ハイポ

ハイポ (hypo-、ὑπό-) は、「下」「未満」を意味する、ギリシア語由来の接頭辞。「ハイポ」は英語読みで、古典ギリシア語風には「ヒュポ」。近似の接頭辞に、ラテン語由来の「インフラ (infra-)」や「サブ (sub-)」がある。反義語はハイパー (hyper-)。

用例[編集]

化合物の命名で接頭辞として度々使用される。日本語では「次亜」などと訳され、酸化数の少ない「亜」より更に酸化数が少ないことを意味する。幾つかの化合物の略称にも使われる。

又、「次亜」ではなく、単純に「下」「未満」を意味する用例としては、英語で「下位語」を意味する"hyponym"（ハイポニム）などがある。

ハイポと略されることのある化合物[編集]

• チオ硫酸ナトリウム = 次亜硫酸ナトリウム (sodium hyposulfite)、ただし実際は次亜硫酸塩ではなくチオ硫酸塩である。製品は「カルキ抜き」と呼ばれる場合がある。医薬品分野ではチオ硫酸ナトリウム水和物エタノール溶液の通称。
• 次亜塩素酸 (hypochlorous acid)、次亜塩素酸塩、特に次亜塩素酸ナトリウム