ダイハツ・ニューライン

ニューラインNEWLINE)はダイハツ工業が生産していた小型貨物車である。

軽貨物車については、ダイハツ・ハイゼットおよびダイハツ・ミラバンを参照。

概要[編集]

1963年1月にハイゼットの小型登録車版として発売された。元となったハイゼットに対し、荷台長とホイールベースを大幅に延長しているのが特徴であった。

歴史[編集]

初代(1962年-1966年 L50型系)[編集]

ダイハツ・ニューライン(初代)
概要
販売期間 1962年11月 – 1966年1月
ボディ
乗車定員 2人(トラック)
2/4人(バン)
ボディタイプ ピックアップトラック
2ドアボンネットバン
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン FC型 直4 797cc 41ps
変速機 3MT
前:ダブルウィッシュボーン
後:リジッドアクスル+リーフスプリング
前:ダブルウィッシュボーン
後:リジッドアクスル+リーフスプリング
車両寸法
全長 3,500mm
全幅 1,300mm
系譜
後継 トラック:
ニューラインキャブ/
コンパーノトラック
バン:
コンパーノバンに統合
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1962年11月
発売開始。型式はトラックが「L50P」、バンが「L50V」。本来はコンパーノ用に開発された水冷4サイクル4気筒・800cc・41馬力のOHVエンジン(FC型)を当車に先行搭載している。最大積載量は500kg。最高速度は95km/h(トラック)。
1963年11月
マイナーチェンジ。フロント周辺のデザインを大幅にフェイスリフト。コンパーノ(前期型)にやや酷似したフロントフェイスとなる。
1966年1月
販売終了。

2代目(1966年-1971年 S50P型系)[編集]

ダイハツ・ニューラインキャブ(2代目)
概要
販売期間 1966年2月 – 1971年3月
ボディ
乗車定員 2人
ボディタイプ キャブオーバートラック
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン FC型 直4 797cc 41ps
変速機 4MT
前:ダブルウィッシュボーン
後:リジッドアクスル+リーフスプリング
前:ダブルウィッシュボーン
後:リジッドアクスル+リーフスプリング
車両寸法
全長 3,500mm
全幅 1,300mm
その他
系譜
先代 ニューライントラック
後継 デルタ750
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1966年2月
フルモデルチェンジ。キャブオーバータイプに変更。名称はニューラインキャブとなり、ボディタイプはトラックのみとなる。
先代同様、水冷4サイクル・4気筒・800cc・41馬力のOHVエンジン(FC型)を搭載し、最大積載量は500kgと据え置かれている。
ちなみに、3方開きと一方開きで荷台高さが異なる。3方開きは平床で、一方開きは低床を採用しリアタイヤ部分が一段高い形状だった。
1968年3月
ベースとなったハイゼットキャブがフルモデルチェンジで新型に移行したものの、ニューラインキャブは後述するデルタ750(セブンハーフ)が投入されるまで継続生産(1970年12月まで)となった。
1971年3月
デルタ750の登場に伴い販売終了。

関連項目[編集]