ツベタナ・ピロンコバ

ツベタナ・ピロンコバ
Tsvetana Pironkova
ツベタナ・ピロンコバ
基本情報
フルネーム Tsvetana Kirilova Pironkova
国籍  ブルガリア
出身地 同・プロヴディフ
生年月日 (1987-09-13) 1987年9月13日(36歳)
身長 180cm
体重 65kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2002年
ツアー通算 1勝
シングルス 1勝
ダブルス 0勝
生涯獲得賞金 5,321,439 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 2回戦(2006・08-12・14・15)
全仏 ベスト8(2016)
全英 ベスト4(2010)
全米 ベスト8(2020)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 2回戦(2007・09)
全仏 2回戦(2006・08)
全英 2回戦(2011・13・14)
全米 2回戦(2008)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 31位(2010年9月13日)
ダブルス 141位(2009年3月23日)
2018年10月26日現在

ツベタナ・ピロンコバTsvetana Pironkova, ブルガリア語: Цветана Кирилова Пиронкова, 1987年9月13日 - )は、ブルガリアプロヴディフ出身の女子プロテニス選手。2010年ウィンブルドン女子シングルスでベスト4に入った選手である。これまでにWTAツアーでシングルス1勝を挙げている。身長180cm、体重65kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。自己最高ランキングはシングルス31位、ダブルス141位。

来歴[編集]

カヌー選手の父と水泳選手の母の間に生まれたピロンコバは、1歳[1]のころからテニスを始め2002年15歳でプロに転向する。2006年全豪オープンで4大大会に初出場、1回戦で第10シードのビーナス・ウィリアムズに 2-6, 6-0, 9-7 で勝利したものの、2回戦進出が最高の成績と目立った選手ではなかった。

2010年のウィンブルドンではピロンコバはノーシードから快進撃を続け、準々決勝で過去5回優勝している第2シードのビーナス・ウィリアムズに 6-3, 6-3 でストレート勝ちして、ベスト4に進出した。ブルガリア女子のベスト4進出は史上初の快挙であった。準決勝ではベラ・ズボナレワに 6-3, 3-6, 2-6 で逆転負けしている。

2011年のウィンブルドンでは3回戦で前年に敗れた第2シードのベラ・ズボナレワを 6-2, 6-3 、4回戦ではビーナス・ウィリアムズを 6-2, 6-3 で破り2年連続でベスト8に進出した。準々決勝では優勝したペトラ・クビトバに 3-6, 7-6(5), 2-6 で敗れ2年連続のベスト4進出は逃した。

2012年のロンドン五輪で2度目のオリンピックに出場した。シングルス1回戦でスロバキアドミニカ・チブルコバに 7-6, 6-2 で勝利し2回戦でイタリアフラビア・ペンネッタに 5-7, 1-6 で敗れた。全米オープンではノーシードから4回戦に進出しアナ・イバノビッチに 0-6, 4-6 で敗れた。

2014年1月のシドニー国際は予選から勝ち上がり初めてツアー決勝に進出した。決勝でアンゲリク・ケルバーを 6-4, 6-4 で破りツアー初優勝を果たした。

2016年全仏オープンでは4回戦で第2シードのアグニエシュカ・ラドワンスカを 2-6, 6-3, 6-3 で破る殊勲を挙げベスト8に進出した。準々決勝でサマンサ・ストーサーに 4-6, 6-7 (6) で敗れた。リオ五輪で3大会連続のオリンピックに出場した。シングルス1回戦でラウラ・シグムントに 6-1, 4-6, 2-6 で敗れた。

ピロンコバは2016年7月にブルガリアの元サッカー選手ミハイル・ミルチェフ(Mihail Mirchev)と結婚している。2017年ウィンブルドン選手権を最後に公式戦出場から遠ざかっている。2018年4月に第1子の長男を出産している。

WTAツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 1回 (1勝0敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
プレミア・マンダトリー (0–0)
プレミア5 (0-0)
WTAエリート・トロフィー (0-0)
プレミア (1–0)
インターナショナル (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2014年1月10日 オーストラリアの旗 シドニー ハード ドイツの旗 アンゲリク・ケルバー 6-4, 6-4

4大大会シングルス成績[編集]

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 通算成績
全豪オープン A 2R 1R 2R 2R 2R 2R 2R 1R 2R 2R 1R 1R 8–12
全仏オープン A 2R 1R 2R 1R 1R 2R 2R 1R 2R 3R QF 2R 12–12
ウィンブルドン LQ 2R 1R 1R 1R SF QF 2R 4R 1R 1R 1R 2R 15-12
全米オープン LQ 1R 2R 1R 1R 2R 2R 4R 1R 2R 1R 2R A 8-11

脚注[編集]

外部リンク[編集]