覧。
  23. ^ “Rays Select Hunter Strickland, Place Pete Fairbanks On IL” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年4月10日閲覧。
  24. ^ “Angels Acquire Hunter Strickland” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月15日閲覧。
  25. ^ “Angels Designate Hunter Strickland For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月8日閲覧。
  26. ^ “Brewers Acquire Hunter Strickland From Angels For Cash Considerations” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月12日閲覧。
  27. ^ a b “Hunter Strickland signs one-year deal with Reds”. www.mlb.com. 2022年3月27日閲覧。
  28. ^ “131 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (2022年11月6日). 2022年11月14日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

   

監督
15 ブルース・ボウチー

コーチ
01 ティム・フラネリー（三塁）
05 ジョー・ラフィーバー（打撃補佐）
23 ロン・ウォタス（ベンチ）
26 マーク・ガードナー（ブルペン）
31 ヘンスリー・ミューレンス（打撃）
33 デイブ・リゲッティ（投手）
39 ロベルト・ケリー（一塁）

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