ダニエル・ウィンクラー (野球)

ダン・ウィンクラー
Dan Winkler
シカゴ・ホワイトソックス(マイナー)
アトランタ・ブレーブス時代
(2018年9月18日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 イリノイ州エフィンガム郡エフィンガム英語版
生年月日 (1990-02-02) 1990年2月2日(34歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 MLBドラフト20巡目
初出場 2015年9月21日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ダニエル・アレン・ウィンクラーDaniel Allen Winkler, 1990年2月2日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州エフィンガム郡エフィンガム英語版出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBシカゴ・ホワイトソックス傘下所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

2010年MLBドラフト43巡目(全体1300位)でシカゴ・カブスから指名されたが、セントラルフロリダ大学へ編入した。

プロ入りとロッキーズ傘下時代[編集]

2011年MLBドラフト20巡目(全体618位)でコロラド・ロッキーズから指名され、6月19日に契約。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級キャスパー・ゴースツでプロデビュー。12試合に先発登板して4勝3敗、防御率3.92、65奪三振を記録した。

2012年はA級アッシュビル・ツーリスツでプレーし、25試合に先発登板して11勝10敗・防御率4.46、136奪三振を記録した。

2013年はA+級モデスト・ナッツで開幕を迎え、22試合に先発登板。12勝5敗、防御率2.97、152奪三振の好成績を残し、6月にカリフォルニアリーグのオールスターゲームに選出された[1]。8月にAA級タルサ・ドリラーズへ昇格。AA級タルサでは5試合に先発登板して1勝2敗、防御率3.04、23奪三振を記録した。

2014年はAA級タルサでプレーし、12試合に先発登板して5勝2敗、防御率1.41、71奪三振を記録した。6月にはテキサスリーグのオールスターゲームに選出された[2]

ブレーブス時代[編集]

2014年12月に行われたルール・ファイブ・ドラフトアトランタ・ブレーブスから指名され、移籍した[3]

2015年は前年に受けたトミー・ジョン手術のリハビリのため、開幕から故障者リストで過ごしていた。9月10日に故障者リストから外れ[4]、21日のニューヨーク・メッツ戦でメジャーデビュー。この試合を含めて2試合に登板し、防御率・奪三振率ともに10.80を記録した。

2016年、メジャーでは3試合に登板して2.1イニングで無安打、4奪三振と好投するが、4月10日の試合で投球の際に右肘を骨折する大怪我を負い、残りのシーズンを棒に振った[5]

前年の肘の大怪我から2017年8月にようやく復帰し、同年は16試合に登板して1勝1敗、防御率2.51、18奪三振を記録した。

2018年は大きな故障なくシーズンを終え、69試合に登板して4勝0敗2セーブ、防御率3.43、69奪三振と安定した成績を残した。

ジャイアンツ傘下時代[編集]

2019年7月31日にマーク・マランソンとのトレードで、トリスタン・ベック英語版と共にサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍した[6]。翌日の8月1日にDFAとなり[7]、3日にマイナー契約で傘下のAAA級サクラメント・リバーキャッツへ配属された。9月30日にFAとなった[8]

カブス時代[編集]

2019年12月6日にシカゴ・カブスと1年契約を結んだ[9]。2020年は60試合制の短縮シーズンの中18試合に登板して防御率2.95、WHIP1.20とまずまずの成績を残す。翌2021年もカブスで47試合に登板するが、防御率5.22、WHIP1.56と結果を残せず8月17日に40人枠を外され、8月20日に放出された。

レンジャース傘下時代[編集]

2022年3月16日、テキサス・レンジャースとマイナー契約。しかしメジャーに昇格できぬまま6月1日に放出された。

ホワイトソックス傘下時代[編集]

2022年6月16日、シカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2015 ATL 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 8 1.2 2 2 1 0 0 2 0 0 2 2 10.80 1.80
2016 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 8 2.1 0 0 1 0 0 4 0 0 0 0 0.00 0.43
2017 16 0 0 0 0 1 1 0 4 .500 53 14.1 7 1 6 0 0 18 0 0 4 4 2.51 0.91
2018 69 0 0 0 0 4 0 2 23 1.000 255 60.1 52 3 20 1 5 69 2 0 27 23 3.43 1.19
2019 27 0 0 0 0 3 1 0 6 .750 93 21.2 18 5 11 0 1 22 1 0 14 12 4.98 1.34
2020 CHC 18 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 76 18.1 11 3 11 0 1 18 0 1 7 6 2.95 1.20
2021 47 0 0 0 0 1 3 0 6 .250 190 39.2 32 5 30 1 9 40 3 0 24 23 5.22 1.56
MLB:7年 182 0 0 0 0 9 5 2 40 .643 683 158.1 122 19 80 2 16 173 6 1 78 70 3.98 1.28
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手(P)












2015 ATL 2 1 0 0 0 1.000
2016 3 0 0 0 0 ----
2017 16 0 2 0 0 1.000
2018 69 0 7 1 1 .875
2019 27 0 1 0 0 1.000
2020 CHC 18 0 2 0 0 1.000
MLB 135 1 12 1 1 .929
  • 2020年度シーズン終了時

記録[編集]

MiLB

背番号[編集]

  • 70(2015年)
  • 58(2016年、2018年 - 2019年)
  • 63(2017年)
  • 43(2020年 - 2021年)

脚注[編集]

  1. ^ Sam Dykstra (June7, 2013). “Blash, Lamb highlight Cal All-Stars”. MiLB.com. 2015年1月3日閲覧。
  2. ^ Sam Dykstra (2014年6月9日). “Tulsa pitching trio heads Texas All-Stars”. MiLB.com. 2015年1月3日閲覧。
  3. ^ Mark Bowman (2014年12月12日). “With eye on future, Braves take Winkler in Rule 5 Draft”. MLB.com. 2015年1月3日閲覧。
  4. ^ Bowman, Mark (2015年9月11日). “Rule 5 selectee Winkler throws live BP”. MLB.com. http://m.mlb.com/news/article/148760066/daniel-winkler-throws-live-batting-practice 2015年9月22日閲覧。 
  5. ^ Kyle Ringo (2016年4月12日). “Atlanta pitcher Dan Winkler's elbow injury puts career in jeopardy” (英語). YAHOO! Sports. 2016年12月4日閲覧。
  6. ^ Mark Bowman (2019年7月31日). “Braves bolster bullpen with Greene, Melancon” (英語). MLB.com. 2019年8月5日閲覧。
  7. ^ Steve Adams (2019年8月1日). “Giants Designate Dan Winkler For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年8月5日閲覧。
  8. ^ MLB公式プロフィール参照。2019年12月7日閲覧。
  9. ^ Jordan Bastian (2019年12月6日). “Cubs, righty Winkler have 1-year deal” (英語). MLB.com. 2019年12月7日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]