トールモー・ハウゲン

トールモー・ハウゲン(Tormod Haugen, 1945年5月12日 - 2008年10月18日)は、ノルウェー児童文学作家。

人物・来歴[編集]

オスロ大学に学んだあと美術館に勤務、1973年に最初の小説を出版、1975年に発表した『夜の鳥』は高い評価を受け24カ国語に翻訳された。孤独な子供の世界を描き、『夜の鳥』の主人公ヨアキムは続編『ヨアキム』にも登場する。北欧の神話・伝説なども作品に取り入れている。またC・S・ルイスの「ナルニア国物語」をノルウェー語に翻訳した。1990年国際アンデルセン賞を受賞。日本でも『夜の鳥』『ヨアキム』は1982年に翻訳され、長く読み継がれている。

邦訳[編集]

  • 『夜の鳥』山口卓文訳 旺文社 1982 福武文庫、1991 河出書房新社、2003
  • 『少年ヨアキム』山口卓文訳 旺文社 1982 福武文庫、1991 『ヨアキム』河出書房新社、2003
  • 『魔法のことばツェッペリン』木村由利子浜田洋子文研出版 1985
  • 『消えた一日』木村由利子訳 浜田洋子絵 文研出版 1986
  • 『夏にはーきっと』木村由利子訳 浜田洋子画 文研出版 1989
  • 『月の石』細井直子WAVE出版 1999
  • 『トロルとばらの城の寓話』木村由利子訳 ポプラ社 2002