トロッコ保津峡駅

トロッコ保津峡駅
駅遠景(2011年6月)
とろっこほづきょう
Hozukyō
トロッコ嵐山 (2.4 km)
(3.9 km) トロッコ亀岡
地図 南西に保津峡駅(現所在地)がある
所在地 京都市西京区嵐山北松尾山
北緯35度1分34秒 東経135度38分46.6秒 / 北緯35.02611度 東経135.646278度 / 35.02611; 135.646278座標: 北緯35度1分34秒 東経135度38分46.6秒 / 北緯35.02611度 東経135.646278度 / 35.02611; 135.646278
所属事業者 嵯峨野観光鉄道
所属路線 嵯峨野観光線
キロ程 3.4 km(トロッコ嵯峨起点)
駅構造 高架駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1991年平成3年)4月27日
備考 無人駅
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トロッコ保津峡駅(トロッコほづきょうえき)は、京都府京都市西京区嵐山北松尾山にある、嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線

第2回近畿の駅百選選定駅である。

歴史[編集]

山陰本線の保津峡駅として使われていた頃(1988年)

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線の地上駅。かつては山陰本線の保津峡駅として利用されていた施設が活用されている。同線時代は相対式ホーム2面2線の駅だったが、トロッコ化の際に列車交換設備を廃し、撤去された線路部分に新しいホームを設けた。ただし、旧ホームや跨線橋など随所に2面2線時代の名残が見られる。ホーム中央部にはトロッコ化されてから設置されたカリヨンがあり、列車の到着ごとに演奏される。

保津川に架かる吊橋の鵜飼橋が、一般客が当駅に出入りする唯一の手段である。橋の道路側には山陰本線時代に営業していた売店の建物が残っている。

無人駅で乗車券は車内で購入するよう表示がある。

駅周辺[編集]

  • 京都府道50号京都日吉美山線
  • 西日本旅客鉄道山陰本線嵯峨野線): 保津峡駅
    • 両駅は直線距離で500メートルであるが、歩行可能な道路は水尾川の谷を迂回しているため道なりの距離にして約1,100メートル離れている。連絡交通機関はなく徒歩で約15分の連絡となる。なお、移転直後は新駅舎が未完成であったために保守用通路(旧線軌道上の仮通路)を介して旧駅から出入りしていた(当時の旧線は廃線で、嵯峨野観光線はまだ計画のみであった)。なお、この通路を経由すると旧駅までの最短距離となるが、現在は旧線にトロッコ列車が走っており一般の通行は禁止されている。

作品の舞台[編集]

鷺沢萠小説『岸辺の駅』の舞台となった駅であり、映画テレビドラマテレビCMロケ地としても登場した。

映画
テレビドラマ
  • 1978年(昭和53年)に放送したテレビドラマ『横溝正史シリーズII八つ墓村』(主演:古谷一行)のロケ地の1つとして使われ、当駅が「八つ墓村の最寄り駅」という設定で登場した。ロケは(当駅に隣接する)鵜飼橋でも行われた。
テレビCM

隣の駅[編集]

嵯峨野観光鉄道
嵯峨野観光線
トロッコ嵐山駅 - トロッコ保津峡駅 - トロッコ亀岡駅

脚注[編集]

  1. ^ 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、299頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 4号 京福電気鉄道・叡山電鉄・嵯峨野観光鉄道・京都市交通局、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年4月3日、17頁。 
  3. ^ 鵜飼橋の通行の再開について株式会社イード.2023年12月24日閲覧
  4. ^ a b 第14回 保津峡から清滝に見る映画ロケ地”. 京都市メディア支援センター. 京都市産業観光局観光MICE推進室 メディア支援センター. 2023年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月23日閲覧。
  5. ^ トロッコ保津峡駅”. ニッポン旅マガジン. プレスマンユニオン. 2023年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月23日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]