ネヴァーベンド系
競走馬系統 |
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父系 |
ファミリーナンバー |
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44-51 (52-74・101-104) A1-37 (A38-39・a40-79) B1-26 C1-35 (c36-72) Ar1-2 P1-2 Ur1 (サラ系) |
ネヴァーベンド系(ネヴァーベンドけい、Never Bend Line)は馬(主にサラブレッド)の父系(父方の系図)の1つ。
概要[編集]
大種牡馬ナスルーラの晩年の産駒ネヴァーベンドを祖とする系統である。
ネヴァーベンド自身は競走馬としてはアメリカで2歳時には活躍したもののその後は大レースには勝てなかった、しかし種牡馬としては超一流の成績を収めた。その中でもミルリーフはダービーステークス・凱旋門賞を勝利するなど競走馬として超一流・さらに種牡馬としても一流の成績を収め、ネヴァーベンドの血を広めることに成功。その後継種牡馬もシャーリーハイツなどが成功を収めており、ミルリーフ系として独立して扱われることが多い。
ミルリーフ以外でも多くの活躍馬を出したが、その中でリヴァーマンはアイリッシュリヴァーなど多数の活躍馬を輩出。後継種牡馬もアイリッシュリヴァーが成功を収めており、父系を広げていた。
日本においてはミルリーフの仔のミルジョージがリーディングサイヤーを獲得。同じくミルリーフの仔マグニテュードが牡馬二冠馬ミホノブルボンをネヴァーベンドの仔ブレイヴェストローマンが牝馬二冠馬マックスビューティを出すなど一時期は大きく隆盛したが、サンデーサイレンス導入以降はそのパワー寄りの血統が時代に合わなくなり、2018年現在はほぼ壊滅状態にある。
世界的に見ればシャーリーハイツからダルシャーンが出てその系統は今も存続しているが、全盛期と比べれば他のナスルーラ系と同様にノーザンダンサー系とミスタープロスペクター系の圧倒的な攻勢に抗せず衰退の一途をたどっている。
サイアーライン[編集]
- Darley Arabian 1700
- Bartlet's Childers 1716
- Squirt 1732
- Marske 1750
- Eclipse 1764 ←---エクリプス系へ戻る
- Potoooooooo 1773
- Waxy 1790
- Whalebone 1807
- Sir Hercules 1826
- Whalebone 1807
- Waxy 1790
- Potoooooooo 1773
- Eclipse 1764 ←---エクリプス系へ戻る
- Marske 1750
- Squirt 1732
- Bartlet's Childers 1716
---↓ネヴァーベンド系---
- Never Bend 1960 → Courtly Dee 1968
- Iron Ruler 1965
- Iron Constitution 1974
- Prevailing 1966
- Masallah 1974
- Infisah 1981
- Mohan 1996
- Infisah 1981
- Masallah 1974
- Distinctive 1966
- Winrightt 1976
- Bet Big 1980
- Mill Reef 1968 ---→ミルリーフ系へ
- Proudest Roman 1968
- Horatius 1975
- Thorn 1968
- Triple Bend 1968
- Drum Fire 1969
- Knights Choice 1976
- New Prospect 1969
- Riverman 1969 → Gold River 1977、Detroit 1977、Triptych 1982 ---↓リヴァーマン系
- Sir Godfrey 1975
- Irish River 1976 → Hatoof 1989
- River River 1976
- Dunphy 1978
- *ベルマン Bellman 1978
- *アカビール Akabir 1981
- *リヴリア Rivlia 1982 → ワコーチカコ 1990
- *ドージング Dowsing 1984
- Lahib 1988
- *ヘイルシャム Hailsham 1988
- River Special 1990
- Virginia Rapids 1990
- Bahri 1992
- Sakhee 1997 → Presvis (g) 2004
- Sakhee's Secret 2004
- Tin Horse 2008
- Sakhee 1997 → Presvis (g) 2004
- Loup Sauvage 1994
- Big Burn 1970
- Torsion 1970
- *ストレートアズアダイ Straight as a Die 1971
- Draconic 1972
- Frontage 1972
- *ネヴァーダンス Never Dance 1972
- ブレイヴェストローマン Bravest Roman 1972 → トウカイローマン 1981、マックスビューティ 1984、オグリローマン 1991、キャニオンロマン 1994
- グレートローマン 1981
- ミスタースナーク 1981
- ローマンプリンス 1981
- ノースエアーポート 1995
- ワンダービクトリー 1981
- ニホンピロヤマト 1982
- ヒカリピアー 1982
- ランドヒリュウ 1982 → ハートランドヒリュ 1996
- サクラスパート 1983
- オサイチブレベスト 1984
- ロワールアモン 1984
- カリスタグローリ 1988 → サチノスイーティー 2003
- メイショウホムラ 1988 → メイショウバトラー 2000
- ランドショウザン 1988
- フジノマッケンオー 1991
- Full Out 1973
- Moro 1979
- Loosen Up 1973 → Better Loosen Up (g) 1985
- J.O.Tobin 1974
- Sitzmark 1980
- *キャタオラ Catahoula 1974 → ハッピールイス 1982
- ダンディクロス 1981
- Junction 1975
- Pursuit 1975
- カズエジョウ 1975
- Never Tabled 1977
- Smokester 1988
- Free House 1994
- Smokester 1988
- *フタバナイス Futaba Nice 1977
- Iron Ruler 1965
- サイアーライン上は全て種牡馬入りした馬。→印は牝馬、セン馬、非種牡馬の牡馬の代表産駒の一部を示す。