タフト (音楽)

典型的なタフト合奏団の古写真。左からダラブッカ、リック、カーヌーン、ヴァイオリン(西洋楽器)、ウード、ナーイ、チェロ(西洋楽器)。1908年撮影。, イラク

タフトあるいはタハトアラビア語: تخت‎, ラテン文字転写: takht)は、東アラブ圏でみられる伝統楽器からなる小編成の合奏団[1]ウードカーヌーンカマンジャナーイリックダラブッカなどの伝統楽器からなる[1]。歌謡伴奏形態としては1930年代ごろに、西洋風の大規模なアンサンブルにとってかわられ、衰えていった[1]。なお「タフト」の文字通りの意味は、2人以上が座れるような大きめの椅子やソファーなどである[2]

出典[編集]

  1. ^ a b c 水野信男「バルトークはアラブ音楽会議で何を聞いたか」『アラブの音文化 グローバル・コミュニケーションへのいざない』スタイルノート、2010年、29-30頁。ISBN 9784903238418 
  2. ^ "sarīr and takht". The Encyclopaedia of Islam, New Edition. Leiden: E. J. Brill. 1960–2005. p. 492.

関連項目[編集]