ネヴァーベンド系

ネヴァーベンド系(ネヴァーベンドけい、Never Bend Line)は(主にサラブレッド)の父系(父方の系図)の1つ。

概要[編集]

大種牡馬ナスルーラの晩年の産駒ネヴァーベンドを祖とする系統である。

ネヴァーベンド自身は競走馬としてはアメリカで2歳時には活躍したもののその後は大レースには勝てなかった、しかし種牡馬としては超一流の成績を収めた。その中でもミルリーフダービーステークス凱旋門賞を勝利するなど競走馬として超一流・さらに種牡馬としても一流の成績を収め、ネヴァーベンドの血を広めることに成功。その後継種牡馬もシャーリーハイツなどが成功を収めており、ミルリーフ系として独立して扱われることが多い。

ミルリーフ以外でも多くの活躍馬を出したが、その中でリヴァーマンアイリッシュリヴァーなど多数の活躍馬を輩出。後継種牡馬もアイリッシュリヴァーが成功を収めており、父系を広げていた。

日本においてはミルリーフの仔のミルジョージがリーディングサイヤーを獲得。同じくミルリーフの仔マグニテュードが牡馬二冠馬ミホノブルボンをネヴァーベンドの仔ブレイヴェストローマンが牝馬二冠馬マックスビューティを出すなど一時期は大きく隆盛したが、サンデーサイレンス導入以降はそのパワー寄りの血統が時代に合わなくなり、2018年現在はほぼ壊滅状態にある。

世界的に見ればシャーリーハイツからダルシャーンが出てその系統は今も存続しているが、全盛期と比べれば他のナスルーラ系と同様にノーザンダンサー系ミスタープロスペクター系の圧倒的な攻勢に抗せず衰退の一途をたどっている。

サイアーライン[編集]

---↓ネヴァーベンド系---

  • サイアーライン上は全て種牡馬入りした馬。→印は牝馬、セン馬、非種牡馬の牡馬の代表産駒の一部を示す。