ディス・ワン

ディス・ワン
ポール・マッカートニーシングル
初出アルバム『フラワーズ・イン・ザ・ダート
リリース
規格 7インチ・シングル
12インチ・シングル
8cmCDシングル
時間
レーベル パーロフォン
キャピトル・レコード
作詞・作曲 ポール・マッカートニー
プロデュース ポール・マッカートニー
チャート最高順位
  • 18位(イギリス)
  • 94位(アメリカ)
ポール・マッカートニー シングル 年表
マイ・ブレイヴ・フェイス
(1989年)
ディス・ワン
(1989年)
フィギュア・オブ・エイト
(1989年)
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ディス・ワン(This One)は、1989年ポール・マッカートニーが発表した楽曲、及び同曲を収録したシングルである。

解説[編集]

アルバム『フラワーズ・イン・ザ・ダート』から、2番目にシングルカットされた。イギリスで18位、アメリカでは94位、日本では14位を記録している[1]

シングルジャケットには白鳥に乗ったヒンドゥー教の神・クリシュナが描かれており[2]インドを意識したような東洋風のサウンドに仕上がっている。一説では、インドに深い思い入れを持っていたビートルズのメンバーであるジョージ・ハリスンへのメッセージが込められているという。実際、間もなく始まった『ビートルズ・アンソロジー』制作を通じ、マッカートニーとハリスンは和解を果たす(ビートルズの解散問題も参照)。

また、マッカートニーは2017年のインタビューで「全くくだらない言葉遊びだよ。僕の父は言葉やクロスワードなどにとても興味を持っていたし、僕も学生時代にそうだったんだ。そしてソングライターになり、言葉遊びに興味を持つようになったんだ。だから、誰かが『これ』(This One)と言ったのを聞いて、『この白鳥』(This Swan)とも言えると思ったんだ」と語っている[3]

収録曲[編集]

7インチ・シングル[編集]

  1. "This One"
  2. "The First Stone"

12インチ・シングル、CDシングル[編集]

  1. ディス・ワン - "This One"
  2. ザ・ファースト・ストーン - "The First Stone"
  3. アイ・ウォナ・クライ - "I Wanna Cry"
  4. アイム・イン・ラヴ・アゲイン - "I'm In Love Again"

カップリング曲が"The First Stone"と"Good Sign"の2曲となっているヴァージョンの12インチ・シングルもある[4]

クレジット[編集]

脚注[編集]

  1. ^ チャートはイギリスが『ミュージック・ウィーク』、アメリカが『ビルボード』での最高位を示す。
  2. ^ 歌詞にもジャケットを彷彿とさせるシーンがある。
  3. ^ Behind the Songs: Paul McCartney Shares Intimate Memories of Recording Flowers in the Dirt”. People (2017年3月24日). 2022年4月25日閲覧。
  4. ^ Paul McCartney - This One (Vinyl) at Discogs

外部リンク[編集]