トゥア・タゴヴァイロア

TD/INT	27-15
パス獲得ヤード	4,467
パス成功率	65.9
QBレイティング	88.6
	Player stats at NFL.com

トゥア・タゴヴァイロア
Tua Tagovailoa
	2021年のタゴヴァイロア
マイアミ・ドルフィンズ #1
ポジション	クォーターバック
生年月日	1998年3月2日（26歳）
出身地	アメリカ合衆国; ハワイ州エワビーチ（英語版）
身長:	6' 1" ＝約185.4cm
体重:	217 lb ＝約98.4kg
経歴
高校	セントルイス学校; （ハワイ州ホノルル）
大学	アラバマ大学
NFLドラフト	2020年 / 1巡目全体5位
初出場年	2020年
初出場チーム	マイアミ・ドルフィンズ
所属歴
2020-	マイアミ・ドルフィンズ
受賞歴・記録
その他受賞・記録
	プロボウル (2023); NFLシーズン最長パスヤード（英語版） (2023); NFLシーズン最高パサーレイティング（英語版） (2022);
NFL 通算成績 ; （2021年終了時点）
TD/INT	27-15
パス獲得ヤード	4,467
パス成功率	65.9
QBレイティング	88.6
	Player stats at NFL.com
	Player stats at PFR

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トゥア・タンゴヴァイロア

トゥアニガマヌオレポラ・タゴヴァイロア（Tuanigamanuolepola "Tua" Tagovailoa、1998年 3月2日 - ）は、アメリカ合衆国ハワイ州エワビーチ（英語版）（オアフ島）出身のアメリカンフットボール選手。ポジションはクォーターバック（QB）。NFLのマイアミ・ドルフィンズに所属している。右利きだが、ボールは左で投げる。

Tagovailoaの'g'は鼻濁音（軟口蓋鼻音[ŋ]）であるため、「タンゴヴァイロア」と呼ばれることもある。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

サモア人の両親の元、ハワイ州オアフ島で育つ。高校は、同じハワイ出身のマーカス・マリオタを輩出したホノルルのセントルイス学校（英語版）に進学。卒業後、17あるオファーの中からアラバマ大学を選択し入学。

カレッジフットボールでは、2017年と2018年の2年連続でナショナル・チャンピオンシップへの出場を果たし、2017年はMVPに輝く。その他、マクスウェル賞（英語版）やウォルターキャンプ賞（英語版）などいくつか賞や栄誉を獲得し、ハイズマン賞のファイナリストに選ばれるも惜しくも受賞とはならなかった。2019年は、11月16日の試合中の怪我が原因で股関節脱臼になり苦しいシーズンとなった。

大学時代の通算成績[編集]

年度	チーム	試合		パス								ラン
年度	チーム	出場	先発	成功回数	試投回数	成功確率	獲得ヤード	平均獲得ヤード	TD	Int	レイティング	試行回数	獲得ヤード	平均獲得ヤード	TD
2017	アラバマ	8	0	49	77	63.6	636	8.3	11	2	175.0	27	133	4.9	2
2018		15	15	245	355	69.0	3,966	11.2	43	6	199.4	57	190	3.3	5
2019		9	9	180	252	71.4	2,840	11.3	33	3	206.9	21	25	1.2	2
計		32	24	474	684	69.3	7,442	10.9	87	11	199.4	105	348	3.3	9

太字は自身最高記録

マイアミ・ドルフィンズ[編集]

新型コロナウイルスにより社会距離拡大戦略のためTV会議で行われた2020年のNFLドラフトで、1巡目（全体5位）でマイアミ・ドルフィンズから指名された^[1]。5月11日、ドルフィンズと4年4000万ドルで契約した。

シーズンでは、10月18日の第6週ニューヨーク・ジェッツ戦で途中出場でライアン・フィッツパトリックに代わり、NFLデビューを果たす^[2]。バイウィークを挟み次戦となった第8週ロサンゼルス・ラムズ戦で初の先発出場を果たす。結果は、93パスヤード1タッチダウンを記録し、チームは28-17で勝利し、タゴヴァイロアにとって初の先発勝利となった^[3]。　

2022年[編集]

2022年シーズン前のオフシーズン中、ドルフィンズはヘッドコーチのブライアン・フローレス（英語版）を解雇した。その後、2022年2月6日にマイク・マクダニエル（英語版）をヘッドコーチとして雇った。マクダニエルは、スタータークォーターバックとしてタゴヴァイロアを出場させることを発表した。

タゴヴァイロアは、第1週のペイトリオッツ戦で270ヤード、1タッチダウンを投げ、20-7での勝利に貢献した。翌週のレイブンズ戦では、469ヤード、6タッチダウン、2インターセプトを投げ、42-38での劇的な逆転勝利をものにした。この469ヤード、6タッチダウンという成績は、タゴヴァイロアのキャリアハイの成績だった。

第16週のパッカーズ戦から脳震盪の症状を起こして残りシーズンを欠場した。

詳細情報[編集]

年度別成績[編集]

レギュラーシーズン[編集]

年度	チーム	背番号	試合		パス								ラン				ファンブル
年度	チーム	背番号	出場	先発	成功回数	試投回数	成功確率	獲得ヤード	平均獲得ヤード	TD	Int	レイティング	試行回数	獲得ヤード	平均獲得ヤード	TD	ファンブル数	ロスト
2020	MIA	1	10	9	186	290	64.1	1,814	6.3	11	5	87.1	36	109	3.0	3	1	1
2021			13	12	263	388	67.8	2653	6.8	16	10	90.1	42	128	3.0	3	9	1
2022			13	13	259	400	64.8	3548	8.9	25	8	105.5	24	70	2.9	0	6	1
2023			17	17	388	560	69.3	4624	8.3	29	14	101.1	35	74	2.1	0	13	5
NFL：4年			53	51	1,096	1,638	66.9	12,639	7.7	81	37	97.1	137	381	2.8	6	29	8

2023年度シーズン終了時
太字は自身最高記録
■は各年度のリーグ最高記録

ポストシーズン[編集]

年度	チーム	試合		パス										ラン				ファンブル
年度	チーム	出場	先発	成功回数	試投回数	成功確率	獲得ヤード	平均獲得ヤード	TD	インターセプト	サック	サックヤード	レイティング	試行回数	獲得ヤード	平均獲得ヤード	TD	ファンブル数	ロスト
2023	MIA	1	1	20	39	51.3	199	5.1	1	1	2	11	63.9	3	25	8.3	0	0	0
通算		1	1	20	39	51.3	199	5.1	1	1	2	11	63.9	3	25	8.3	0	0	0

2023年度シーズン終了時

脚注[編集]

[脚注の使い方]

^ “【NFLドラフト】全体1位でベンガルズがQBバロウ、レッドスキンズはDEヤング、ドルフィンズがQBタゴバイロア”. ベースボール・マガジン社 (2020年4月25日). 2024年3月10日閲覧。
^ “ドルフィンズ新人QBタゴヴァイロアがジェッツ戦でNFLデビュー”. NFL JAPAN (2020年10月19日). 2020年11月7日閲覧。
^ “ポリネシアの記念すべき日となったQBタゴヴァイロアの初先発”. NFL JAPAN (2020年11月2日). 2020年11月7日閲覧。

外部リンク[編集]

通算成績と情報 ESPN, or Pro-Football-Reference （英語）
Miami Dolphins bio（英語）
Alabama Crimson Tide bio（英語）
Tua. T 🇦🇸 (@Tua) - X（旧Twitter）
Tua Tagovailoa 🇦🇸🇼🇸 (@tuaman) - Instagram

[1] “【NFLドラフト】全体1位でベンガルズがQBバロウ、レッドスキンズはDEヤング、ドルフィンズがQBタゴバイロア”. ベースボール・マガジン社 (2020年4月25日). 2024年3月10日閲覧。

[2] “ドルフィンズ新人QBタゴヴァイロアがジェッツ戦でNFLデビュー”. NFL JAPAN (2020年10月19日). 2020年11月7日閲覧。

[3] “ポリネシアの記念すべき日となったQBタゴヴァイロアの初先発”. NFL JAPAN (2020年11月2日). 2020年11月7日閲覧。

[1]

[2]

[3]

表話編歴マイアミ・ドルフィンズ先発QB
1960年代	ウッドノートンウィルソンストーファ Bo.グリーシー
1970年代	ミラモラルストロック
1980年代	ウッドリーマリーノマッキー
1990年代	ミッチェルディバーグコーザーエリクソンヒューアード
2000年代	フィードラールーカス Br.グリーシーフィーリーローゼンフェルスファーロットカルペッパーハリントンレモングリーンベックペニントンヘニー
2010年代	シグペンムーアタネヒルカトラーオズワイラーフィッツパトリックローゼン
2020年代	タゴヴァイロアブリセットブリッジウォータートンプソン
年代の分類は初先発のシーズンによる

表話編歴 NFLパッシングヤード1位（英語版）
1930年代	32 A.ハーバー（英語版） 33 H.ニューマン（英語版） 34 A.ハーバー（英語版） 35 E.ダノウスキ（英語版） 36 A.ハーバー（英語版） 37 S.ボウ 38 A.パーカー（英語版） 39 D.オブライエン（英語版）
1940年代	40 S.ボウ 41 C.イスベル（英語版） 42 C.イスベル（英語版） 43 S.ラックマン（英語版） 44 I.コンプ（英語版） 45 S.ラックマン（英語版） 46 S.ラックマン（英語版） 47 S.ボウ 48 S.ボウ 49 J.ルージャック（英語版）
1950年代	50 B.レーン（英語版） 51 B.レーン（英語版） 52 O.グレアム 53 O.グレアム 54 N.バンブルックリン（英語版） 55 J.フィンクス（英語版） 56 T.ロート（英語版） 57 J.ユナイタス 58 B.ウェイド（英語版） 59 J.ユナイタス
1960年代	60 J.ユナイタス 61 S.ジャーゲンセン（英語版） 62 S.ジャーゲンセン（英語版） 63 J.ユナイタス 64 C.ジョンソン（英語版） 65 J.ブロディ 66 S.ジャーゲンセン（英語版） 67 S.ジャーゲンセン（英語版） 68 J.ブロディ 69 S.ジャーゲンセン（英語版）
1970年代	70 J.ブロディ 71 J.ヘイドル（英語版） 72 J.ネイマス 73 R.ゲブリエル（英語版） 74 K.アンダーソン 75 K.アンダーソン 76 B.ジョーンズ（英語版） 77 J.ファーガソン（英語版） 78 F.ターケントン 79 D.ファウツ
1980年代	80 D.ファウツ 81 D.ファウツ 82 D.ファウツ 83 L.ディッキー（英語版） 84 D.マリーノ 85 D.マリーノ 86 D.マリーノ 87 N.ロマックス（英語版） 88 D.マリーノ 89 D.マコウスキー（英語版）
1990年代	90 W.ムーン 91 W.ムーン 92 D.マリーノ 93 J.エルウェイ 94 D.ブレッドソー 95 B.ファーヴ 96 M.ブルネル（英語版） 97 J.ジョージ（英語版） 98 B.ファーヴ 99 S.バーライン（英語版）
2000年代	00 P.マニング 01 K.ワーナー 02 R.ギャノン 03 P.マニング 04 D.カルペッパー（英語版） 05 T.ブレイディ 06 D.ブリーズ 07 T.ブレイディ 08 D.ブリーズ 09 M.ショーブ
2010年代	10 P.リバース 11 D.ブリーズ 12 D.ブリーズ 13 P.マニング 14 D.ブリーズ / B.ロスリスバーガー 15 D.ブリーズ 16 D.ブリーズ 17 T.ブレイディ 18 B.ロスリスバーガー 19 J.ウィンストン
2020年代	20 D.ワトソン 21 T.ブレイディ 22 P.マホームズ 23 T.タゴヴァイロア

表話編歴 NFLパサーレイティング1位（英語版）
1930年代	36 A.ハーバー（英語版） 37 E.ダノウスキ（英語版） 38 E.ダノウスキ（英語版） 39 P.ホール（英語版）
1940年代	40 S.ボウ 41 S.ラックマン（英語版） 42 C.イスベル（英語版） 43 S.ラックマン（英語版） 44 F.フィルコック（英語版） 45 S.ボウ 46 S.ラックマン（英語版） 47 S.ボウ 48 T.トンプソン（英語版） 49 T.トンプソン（英語版）
1950年代	50 N.バンブルックリン（英語版） 51 B.ウォーターフィールド（英語版） 52 T.ロート（英語版） 53 O.グレアム 54 A.バーク（英語版） 55 O.グレアム 56 E.ブラウン（英語版） 57 T.オコネル（英語版） 58 J.ユナイタス 59 C.コナーリー（英語版）
1960年代	60 M.プラム（英語版） 61 B.ウェイド（英語版） 62 B.スター 63 Y.A.ティトル（英語版） 64 B.スター 65 J.ユナイタス 66 B.スター 67 S.ジャーゲンセン（英語版） 68 B.スター 69 B.スター
1970年代	70 J.ブロディ 71 R.ストーバック 72 E.モラル（英語版） 73 R.ストーバック 74 K.アンダーソン 75 K.アンダーソン 76 K.ステイブラー 77 Bo.グリーシー 78 R.ストーバック 79 R.ストーバック
1980年代	80 B.サイプ 81 K.アンダーソン 82 K.アンダーソン 83 S.バートコウスキー（英語版） 84 D.マリーノ 85 K.オブライエン 86 T.クレイマー（英語版） 87 J.モンタナ 88 B.アサイアソン 89 J.モンタナ
1990年代	90 J.ケリー 91 S.ヤング 92 S.ヤング 93 S.ヤング 94 S.ヤング 95 J.ハーボー 96 S.ヤング 97 S.ヤング 98 R.カニンガム（英語版） 99 K.ワーナー
2000年代	00 Br.グリーシー（英語版） 01 K.ワーナー 02 C.ペニントン（英語版） 03 S.マクネア 04 P.マニング 05 P.マニング 06 P.マニング 07 T.ブレイディ 08 P.リバース 09 D.ブリーズ
2010年代	10 T.ブレイディ 11 A.ロジャース 12 A.ロジャース 13 N.フォールズ 14 T.ロモ 15 R.ウィルソン 16 M.ライアン 17 A.スミス 18 D.ブリーズ 19 R.タネヒル
2020年代	20 A.ロジャース 21 A.ロジャース 22 T.タゴヴァイロア 23 B.パーディ