チキンマックナゲット

チキンマックナゲット（英: Chicken McNuggets）は、ファーストフードチェーンのマクドナルドが販売しているチキン・ナゲットである。

歴史[編集]

ルクセンブルク出身^[1]のアメリカ人で当時のマクドナルド製品開発エグゼクティブシェフ^[2]のRene Arend（ルネ・アレン）^{[注 1]}が、日本の天ぷらを参考に「TEMPURA」粉を開発し、ナゲットに用いた^{[* 1][* 2]}。それは1979年のことだったが、大量生産の体制が整わず^[3]、1983年になってアメリカでチキンマックナゲットが発売された。

日本マクドナルドでは、翌1984年の2月（当初の名称はマックチキンナゲットで朝11時からの販売）に全国発売開始^{[* 3]}となった。同年の日経ヒット商品番付にもランクイン^{[* 4]}。人気を誇るサイドメニューで、日本での2011年の販売数は7億ピース（5ピース入り1億4,000万セット）以上だったという^[4]。また、1988年6月にはマックフライポテトとを組合せた「ナゲッポ」も期間限定販売された^{[* 3]}。鶏のムネ肉とモモ肉、少量の鶏皮と調味料、衣にはミックス粉と前述の「TEMPURA」粉が用いられている^{[* 1][* 2]}。

ナゲットのピースの形（製造工場の型抜きの関係）は、Boot（ブーツ）・Ball（ボール）・Bell（ベル）・Bone（ボーン）^{[注 2]}の4種類が存在し、ランダムに入っている^{[* 1][5][6]}。

マクドナルドのナゲット商品には他に、1970年代の「オニオン・ナゲット」^[7]、2014年の日本での期間限定販売「豆腐しんじょナゲット」（しょうがソース）^[8]などがある。

販売単位[編集]

以下は、2014年10月現在の情報。

• 日本 - 5ピース入りと、2012年から発売された15ピース入りの「2通り」^[4]。なお、1980年代には9個入りとファミリーパック16個入り^{[注 3]}も販売されていた時期^{[注 4]}があった。

• インド - 6ピース、9ピース、20ピースの「3通り」^{[* 5]}。

• 中国 - 4块、5块、10块の「3通り」^{[* 6]}。

• 台湾 - 4塊、6塊、9塊、20塊の「4通り」^{[* 7]}。

• アメリカ - 4ピース、6ピース、10ピース、20ピース、40ピースの「5通り」^{[* 8]}。これらの組合せにより、4, 6, 8…と、2の倍数単位での購入が可能となっている。

ナゲットソース[編集]

購入時には、ナゲットソース（本体価格に込み）が付いてくる。ナゲットの表面の衣が凹凸状なのは、ソースを絡めやすくするために油で揚げる際に落下させ作っているという^{[* 1][* 2]}。

アメリカでは、「Creamy Ranch Sauce」「Sweet 'N Sour Sauce」「Hot Habanero Sauce †」「Honey」「Honey Mustard Sauce」「Tangy Barbeque Sauce」「Spicy Buffalo Sauce」が確認できる（2014年現在）^{[* 8]}。

日本

通常は、1984年当時から「バーベキューソース」（トマトペーストにミックススパイスと赤ワインビネガーをブレンド^{[* 9]}）と「マスタードソース」（フレンチマスタードとドレッシングをブレンド^{[* 9]}）の2種類^[9]。

1980年代には「スイート＆サワーソース（純情甘口）」と「ルイジアナホットソース（熱情辛口）」も加わった時期があった。

当初は平たい小袋から搾り出す形式だったが、蓋をはがして（そのまま）器としても使えるタイプに移行した（本体のパッケージもスチロール製から紙製に変わった）。例として以下のような期間限定（季節限定）バージョンも多数登場した。

• 「梅」（いまだけソース） 1985年
• 「甘酢ソース（酸甜醤）」と「胡麻ソース（香麻醤）」 1986年冬 - ハウワンペイ（幸運餅）との連動
• 「サワークリームオニオンソース」 2010年12月
• 「クリーミーランチソース」 2012年1月
• 「スパイシーバッファローソース」 2012年2月
• 「スイートアンドサワーソース（再）」 2012年3月
• 「バジルマヨソース」 2012年7月
• 「レッドカレーソース」 2012年8月
• 「サワークリームオニオンソース（再）」 2013年1月
• 「クリーミーランチソース（再）」 2013年2月
• 「梅ソース」 2013年3月
• 「わさび風味ソース」「てりやきマヨソース」 2013年5月
• 「フルーツカレーソース」 2013年6月
• 「タルタルソース」 2013年8月
• 「トマト＆ハーブソース」 2014年4月
• 「バジル＆チーズソース」と「ジャーマンカレーソース」 2014年5月
• 「東京レモンバジルマヨソース」と「大阪お好みマヨソース」 2017年8月
• 「贅沢チーズフォンデュソース」と「夢のオマールエビソース」 2017年12月
• 「レモンタルタルソース」と「アラビアータソース」2020年7月^[10]
• 「にんにく醤油マヨソース」と「燻製風チーズソース」2022年1月^[11]
• 「レモンペッパーソース」と「トマト&ハラペーニョソース」2022年4月^[12]
• 「紅ズワイガニのグラタン風ソース」と「ガーリックバターステーキソース」2022年12月

脚注[編集]

注釈

出典（一般）

出典（各国のマクドナルド公式*）

外部リンク[編集]

ウィキメディア・コモンズには、チキンマックナゲットに関連するカテゴリがあります。

• マクドナルド食材紀行（チキンマックナゲット篇） - 日本マクドナルド「食の安心ひろば」
• 日本マクドナルド（McDonald's Japan）メニュー情報
  • チキンマックナゲット 5ピース
  • チキンマックナゲット 15ピース
  • バーベキューソース
  • マスタードソース

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表 話 編 歴 マクドナルド
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商品	ビーフ ビッグマック ビッグンティスティー（英語版） キーウィバーガー（英語版） メガマック クォーターパウンダー デラックスライン（英語版） アーチデラックス（英語版） チキン チキンマックナゲット チキンタツタ マックチキン（英語版） その他 フィレオフィッシュ マックグリドル マックマフィン マックリブ（英語版） プレミアムライン（英語版） デリ・チョイス（英語版） マックフライポテト マックシェイク つめたいごちそうシリーズ ハッピーセット グラコロ グリマスシェイク（英語版）
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批判	『ファストフードが世界を食いつくす』（映画） マクドナルド化 マックジョブ マクドナルド難民 『McDonald's Video Game（英語版）』 『マックライブル（英語版）』 『スーパーサイズ・ミー』
訴訟	リーベック vs マクドナルド マクドナルド vs モリス&スティール（英語版）
その他	マックデリバリー マック語（英語版） ビッグマック指数 サン・イシドロ・マクドナルド銃乱射事件 『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』 Seriously McDonalds 都市伝説
売上高 246億2200万USドル (2016年) · 社員数 375,000人 (2016年) · ストックシンボル NYSE: MCD · ウェブサイト www.mcdonalds.com（英語） カテゴリ