ノウンファクト

ノウンファクト
ハーリド・ビン・アブドゥッラーの勝負服
欧字表記 Known Fact
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1977年
死没 2000年7月(23歳没)
インリアリティ
タムレット
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 ウィリアム・O・リード
馬主 ハーリド・ビン・アブドゥッラー
調教師 ジェレミー・トゥリー(イギリス
競走成績
生涯成績 11戦6勝
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ノウンファクト (Known Fact) とは、アメリカ合衆国生産、イギリス調教の競走馬種牡馬である。2000ギニーミドルパークステークスなどに優勝し、種牡馬としても成功を収めた。1980年イギリス最優秀3歳牡馬。

半兄メトロポリタンハンデキャップなどアメリカでG1競走を3勝しているテンタム、G2シネマハンデキャップの優勝馬テリートがおり、近親にも多数の活躍馬がいる。

戦績[編集]

1979年ニューベリー競馬場のメイドン(新馬・未勝利戦)にてデビューし、初戦勝利。その後ニューハムステークス2着、ミルリーフステークス3着と惜しいレースが続いたが、同年10月4日ニューマーケット競馬場で行われたG1ミドルパークステークスに優勝。重賞初制覇をG1のタイトルで果たした。タイムは1分13秒27。

翌年の1980年5月3日、ニューマーケット競馬場で行われたイギリスクラシック競走初戦2000ギニーに出走している。レースではヌレイエフの2着でゴールしたが、1位入線したヌレイエフが進路妨害により失格となり、繰り上がりでの優勝を手にした。

短期休養を挿んで出走したジャックルマロワ賞は5着に敗れたが、その後クリスタルマイル (G2) 、パークスティールステークス、クイーンエリザベス2世ステークス(当時G2)と3連勝を挙げた。クイーンエリザベス2世ステークスでは、ここまで9連勝を続け、引退レースとして出走してきていた Krisを破っての勝利であった。その後休養に入ったが、年間の活躍が評価されレーシングポスト紙によりこの年のイギリス最優秀3歳牡馬に選出された。

1981年は緒戦にウィントーズトロフィーに出走するも4頭立ての最下位に敗れ、この競走をもって競走馬を引退。種牡馬となった。

主な勝ち鞍[編集]

  • 1979年-4戦2勝(ミドルパークステークス・G1)
  • 1980年-6戦4勝(2000ギニー・G1、クリスタルマイル・G2、クイーンエリザベス2世ステークス・G2)
  • 1981年-1戦0勝

種牡馬として[編集]

引退後は故郷のジャドモンテファームで種牡馬となり、短距離からマイルを中心に活躍馬を送り出した。日本にも輸入された直仔ウォーニングも種牡馬として成功し、血脈の貴重な繋ぎ手となった。他にマークオブディスティンクションも日本に輸入されている。希少となりつつあったマンノウォーの血を引く種牡馬の筆頭格として長らく活躍を続けていたが、2000年7月、高齢による衰弱が進み、安楽死の措置が取られた。23歳。

主な産駒[編集]

血統表[編集]

ノウンファクト血統インテント系(マンノウォー系)(War Relic 4×4=12.50%・父内、 Bull Dog 5x5x5=9.38%) (血統表の出典)

In Reality
1964 鹿毛
父の父
Intentionally
1956 青毛
Intent War Relic
Liz F.
My Recipe Discovery
Perlette
父の母
My Dear Girl
1957 栗毛
Rough'n Tumble Free for All
Roused
Iltis War Relic
We Hail

Tamerett
1962 黒鹿毛
Tim Tam
1955 鹿毛
Tom Fool Menow
Gaga
Two Lea Bull Lea
Two Bob
母の母
Mixed Marriage
1952 鹿毛
Tudor Minstrel Owen Tudor
Sansonnet
Persian Maid Tehran
Aroma F-No.2-f


主な近親[編集]

  • Tentam(半兄-メトロポリタンハンデキャップ・米G1、ユナイテッドネイションハンデキャップ・米G1、ガヴァナーズステークス・米G1など重賞6勝)
  • Terete(半兄-シネマハンデキャップ・米G2)
  • エタン(伯父 - 種牡馬。シャーペンアップの父。)
  • Gone West(甥-ドワイヤーステークス・米G1など重賞3勝)
  • ライオンキャヴァーン(甥-トゥルーノースハンデキャップ・米G2、ホリスヒルステークス・英G3、グリーナムステークス英G3)
  • Tappiano(姪-スピナウェイステークス・米G1、デモワセルステークス・米G1、メイトロンステークス・米G1など重賞8勝)
  • エーピージェット(甥-京成杯
  • タイキフォーチュン(又甥-NHKマイルカップ
  • タイキダイヤ(又姪-クリスタルカップ
  • タイキリオン(又甥-ニュージーランドトロフィー

外部リンク[編集]